神奈川大は1月3日の復路終了後、監督・駅伝監督としてチームを指揮した大後栄治氏の駅伝監督退任と、1月4日付で中野剛ヘッドコーチが駅伝監督に昇格することを発表した。
大後氏は、日体大大学院を修了した1989年に神奈川大コーチに就任。長く箱根駅伝出場が途絶えていたチームの再建にあたると、2年後に18年ぶりの出場を果たす。
その後、豊富な練習量を背景に学生駅伝界で躍進を遂げる。1996年には優勝候補に挙げられながら4区途中棄権の憂き目を見たが、翌年の第73回大会で史上初となる予選会からの総合優勝を果たした。翌年には往路、復路ともに制す完全優勝で2連覇を飾っている。
その後、苦戦が続く時期もあったが、2017年には後にマラソンで日本記録(2時間4分56秒)を樹立する鈴木健吾(現・富士通)を擁し、12年ぶりシード獲得となる5位を占めた。
大後監督は「駅伝チーム育成・強化を次の世代にお渡しすることに致しました。これまで、本学の門徒を叩いた在学生、卒業生、その父母、高等学校恩師の方々、また本学教職員、陸上競技部OB、宮陵会、後援会、そして、神大駅伝チームのファンの皆様には大変お世話になりました」とコメントした。監督の立場については未定だという。
後を引き継ぐ中野ヘッドコーチは、2連覇の黄金期へとつながる時代を牽引。箱根駅伝位は1993年~95年の3度(6区、1区、2区)出場している。
卒業後は佐川急便(現・SGホールディングス)で活躍し、08年に同監督就任。21年からは神奈川大コーチ、23年に同ヘッドコーチに就任していた。
中野氏は「恩師、大後先生の後任ということでその重責を強く感じておりますが、学生と共に夢を追いかけるチャンスをいただけた事に感謝いたします。本学建学の精神の一つでもある『積極進取』を胸に、神奈川大学駅伝チームの勇健をこの横浜から発信していきたい」と抱負を述べた。
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