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2023.11.21

やり投・北口榛花が日本陸連アスリート・オブ・ザ・イヤーに決定!女子投てき初の快挙!
やり投・北口榛花が日本陸連アスリート・オブ・ザ・イヤーに決定!女子投てき初の快挙!

ブダペスト世界選手権で金メダルを獲得し、“世界一”の笑顔を見せた北口榛花

日本陸連アスレティックス・アワード2023各賞受賞者をチェック

●アスリート・オブ・ザ・イヤー
北口榛花(JAL)
ブダペスト2023世界選手権の女子やり投で、フィールド種目の日本女子選手として初の金メダルを獲得。ダイヤモンドリーグでは3勝を挙げ、ファイナルでも日本選手初の優勝を果たすなど、目覚ましい活躍を見せた。拠点とするチェコの言語を習得してコーチや現地メディアとも流ちょうにコミュニケーションを取るなど、競技成績以外の努力や言動も注目され、日本の陸上選手に対する社会的評価も高めた。

●優秀選手賞
川野将虎(旭化成)
ブダペスト2023世界選手権の男子35km競歩で銅メダルを獲得。オレゴン2022世界選手権の銀メダルに続く好成績を残し、近年は世界の有力国として君臨する日本の競歩勢の強さを世界に強くアピールした。
泉谷駿介(住友電工)
ブダペスト2023世界選手権の男子110mハードルで、この種目の日本選手として初めて決勝に進出し5位入賞。ダイヤモンドリーグにおいても、ローザンヌ大会で優勝、ファイナル4位の成績を残すなど世界トップレベルの存在へと飛躍し、活況を呈している日本のハードル勢を力強くけん引した。
・サニブラウン アブデルハキーム(東レ)
ブダペスト2023世界選手権の男子100mで6位入賞。世界各国の選手層が極めて厚く激戦の男子100mで、オレゴン2022世界選手権7位に続く2大会連続の決勝進出と入賞を果たした偉業は、世界的にも高い評価を受けた。
三浦龍司(順大)
ブダペスト2023世界選手権の男子3000m障害物で6位入賞。ダイヤモンドリーグにおいても入賞を重ね、ファイナルでも5位に入るなど、安定した実績を残し、日本選手がトラック長距離種目でも世界に通用することを印象づけた。
田中希実(New Balance)
女子5000mにおいてブダペスト2023世界選手権8位入賞。また、昨年までの従来の日本記録を23秒余りも引き上げた。ダイヤモンドリーグや世界ロードランニング選手権大会でも入賞。さらに、数多くの種目やレースに出場するなど、独自のスタイルによる果敢な挑戦がファンの関心を大きく引き寄せた。

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●新人賞
〔東京運動記者クラブ選出〕
村竹ラシッド(順大)
9月の日本インカレ男子110mハードルで日本タイ記録の13秒04をマーク。今春に左脚肉離れに見舞われた苦難を乗り越え、さらなる進化を見せた。ブダペスト2023世界選手権5位入賞の泉谷駿介選手に並ぶ好記録で、来季以降の飛躍を予感させた。
鈴木優花(第一生命グループ)
マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)では冷静なレース運びを見せ、終盤で一気に先頭に立って優勝。パリ五輪代表に内定した。マラソン3レース目ながら勝負強い走りが持ち味。初出場となるパリ2024オリンピックでの活躍に期待が懸かる。
〔日本陸連選出〕
・宮尾真仁(東洋大)
醴泉2023U20アジア陸上競技選手権の男子三段跳でU20日本記録を樹立し金メダルを獲得。その記録は今年のU20年代で世界5位に相当し、将来のさらなる活躍が期待される。
瀧野未来(京都橘高3)
女子400mハードルにおいて、醴泉2023U20アジア陸上競技選手権で金メダルを獲得。その後、U20日本記録も樹立した。日本国内の大会でも個人種目、リレー種目ともに多くの優勝を果たすなど、U20年代の女子競技者の中でも顕著な活躍を見せ、今後一層の飛躍が期待される。

●特別賞
FUNG WangTak(ふん・わんたく/IRWJ:国際競歩審判員)
コロナ禍で海外からの審判員の招聘が難しかった2021年4月に、石川県輪島市で開催した大会に来日し国際競歩審判員として従事。渡航に伴う待機期間中もオンラインで本業の勤務を行うなど厳しい環境もいとわず受け入れて、この大会の記録が東京2020オリンピック参加資格対象条件を満たすことに貢献し、日本選手を同オリンピックでの活躍へと導く影の立役者となった。その他にも日本で開催する数多くの大会で国際競歩審判員として活躍し、長きにわたって日本の競歩界に貢献している。

