◇ブダペスト世界陸上(8月19日~27日/ハンガリー・ブダペスト)8日目
ブダペスト世界陸上8日目が行われ、4×100mリレーは男女ともに米国が優勝を飾った。
先に行われた男子は過去に100mで金メダルを取ってきたクリスチャン・コールマン、フレッド・カーリー、そして今大会で優勝したノア・ライルズを1、2、4走に使う黄金のオーダー。
1走のコールマンはアウトレーンの日本に追いつく走りでリードを奪うと、カーリーも100m準決勝落ちの鬱憤を晴らすかのような走りを見せる。3走のブランドン・カーンズもしっかりとつなぎ、アンカーのライルズへ。バトンを託されたライルズはさらにリードを拡大し、37秒38と2位イタリアに0.24秒の大差をつけた。
一方の女子は予選であわや失格となりそうなバトンパスを見せながらも決勝に進出。決勝も危ういリレーとなったが、それを補って余りある個々の走力が爆発する。アンカーのシャカリ・リチャードソンにバトンが渡った時点でライバルのジャマイカをリード。その差をさらに広げて、41秒03のパフォーマンス歴代4位、大会新記録での優勝となった。
米国が男女4×100m両リレーに優勝するのは2007年大阪大会以来16年ぶり。男子のアンカーのライルズは個人と併せて3冠も達成し、「望んでいたことが現実になった」と満面の笑みを浮かべた。
男女スプリント界は2000年代後半以降、男子はウサイン・ボルト、女子はシェリー・アン・フレイザー・プライスなどを中心としたジャマイカが優位に立っていた。だが、ジャマイカは世代交代が思うほどうまくいかず、今大会のリレーメンバーで見ると、男子は4人全員が22歳以下という若く、逆に女子は36歳のフレイザー・プライスを筆頭に、最年少が27歳のサシャリー・フォーブスとバランスに欠けた構成となっていた。
それに対して米国は経験豊富な選手と勢いのある若手がうまくマッチ。スプリント王国の復権となった。
男子棒高跳はアルマンド・デュプランティス(スウェーデン)が6m10にただ一人成功。6m23はクリアできず2大会連続での「世界新V」はならなかったが、「(世界記録を跳べなかったのは)それほど残念ではない。勝てたことが素晴らしいことだ」と大会連覇を喜んだ。また、アーネスト・ジョン・オビエナ(フィリピン)が自己タイの6m00で銀メダルを獲得している。
このほか、午前中の女子マラソンはアマネ・ベリソ(エチオピア)が2時間24分23秒で1位。5000mはフェイス・キピエゴン(エチオピア)が1500mに続く2冠を獲得。女子砲丸投は1投目に20m35を投げて優勝を確実にしたチェス・イーリー(米国)が、5投目に20m43と記録を伸ばして大会連覇を達成した。
この日はカナダ勢の活躍が目立ち男子800mはマルコ・アロップ(カナダ)が1分44秒24で優勝。男子十種競技ではピアース・ルパージュが世界歴代6位の8909点で金メダルを獲得すると、東京五輪金のダミアン・ワーナーが8804点で2位を占めた。また、女子砲丸投でもサラ・ミトンが銀メダルに輝いている。
世界選手権は27日に最終日を迎え、午前中に男子マラソンを実施。午後には男女の4×400mリレー、男子5000mなど8種目で決勝が行われる。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2026.02.15
2026.02.15
【大会結果】第6回全国大学対校男女混合駅伝(2026年2月15日)
-
2026.02.10
-
2026.02.12
2026.01.31
青学大・黒田朝日は「コンディション不良に近い」MGC獲得が「第一目標」/別大毎日マラソン
-
2026.02.01
-
2026.01.18
Latest articles 最新の記事
2026.02.16
城西大が初栄冠!大東大と順大が2年連続2位・3位 環太平洋大が中四国初入賞/大学男女混合駅伝
◇第6回全国大学対校男女混合駅伝(2月15日/大阪・ヤンマースタジアム長居及び長居公園内特設コース、6区間20km) 第6回全国大学対校男女混合駅伝が行われ、城西大が58分30秒で初優勝を飾った。 広告の下にコンテンツが […]
2026.02.16
圧巻の全区区間区間賞!城西大が初優勝、持ち味のスピード融合「全員で強さを見せたい」/大学男女混合駅伝
◇第6回全国大学対校男女混合駅伝(2月15日/大阪・ヤンマースタジアム長居及び長居公園内特設コース、6区間20km) 第6回全国大学対校男女混合駅伝が行われ、全区間で区間賞を獲得した城西大が58分30秒で初優勝を果たした […]
2026.02.16
男子・山西利和が世界新でアジア大会内定!4位まで世界新!女子は梅野が初制覇/日本選手権ハーフ競歩
◇第109回日本選手権ハーフマラソン競歩(2月15日/兵庫・六甲アイランド) アジア大会代表選考会を兼ねた日本選手権ハーフマラソン競歩が行われ、男子は山西利和(愛知製鋼)が1時間20分34秒の世界新記録で2連覇を達成した […]
2026.02.16
60m大会新の桐生祥秀と60mH福部真子で世界室内標準突破 青木益未が女子60mで日本歴代2位/JAG大崎
◇2026 Japan Athlete Games in Osaki(2月14日、15日/鹿児島・ジャパンアスリートトレーニングセンター大隅) 2026 Japan Athlete Games in Osakiが2日間に […]
2026.02.15
青木益未60mで7秒33の日本歴代2位 2026年は本職のハードルとリレーに挑戦/JAG大崎
◇2026 Japan Athlete Games in Osaki(2月14日、15日/鹿児島・ジャパンアスリートトレーニングセンター大隅) 2026 Japan Athlete Games in Osakiの2日目が […]
Latest Issue
最新号
2026年3月号 (2月14日発売)
別府大分毎日マラソン
大阪国際女子マラソン
矢田みくにインタビュー
追跡箱根駅伝