HOME 国内、世界陸上、日本代表
男子4×100mRの日本は悔しい5位 サニブラウン「五輪、東京で金メダルが取れるように」/世界陸上
男子4×100mRの日本は悔しい5位 サニブラウン「五輪、東京で金メダルが取れるように」/世界陸上

男子4×100mRで5位入賞となった日本。3走の小池から4走のサニブラウンへのパスがわずかに乱れた

◇ブダペスト世界陸上(8月19日~27日/ハンガリー・ブダペスト)8日目

目指していたものに届かなかった。男子4×100mリレー決勝で、日本は37秒83で5位。1走の坂井隆一郎(大阪ガス)は「メダルを狙っていたので悔しいレース」と肩を落とした。

広告の下にコンテンツが続きます

日本にとって上位進出にもっとも重要なバトンパスが乱れた。3走・小池祐貴(住友電工)からアンカーのサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)にバトンが渡るところで距離が遠くなり、サニブラウンが後ろを振り返って受けた。

その間に米国やイタリア、ジャマイカ、英国との差が広がる。予選で出した37秒71からタイムを落とし、2019年ドーハ大会の銅メダル以来となる表彰台とはならなかった。

ただ、体調不良者が出るなどしてベストメンバーが組めず、さらにバトンパスのミスで予選失格に終わった前回のオレゴン大会と比べれば、入賞というかたちは残した。小池は「攻めたところでうまくいかないこともあって悔しい気持ちもあるけど、チームとしてピークを持ってくることはできた。それは良かったのではないかと思う」と語った。サニブラウンも「みんなやるべきことをやって臨んだ」と言う。

結果は実らず、出直しを誓う。前回の100m金メダルのカーリー(米国)や21年東京五輪100m金のジェイコブス(イタリア)、今大会100m銅メダルのヒューズ(英国)、同4位のセヴィル(ジャマイカ)と同じ2走を務めた栁田大輝(東洋大)は「まだまだ力をつけたい」と前を向いた。

広告の下にコンテンツが続きます

「この悔しい気持ちを生かして、オリンピックや東京世界陸上もあるので、次は金メダルを取れるように頑張りたい」とサニブラウン。今大会の個人種目を含めて「まだまだ満足していない。やるべきことは多い」と総括した。

◇ブダペスト世界陸上(8月19日~27日/ハンガリー・ブダペスト)8日目 目指していたものに届かなかった。男子4×100mリレー決勝で、日本は37秒83で5位。1走の坂井隆一郎(大阪ガス)は「メダルを狙っていたので悔しいレース」と肩を落とした。 日本にとって上位進出にもっとも重要なバトンパスが乱れた。3走・小池祐貴(住友電工)からアンカーのサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)にバトンが渡るところで距離が遠くなり、サニブラウンが後ろを振り返って受けた。 その間に米国やイタリア、ジャマイカ、英国との差が広がる。予選で出した37秒71からタイムを落とし、2019年ドーハ大会の銅メダル以来となる表彰台とはならなかった。 ただ、体調不良者が出るなどしてベストメンバーが組めず、さらにバトンパスのミスで予選失格に終わった前回のオレゴン大会と比べれば、入賞というかたちは残した。小池は「攻めたところでうまくいかないこともあって悔しい気持ちもあるけど、チームとしてピークを持ってくることはできた。それは良かったのではないかと思う」と語った。サニブラウンも「みんなやるべきことをやって臨んだ」と言う。 結果は実らず、出直しを誓う。前回の100m金メダルのカーリー(米国)や21年東京五輪100m金のジェイコブス(イタリア)、今大会100m銅メダルのヒューズ(英国)、同4位のセヴィル(ジャマイカ)と同じ2走を務めた栁田大輝(東洋大)は「まだまだ力をつけたい」と前を向いた。 「この悔しい気持ちを生かして、オリンピックや東京世界陸上もあるので、次は金メダルを取れるように頑張りたい」とサニブラウン。今大会の個人種目を含めて「まだまだ満足していない。やるべきことは多い」と総括した。

【動画】日本は悔しい5位!米国のライルズは3冠!男子4×100mRをチェック!

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.28

2月に名古屋アジア大会・競歩のリハーサル大会 名古屋市の特設コースで実施

愛知陸協は、26年2月21日に名古屋市で第15回愛知競歩競技会を行うと発表した。 愛知競歩競技会は、これまでパロマ瑞穂北陸上競技場や知多運動公園陸上競技場(Bフードサイエンス1969知多スタジアム)などトラックで実施され […]

NEWS 箱根駅伝Stories/人一倍練習をこなして成長した駒大・伊藤蒼唯 夏場のケガを乗り越え「身体で感覚を思い出せた」

2025.12.28

箱根駅伝Stories/人一倍練習をこなして成長した駒大・伊藤蒼唯 夏場のケガを乗り越え「身体で感覚を思い出せた」

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 トップ選手が集まる駒大で代名詞が 駒大・伊藤蒼唯(4年)の代名詞は「 […]

NEWS 箱根駅伝Stories/3連覇に挑む青学大の絶対エース・黒田朝日 「チームが勝つために最大限の走りがしたい」

2025.12.28

箱根駅伝Stories/3連覇に挑む青学大の絶対エース・黒田朝日 「チームが勝つために最大限の走りがしたい」

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 「花の2区」で2度の爆走 箱根駅伝で、黒田朝日(4年)は、「花の2区 […]

NEWS トヨタ自動車、旭化成、Hondaの「3強」が中心!第70回記念大会を制するのは?日本代表たちの激走にも注目/ニューイヤー駅伝

2025.12.28

トヨタ自動車、旭化成、Hondaの「3強」が中心!第70回記念大会を制するのは?日本代表たちの激走にも注目/ニューイヤー駅伝

◇第70回全日本実業団対抗駅伝(1月1日/群馬県庁前発着・7区間100km) 第70回の節目を迎える全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝inぐんま)は2026年1月1日、群馬県前橋市の群馬県庁を発着点とする7区間100 […]

NEWS ミュンヘン五輪ハンマー投金メダルのボンダルチュク氏が死去 引退後はセディフ、カツバーグらを指導

2025.12.28

ミュンヘン五輪ハンマー投金メダルのボンダルチュク氏が死去 引退後はセディフ、カツバーグらを指導

男子ハンマー投のA.ボンダルチュク氏(ソ連/ウクライナ)が亡くなった。85歳だった。 ボンダルチュク氏は1972年のミュンヘン五輪の金メダリスト。1969年に当時の世界記録75m48を投げ、史上初めて75m台を記録した選 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top