HOME 国内

2023.10.21

田中希実1000m「タイムより勝負」で連覇達成!シーズン締めくくりオフは「気の向くままに」賞金100万円は自身のプロジェクト費用に/MDC
田中希実1000m「タイムより勝負」で連覇達成!シーズン締めくくりオフは「気の向くままに」賞金100万円は自身のプロジェクト費用に/MDC

レース後ファンと触れ合う田中希実

◇Middle Distance Circuit(10月20、21日/東京・駒沢陸上競技場)2日目

日本グランプリシリーズG3のMiddle Distance Circuitの2日目に行われたGP女子1000mで田中希実(New Balance)が2分39秒49で連覇を達成し、優勝賞金100万円を手にした。

前日の800mの際に右膝に違和感もあったと話していたが、リカバリーして「いい感じに筋肉がほぐれてぶり返さなかった」と出場を決めた。1000mについては「タイムより勝つことが大事。疲労もあって身体も思うように動かなかったですが、その中でも勝てたのが収穫」。木村友香(積水化学)が追いすがったが、しっかり抑えて逃げ切った。

広告の下にコンテンツが続きます

「ラスト500mから仕掛けましたが、そこからさらに200mでスパートができないと世界では通用しない。そこは最後までこだわり抜く姿勢を見せたかった。苦しさに負けずに走り切れました」

賞金100万円の使い道を聞かれ、自身が立ち上げた次世代向けのプロジェクト「NON STOP PROJECT」の来季以降の活動資金に充てたいと話す。これで今季はラストレースとなり、「11月いっぱいは休養に充てたい」。その間は「いろいろなイベントを楽しむことと、自分の気の向くままに好きなことができたり、いろんな人に会ったり、楽しむ余裕ができると思います」と笑顔を浮かべる。

その視線の先には、2024年のパリ五輪がある。「今年は世界の仲間入りを果たせたと思えたので、今シーズン残せたことを昇華させたい」と語った。

◇Middle Distance Circuit(10月20、21日/東京・駒沢陸上競技場)2日目 日本グランプリシリーズG3のMiddle Distance Circuitの2日目に行われたGP女子1000mで田中希実(New Balance)が2分39秒49で連覇を達成し、優勝賞金100万円を手にした。 前日の800mの際に右膝に違和感もあったと話していたが、リカバリーして「いい感じに筋肉がほぐれてぶり返さなかった」と出場を決めた。1000mについては「タイムより勝つことが大事。疲労もあって身体も思うように動かなかったですが、その中でも勝てたのが収穫」。木村友香(積水化学)が追いすがったが、しっかり抑えて逃げ切った。 「ラスト500mから仕掛けましたが、そこからさらに200mでスパートができないと世界では通用しない。そこは最後までこだわり抜く姿勢を見せたかった。苦しさに負けずに走り切れました」 賞金100万円の使い道を聞かれ、自身が立ち上げた次世代向けのプロジェクト「NON STOP PROJECT」の来季以降の活動資金に充てたいと話す。これで今季はラストレースとなり、「11月いっぱいは休養に充てたい」。その間は「いろいろなイベントを楽しむことと、自分の気の向くままに好きなことができたり、いろんな人に会ったり、楽しむ余裕ができると思います」と笑顔を浮かべる。 その視線の先には、2024年のパリ五輪がある。「今年は世界の仲間入りを果たせたと思えたので、今シーズン残せたことを昇華させたい」と語った。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.22

青学大・折田壮太が27分43秒92! 出雲駅伝の失敗から奮起「やるしかないと腹をくくった」/MARCH対抗戦

◇MARCH対抗戦2025(11月22日/東京・町田GIONスタジアム) 明大、青学大、立教大、中大、法大の5大学が10000mレースで争うMARCH対抗戦2025が行われ、黒田朝日(青学大)が27分37秒62で全体トッ […]

NEWS 新所属初レースの赤﨑暁「調整もレースもうまくいかず」ニューイヤー駅伝へ「エースとして」/八王子LD

2025.11.22

新所属初レースの赤﨑暁「調整もレースもうまくいかず」ニューイヤー駅伝へ「エースとして」/八王子LD

◇2025八王子ロングディスタンス(11月22日/東京・上柚木公園陸上競技場) 男子10000mに特化した八王子ロングディスタンスが行われ、パリ五輪マラソン6位の赤﨑暁(クラフティア)が出場。6組で28分57秒99を要し […]

NEWS 中大・藤田大智が食らいついて2位 大幅自己新の27分40秒50も残り200mで競り負け「最後はやっぱり勝ちたかった」/MARCH対抗戦

2025.11.22

中大・藤田大智が食らいついて2位 大幅自己新の27分40秒50も残り200mで競り負け「最後はやっぱり勝ちたかった」/MARCH対抗戦

◇MARCH対抗戦2025(11月22日/東京・町田GIONスタジアム) 明大、青学大、立教大、中大、法大の5大学が10000mレースで争うMARCH対抗戦2025が行われ、最終の4組で黒田朝日(青学大)が27分37秒6 […]

NEWS 青学大・黒田朝日が27分37秒62! 27分台5人がマーク「1ヵ月後に最高の状態で臨みたい」/MARCH対抗戦

2025.11.22

青学大・黒田朝日が27分37秒62! 27分台5人がマーク「1ヵ月後に最高の状態で臨みたい」/MARCH対抗戦

◇MARCH対抗戦2025(11月22日/東京・町田GIONスタジアム) 明大、青学大、立教大、中大、法大の5大学が10000mレースで争うMARCH対抗戦2025が行われ、最終の4組は黒田朝日(青学大)が27分37秒6 […]

NEWS 田澤廉が約2年ぶり10000m 27分31秒90「戻れるかずっと不安だった」今後はマラソン挑戦の可能性も示唆/八王子LD

2025.11.22

田澤廉が約2年ぶり10000m 27分31秒90「戻れるかずっと不安だった」今後はマラソン挑戦の可能性も示唆/八王子LD

◇2025八王子ロングディスタンス(11月22日/東京・上柚木公園陸上競技場) 男子10000mに特化した八王子ロングディスタンスが行われ、7組日本人トップ(6着)の鈴木芽吹(トヨタ自動車)が27分05秒92をマーク。塩 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top