HOME 高校

2023.08.04

下田隼人が男子400mHで高校歴代6位の50秒14「大会新も出たし、楽しめたので良かったです」/北海道IH
下田隼人が男子400mHで高校歴代6位の50秒14「大会新も出たし、楽しめたので良かったです」/北海道IH

インターハイ男子400mHを制した下田隼人

◇全国高校総体(インターハイ:8月2日~6日/北海道・札幌厚別公園競技場)

北海道インターハイの3日目が行われ、男子400mハードルは下田隼人(豊川3愛知)が高校歴代6位、大会新記録の50秒14で制した。

直前のアクシデントもはねのけ、高校日本一の称号を得た下田。「大会新も出たし、楽しめたので良かったです」と声を弾ませた。

広告の下にコンテンツが続きます

予選前日の8月2日、左ハムストリングスを痛めてしまった。さらに、予選で悪化してしまい、不安があったという。

しかし、4日の準決勝で50秒60と大会前の自己ベストを0.69秒更新。これで、心にゆとりが出たようだ。「決勝は楽しもうと思っていました」。

持ち味は「300mまでの走り」と言う下田。今季50秒47の高校最高をマークしていた渕上翔太(東福岡3)をリードした。最後の100mで渕上が迫ってきたが、「絶対に抜かれない」と必死にフィニッシュを目指した。

実は昨年のインターハイでも、レース前日に両ハムストリングスを痛めて出走できず。特に左脚の痛みは長引き、冬季練習にも影響するほどだった。

それでも、愛知県大会で51秒39の自己新を出すと、東海大会では51秒29でV。インターハイでは50秒台中盤を目指していたが、一気に50秒1台まで短縮した。

次のターゲットは10月の鹿児島国体。「300mハードルで優勝すること。渕上の持つ高校最高記録(35秒75)を塗り替えたい」と意気込んでいた。

◇全国高校総体(インターハイ:8月2日~6日/北海道・札幌厚別公園競技場) 北海道インターハイの3日目が行われ、男子400mハードルは下田隼人(豊川3愛知)が高校歴代6位、大会新記録の50秒14で制した。 直前のアクシデントもはねのけ、高校日本一の称号を得た下田。「大会新も出たし、楽しめたので良かったです」と声を弾ませた。 予選前日の8月2日、左ハムストリングスを痛めてしまった。さらに、予選で悪化してしまい、不安があったという。 しかし、4日の準決勝で50秒60と大会前の自己ベストを0.69秒更新。これで、心にゆとりが出たようだ。「決勝は楽しもうと思っていました」。 持ち味は「300mまでの走り」と言う下田。今季50秒47の高校最高をマークしていた渕上翔太(東福岡3)をリードした。最後の100mで渕上が迫ってきたが、「絶対に抜かれない」と必死にフィニッシュを目指した。 実は昨年のインターハイでも、レース前日に両ハムストリングスを痛めて出走できず。特に左脚の痛みは長引き、冬季練習にも影響するほどだった。 それでも、愛知県大会で51秒39の自己新を出すと、東海大会では51秒29でV。インターハイでは50秒台中盤を目指していたが、一気に50秒1台まで短縮した。 次のターゲットは10月の鹿児島国体。「300mハードルで優勝すること。渕上の持つ高校最高記録(35秒75)を塗り替えたい」と意気込んでいた。

男子400mH 高校歴代10傑をチェック!

■男子400mH 高校歴代10傑 49.09 為末  大(広島皆実3広島) 1996.10.14 49.90 出口 晴翔(東福岡3福岡) 2019.10.20 50.01 稲垣 誠司(西条農3広島) 1991.10.14 50.03 垣守  博(添上3奈良) 1985. 8.31 50.11 安部 孝駿(玉野光南3岡山) 2009.10. 3 50.14 下田 隼人(豊川3愛知) 2023. 8. 4 50.16 豊田 将樹(洛南3京都) 2015.10.18 50.17 岸本 鷹幸(大湊3青森) 2008.10. 4 50.17 紺野 稜真(九里学園3山形) 2022. 6.11 50.27 高田 一就(法政二3神奈川) 2015. 7.31

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.04

順天が1秒先着して3年ぶり都大路へ 男子は拓大一が中盤から独走して2連覇/東京都高校駅伝

全国高校駅伝の出場権を懸けた東京都高校駅伝は11月3日、味の素スタジアム・武蔵野の森公園で行われ、女子(5区間21.0975km)は順天が1時間13分04秒で3年ぶり19回目の優勝を果たした。男子(7区間42.195km […]

NEWS 美濃加茂が初の男女V 男子は2区で首位奪い悲願の都大路 女子は1区から独走で6連覇/岐阜県高校駅伝

2025.11.04

美濃加茂が初の男女V 男子は2区で首位奪い悲願の都大路 女子は1区から独走で6連覇/岐阜県高校駅伝

全国高校駅伝の出場権を懸けた岐阜県高校駅伝が11月2日、山県市の四国山香りの森公園付近特設コースにて行われ、男女ともに美濃加茂が優勝を飾った。男子(7区間42km)は2時間3分38秒で初制覇。女子(5区間21.0975k […]

NEWS 2026年ダイヤモンドリーグ 各大会の実施種目が決定!女子やり投はパリ、モナコ、ローザンヌなど6試合

2025.11.04

2026年ダイヤモンドリーグ 各大会の実施種目が決定!女子やり投はパリ、モナコ、ローザンヌなど6試合

11月4日、世界陸連は26年に開催されるダイヤモンドリーグ(DL)の各大会で実施する種目を発表した。 DLは世界最高峰の陸上シリーズとして年間15試合を開催。男女32種目が行われ、第1戦から第14戦まで各種目が4~8回実 […]

NEWS アシックスが駅伝にリスペクトを込め、選手たちを鼓舞するランニングシューズコレクション「EKIDEN Pack」を発売

2025.11.04

アシックスが駅伝にリスペクトを込め、選手たちを鼓舞するランニングシューズコレクション「EKIDEN Pack」を発売

アシックスジャパンは、日本で100年以上の歴史をもつ駅伝にリスペクトを込め、選手たちを鼓舞するランニングシューズコレクション「EKIDEN Pack(エキデンパック)」9品番を、11月6日からアシックスオンライン、アシッ […]

NEWS ロジスティード初制覇!前回優勝GMOが2位、初陣M&Aが初ニューイヤー、コニカミノルタら全日本復活3チーム/東日本実業団駅伝

2025.11.04

ロジスティード初制覇!前回優勝GMOが2位、初陣M&Aが初ニューイヤー、コニカミノルタら全日本復活3チーム/東日本実業団駅伝

◇第66回東日本実業団対抗駅伝(11月3日/埼玉・熊谷スポーツ文化公園競技場及び公園内特設周回コース:7区間74.6km) 第66回東日本実業団対抗駅伝が行われ、東日本枠「12」と第70回記念枠「1」(13位以下で最上位 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年11月号 (10月14日発売)

2025年11月号 (10月14日発売)

東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望

page top