HOME 高校

2023.10.21

ドルーリー朱瑛里がU18女子800mで自己新V!「昨年より成長できています」/U18・16大会
ドルーリー朱瑛里がU18女子800mで自己新V!「昨年より成長できています」/U18・16大会

23年U18大会女子800mを制したドルーリー朱瑛里

◇第17回U18・第57回U16陸上大会(10月20日~22日/愛媛・県総合運動公園陸上競技場)

ジュニア五輪を兼ねた第17回U18・第54回U16陸上大会の2日日が行われ、U18女子800mはドルーリー朱瑛里(津山高1岡山)が2分07秒77で制した。

広告の下にコンテンツが続きます

インターハイ3位の実績を持つ亀井咲里(東大阪大敬愛高3大阪)が序盤から引っ張る展開。400mを62秒で通過し、ドルーリーはその真後ろにピタリとつける。

レースが動いたのは残り100m。亀井とドルーリーの一騎打ちとなり、スパートをかけるもなかなかその差が縮まらない。残り15mでドルーリーがやや前に出て、そのまま差し切った。

フィニッシュタイムの2分07秒77は高1歴代8位となる自己新。「亀井選手はインターハイでも一緒に走って負けているあこがれの存在。自己新で勝ててうれしいです」と喜んだ。

ドルーリーは昨年の全中1500m、U16大会1000mを制し、今季はインターハイ1500mで田中希実(西脇工高・兵庫/現・New Balance)の持つ高1最高記録を8年ぶりに更新する高校歴代5位の4分15秒50で日本人トップの3位に入っていた。

広告の下にコンテンツが続きます

中学3年時だった昨年のこの大会はU16の1000mに出場して大会新V。出場区分や種目は違うものの、秋の全国大会で2年連続の頂点に立った。

今シーズンを振り返り、「いろいろな大会に出て、昨年よりまた1つ成長できています」とドルーリー。今後は駅伝シーズンに入るが、「持ち味であるスピードを生かしていきたい」と再びの激走を見せるつもりだ。

直前のU16女子1000mでは全中1500m覇者の黒田六花(京山中3岡山)が2分48秒49で優勝。昨年のドルーリーに続き、岡山県勢が制した。

「昨年まではドルーリーさんの後ろを常に走っていました。いつまでもあこがれていては勝てないので、いつか追いつけるように頑張ります」と、高校では尊敬する先輩との再戦を心待ちにしている様子だった。

黒田は3000m障害でインターハイ優勝の実績を持つ黒田将由さんを父に持ち、2人の兄はそれぞれ同種目で活躍する黒田朝日(青学大)、黒田然(玉野光南高3)という陸上一家だ。

◇第17回U18・第57回U16陸上大会(10月20日~22日/愛媛・県総合運動公園陸上競技場) ジュニア五輪を兼ねた第17回U18・第54回U16陸上大会の2日日が行われ、U18女子800mはドルーリー朱瑛里(津山高1岡山)が2分07秒77で制した。 インターハイ3位の実績を持つ亀井咲里(東大阪大敬愛高3大阪)が序盤から引っ張る展開。400mを62秒で通過し、ドルーリーはその真後ろにピタリとつける。 レースが動いたのは残り100m。亀井とドルーリーの一騎打ちとなり、スパートをかけるもなかなかその差が縮まらない。残り15mでドルーリーがやや前に出て、そのまま差し切った。 フィニッシュタイムの2分07秒77は高1歴代8位となる自己新。「亀井選手はインターハイでも一緒に走って負けているあこがれの存在。自己新で勝ててうれしいです」と喜んだ。 ドルーリーは昨年の全中1500m、U16大会1000mを制し、今季はインターハイ1500mで田中希実(西脇工高・兵庫/現・New Balance)の持つ高1最高記録を8年ぶりに更新する高校歴代5位の4分15秒50で日本人トップの3位に入っていた。 中学3年時だった昨年のこの大会はU16の1000mに出場して大会新V。出場区分や種目は違うものの、秋の全国大会で2年連続の頂点に立った。 今シーズンを振り返り、「いろいろな大会に出て、昨年よりまた1つ成長できています」とドルーリー。今後は駅伝シーズンに入るが、「持ち味であるスピードを生かしていきたい」と再びの激走を見せるつもりだ。 直前のU16女子1000mでは全中1500m覇者の黒田六花(京山中3岡山)が2分48秒49で優勝。昨年のドルーリーに続き、岡山県勢が制した。 「昨年まではドルーリーさんの後ろを常に走っていました。いつまでもあこがれていては勝てないので、いつか追いつけるように頑張ります」と、高校では尊敬する先輩との再戦を心待ちにしている様子だった。 黒田は3000m障害でインターハイ優勝の実績を持つ黒田将由さんを父に持ち、2人の兄はそれぞれ同種目で活躍する黒田朝日(青学大)、黒田然(玉野光南高3)という陸上一家だ。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.23

箱根駅伝Stories/3度目の山で伝説を作る早大・工藤慎作 スピードに磨き「ストロングポイントとして活躍を」

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 中学では当初卓球部を希望 「いよいよ始まるなっていうところで、純粋に […]

NEWS 箱根駅伝Stories/東京国際大・大村良紀「10区で展開を作っていく走りを」 集大成の舞台で全力を出し切る

2025.12.23

箱根駅伝Stories/東京国際大・大村良紀「10区で展開を作っていく走りを」 集大成の舞台で全力を出し切る

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 競技を続けるきっかけは消去法 「大村良紀=10区」、という構図ができ […]

NEWS 箱根駅伝Stories/自信と屈辱を経てたくましく成長した中大・岡田開成 「自分がゲームチェンジャーになろう」

2025.12.23

箱根駅伝Stories/自信と屈辱を経てたくましく成長した中大・岡田開成 「自分がゲームチェンジャーになろう」

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 武者修行で変わった“基準” 中大・岡田開成(2年)にとって第101回 […]

NEWS ニューイヤー駅伝「クマ対応」発表 桐生市内一部エリアに出没例 該当区間の中止も

2025.12.23

ニューイヤー駅伝「クマ対応」発表 桐生市内一部エリアに出没例 該当区間の中止も

一般社団法人日本実業団陸上競技連合は12月23日、第70回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)の「クマ対応」について発表した。 同大会は群馬県庁スタート・フィニッシュで、前橋市、高崎市、伊勢崎氏、太田市、桐生市をめぐ […]

NEWS 短距離の竹田一平がスズキを退社「一生の宝物」今後も競技継続 中大2年時にU20代表

2025.12.23

短距離の竹田一平がスズキを退社「一生の宝物」今後も競技継続 中大2年時にU20代表

スズキは12月末をもって男子短距離の竹田一平が退社・退団すると発表した。 竹田は埼玉県出身の28歳。不動岡高時代は走幅跳や三段跳をメインにしていたが、中大から本格的にスプリントへ。大学2年だった2016年には10秒27を […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top