日本陸連は11月21日、日本陸連アスレティックス・アワード2023の受賞者を発表し、最優秀選手に当たる「アスリート・オブ・ザ・イヤー」に女子やり投の北口榛花(JAL)が選ばれた。女子投てき種目で初の快挙。投てき種目においても男子ハンマー投の室伏広治(12年)以来、11年ぶりとなる。 北口は今年のブダペスト世界選手権で女子トラック&フィールド種目初の金メダルを獲得。ダイヤモンドリーグ(DL)ファイナルも日本人初優勝を成し遂げた。シーズン通して2度の日本記録(67m04、67m38)を樹立。今季の世界リストトップに立っている。世界陸連(WA)のアスリート・オブ・ザ・イヤーにノミネートするなど、世界トップアスリートの仲間入りを果たした。 優秀選手賞にはブダペスト世界選手権男子35km競歩で銅メダルを獲得した川野将虎(旭化成)、男子110mハードルの泉谷駿介(住友電工)、男子100mのサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)、男子3000m障害の三浦龍司(順大)、女子中長距離の田中希実(New Balance)が選出。新人賞には、東京運動記者クラブ選出が男子は110mハードルの村竹ラシッド(順大)、女子はマラソンの鈴木優花(第一生命グループ)がそれぞれ選ばれた。日本陸連選出は男子三段跳の宮尾真仁(東洋大)、女子400mハードルの瀧野未来(京都橘高)が受賞した。 2007年にスタートした日本陸連アスレティックス・アワードは当該年に活躍した競技者などを称える表彰式で、今年は12月20日に年間表彰セレモニーを開催。セレモニーでは2023日本グランプリシリーズのシリーズチャンピオンの表彰と、ブダペスト世界選手権入賞・アジア大会金メダリストへの報奨金の授与も行われる。

日本陸連アスレティックス・アワード2023各賞受賞者をチェック

●アスリート・オブ・ザ・イヤー 北口榛花(JAL) ブダペスト2023世界選手権の女子やり投で、フィールド種目の日本女子選手として初の金メダルを獲得。ダイヤモンドリーグでは3勝を挙げ、ファイナルでも日本選手初の優勝を果たすなど、目覚ましい活躍を見せた。拠点とするチェコの言語を習得してコーチや現地メディアとも流ちょうにコミュニケーションを取るなど、競技成績以外の努力や言動も注目され、日本の陸上選手に対する社会的評価も高めた。 ●優秀選手賞 ・川野将虎(旭化成) ブダペスト2023世界選手権の男子35km競歩で銅メダルを獲得。オレゴン2022世界選手権の銀メダルに続く好成績を残し、近年は世界の有力国として君臨する日本の競歩勢の強さを世界に強くアピールした。 ・泉谷駿介(住友電工) ブダペスト2023世界選手権の男子110mハードルで、この種目の日本選手として初めて決勝に進出し5位入賞。ダイヤモンドリーグにおいても、ローザンヌ大会で優勝、ファイナル4位の成績を残すなど世界トップレベルの存在へと飛躍し、活況を呈している日本のハードル勢を力強くけん引した。 ・サニブラウン アブデルハキーム(東レ) ブダペスト2023世界選手権の男子100mで6位入賞。世界各国の選手層が極めて厚く激戦の男子100mで、オレゴン2022世界選手権7位に続く2大会連続の決勝進出と入賞を果たした偉業は、世界的にも高い評価を受けた。 ・三浦龍司(順大) ブダペスト2023世界選手権の男子3000m障害物で6位入賞。ダイヤモンドリーグにおいても入賞を重ね、ファイナルでも5位に入るなど、安定した実績を残し、日本選手がトラック長距離種目でも世界に通用することを印象づけた。 ・田中希実(New Balance) 女子5000mにおいてブダペスト2023世界選手権8位入賞。また、昨年までの従来の日本記録を23秒余りも引き上げた。ダイヤモンドリーグや世界ロードランニング選手権大会でも入賞。さらに、数多くの種目やレースに出場するなど、独自のスタイルによる果敢な挑戦がファンの関心を大きく引き寄せた。 ●新人賞 〔東京運動記者クラブ選出〕 ・村竹ラシッド(順大) 9月の日本インカレ男子110mハードルで日本タイ記録の13秒04をマーク。今春に左脚肉離れに見舞われた苦難を乗り越え、さらなる進化を見せた。ブダペスト2023世界選手権5位入賞の泉谷駿介選手に並ぶ好記録で、来季以降の飛躍を予感させた。 ・鈴木優花(第一生命グループ) マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)では冷静なレース運びを見せ、終盤で一気に先頭に立って優勝。パリ五輪代表に内定した。マラソン3レース目ながら勝負強い走りが持ち味。初出場となるパリ2024オリンピックでの活躍に期待が懸かる。 〔日本陸連選出〕 ・宮尾真仁(東洋大) 醴泉2023U20アジア陸上競技選手権の男子三段跳でU20日本記録を樹立し金メダルを獲得。その記録は今年のU20年代で世界5位に相当し、将来のさらなる活躍が期待される。 ・瀧野未来(京都橘高3) 女子400mハードルにおいて、醴泉2023U20アジア陸上競技選手権で金メダルを獲得。その後、U20日本記録も樹立した。日本国内の大会でも個人種目、リレー種目ともに多くの優勝を果たすなど、U20年代の女子競技者の中でも顕著な活躍を見せ、今後一層の飛躍が期待される。 ●特別賞 FUNG WangTak(ふん・わんたく/IRWJ:国際競歩審判員) コロナ禍で海外からの審判員の招聘が難しかった2021年4月に、石川県輪島市で開催した大会に来日し国際競歩審判員として従事。渡航に伴う待機期間中もオンラインで本業の勤務を行うなど厳しい環境もいとわず受け入れて、この大会の記録が東京2020オリンピック参加資格対象条件を満たすことに貢献し、日本選手を同オリンピックでの活躍へと導く影の立役者となった。その他にも日本で開催する数多くの大会で国際競歩審判員として活躍し、長きにわたって日本の競歩界に貢献している。

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