HOME 国内

2023.06.04

走高跳世界陸上入賞の真野友博 2m25で3位を確保「いい手応えをつかむことができた」/日本選手権
走高跳世界陸上入賞の真野友博 2m25で3位を確保「いい手応えをつかむことができた」/日本選手権

23年日本選手権男子走高跳3位の真野友博

◇第107回日本選手権(6月1日~4日/大阪・ヤンマースタジアム長居)4日目

ブダペスト世界選手権の代表選考会を兼ねた第107回日本選手権の4日目に男子走高跳が行われ、昨年の世界選手権8位入賞の真野友博(九電工)が2m25で3位を確保。ブダペスト世界選手権代表の自動内定には届かずも、出場に一歩前進した。

広告の下にコンテンツが続きます

2m15から試技を開始したが、「公式練習から納得のいく助走ができていなかった」ことを明かす。冬季でアップしたスピードとの感覚のすり合わせが、なかなかうまく進まない。「出だしは良くなってきたけど、中間マーク以降で本来の内傾動作にうまくつなげられない」と言う。

ただ、「手応えのあるジャンプは『浮き感』がすごくあるんです」。残り4人となった2m25の3回目。これを落とせば4位の可能性があったが、納得のジャンプがようやく出た。鮮やかにクリアし、続く勝田将(三重教員AC)が落としたことで3位以内が確定した。

この日、最も良かったのは2m29の2回目で、「いい手応えをつかむことができた」と振り返る。だが、3回目はトラック種目との兼ね合いで集中しきれない跳躍に。日本歴代8位の2m29をクリアして初優勝を飾った赤松諒一(アワーズ)、2m25を1回で越えて2位となった長谷川直人(新潟アルビレックスRC)に及ばない結果に、「優勝を狙っていたので、3位という結果は悔しい」。

2枠しかないアジア選手権の代表入りは選考の結果待ちとなり、「次の試合はその結果次第」と真野。それでも、世界の舞台に向けては、明確なプランを口にした。

広告の下にコンテンツが続きます

「まずはブダペストで前回以上の結果を残したい。その中で、パリ五輪の参加標準記録(2m33)を突破できれば」

夏に向けて、跳躍の完成度に磨きをかけていく。

◇第107回日本選手権(6月1日~4日/大阪・ヤンマースタジアム長居)4日目 ブダペスト世界選手権の代表選考会を兼ねた第107回日本選手権の4日目に男子走高跳が行われ、昨年の世界選手権8位入賞の真野友博(九電工)が2m25で3位を確保。ブダペスト世界選手権代表の自動内定には届かずも、出場に一歩前進した。 2m15から試技を開始したが、「公式練習から納得のいく助走ができていなかった」ことを明かす。冬季でアップしたスピードとの感覚のすり合わせが、なかなかうまく進まない。「出だしは良くなってきたけど、中間マーク以降で本来の内傾動作にうまくつなげられない」と言う。 ただ、「手応えのあるジャンプは『浮き感』がすごくあるんです」。残り4人となった2m25の3回目。これを落とせば4位の可能性があったが、納得のジャンプがようやく出た。鮮やかにクリアし、続く勝田将(三重教員AC)が落としたことで3位以内が確定した。 この日、最も良かったのは2m29の2回目で、「いい手応えをつかむことができた」と振り返る。だが、3回目はトラック種目との兼ね合いで集中しきれない跳躍に。日本歴代8位の2m29をクリアして初優勝を飾った赤松諒一(アワーズ)、2m25を1回で越えて2位となった長谷川直人(新潟アルビレックスRC)に及ばない結果に、「優勝を狙っていたので、3位という結果は悔しい」。 2枠しかないアジア選手権の代表入りは選考の結果待ちとなり、「次の試合はその結果次第」と真野。それでも、世界の舞台に向けては、明確なプランを口にした。 「まずはブダペストで前回以上の結果を残したい。その中で、パリ五輪の参加標準記録(2m33)を突破できれば」 夏に向けて、跳躍の完成度に磨きをかけていく。

【動画】日本選手権3位となった真野友博の跳躍をチェック!

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.06.30

【高校生FOCUS】男子棒高跳・井上直哉(阿南光高)「全国3冠取りたい」と意気込むボウルターは柔道黒帯

FOCUS! 高校生INTERVIEW 井上直哉 Inoue Naoya 阿南光高3徳島 注目の高校アスリートに焦点を当てる高校生FOCUS。今回はインターハイ徳島県大会男子棒高跳で5m21の県高校新記録をマークし、続く […]

NEWS 【学生長距離Close-upインタビュー】急成長を続ける大東大・大濱逞真 「自信を持ってエースと言えるように」

2025.06.30

【学生長距離Close-upインタビュー】急成長を続ける大東大・大濱逞真 「自信を持ってエースと言えるように」

学生長距離Close-upインタビュー 大濱逞真 Ohama Takuma 大東大2年 「月陸Online」限定で大学長距離選手のインタビューをお届けする「学生長距離Close-upインタビュー」。49回目は、大東大の大 […]

NEWS 日本陸連・有森裕子新会長が小池百合子都知事訪問 東京世界陸上の成功誓う「素晴らしさと感動ふんだんに味わえるように」

2025.06.30

日本陸連・有森裕子新会長が小池百合子都知事訪問 東京世界陸上の成功誓う「素晴らしさと感動ふんだんに味わえるように」

日本陸連の新会長に就任した有森裕子会長と、同前会長で東京2025世界陸上財団の尾縣貢会長が6月30日に東京都庁を訪問し、小池百合子都知事と面会した。 冒頭で小池都知事は、有森氏が女性初の会長に就任したことに際し祝福し、「 […]

NEWS 64年東京五輪5000m銅のデリンジャー氏が死去 91歳 米国代表やオレゴン大コーチも務める

2025.06.30

64年東京五輪5000m銅のデリンジャー氏が死去 91歳 米国代表やオレゴン大コーチも務める

6月27日、米国の元長距離選手で、後にコーチとしても活躍したビル・デリンジャー氏が逝去した。91歳だった。 デリンジャー氏は5000mで3大会連続してオリンピックに出場(1956年メルボルン、1960年ローマ、1964年 […]

NEWS 100mトンプソンが世界歴代6位の9秒75!! シェリー・アンも最後の国内選手権で3位/ジャマイカ選手権

2025.06.30

100mトンプソンが世界歴代6位の9秒75!! シェリー・アンも最後の国内選手権で3位/ジャマイカ選手権

東京世界選手権の代表選考会となるジャマイカ選手権が6月26日から29日にキングストンで開催された。 男子100mはK.トンプソンが世界歴代6位、今季世界最高の9秒75(+0.8)で優勝した。トンプソンは現在23歳。これま […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年7月号 (6月13日発売)

2025年7月号 (6月13日発売)

詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会

page top