◇第57回織田幹雄記念(4月29日/広島・エディオンスタジアム広島)
日本グランプリシリーズG1の織田記念が行われ、グランプリ男子100m決勝は栁田大輝(東洋大)が10秒25(+0.5)で優勝した。
昨年の国体は制しているものの、シニアが集うグランプリなど主要競技会で初のビッグタイトル。「桐生(祥秀)さんなど、国内の選手に勝っていかないといけない。そういう意味では勝ち切れたのはうれしいです」と笑顔がこぼれた。
課題としていたスタートも「僕の中ではうまくいったほう」と加速に乗る。「顔を上げた時は隣にいなかった」ことで勝ちを意識。それが硬さにつながって「後半バラついてしまいました」。それでも、10秒11がベストで17年ユニバーシアード金メダリストの台湾・楊俊瀚と同タイムながら勝ちきるあたり、さすがの勝負強さだった。
今季は単身渡った米国でシーズンイン。マウントサックリレーでは10秒35だったが「いろいろな経験ができました」。ウエイトトレーニングの効果やピッチが上がった走りが「少し噛み合ってきたと思います」と手応えをつかんだ。
次戦は関東インカレ、そしてセイコーゴールデングランプリと向かう。1週間前の日本学生個人選手権では同じ群馬で中学から競い合ってきた井上直紀(早大)が10秒19(+1.7)で走ったことに触発されて「一緒に走りたくなった」と闘志を燃やす。
「10秒0台では喜べないので、(ブダペスト世界選手権の参加標準記録)10秒00を切りたい。ベスト(10秒15)は条件と調子が合えばすぐ出ると思います」
19歳の若きホープがGP初優勝をきっかけにさらなる飛躍を誓う。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.11.20
【プレゼント】ハーツ&ハーツクリニックの「やわらかニット帽」/12月号
-
2025.11.16
-
2025.11.14
-
2025.11.13
2025.11.02
青学大が苦戦の中で3位確保!作戦不発も「力がないチームではない」/全日本大学駅伝
-
2025.11.02
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.11.20
女子長距離・水本佳菜がOnとアスリート契約を締結、女子陸上競技でアジア初のOnアスリートが誕生!
スイスのスポーツブランド「On (オン)」は11月20日、U20世界陸上日本代表に選出された実績のある水本佳菜 (エディオン) とアスリート契約を締結したことを発表した。女子陸上競技でアジア初のOnアスリートとなった。 […]
2025.11.20
【プレゼント】ハーツ&ハーツクリニックの「やわらかニット帽」/12月号
冬場のアスリートのトレーニングやプライベートにはハーツ&ハーツクリニックの「やわらかニット帽」が最適だ。 肌触りの良いシルク素材を裏地に二重編みで採用しており、厳冬期の練習や普段の保温目的の利用にも最適なアイテム。 伸縮 […]
2025.11.20
“最速の景色へ。”をコンセプトにしたプーマの「EKIDEN PACK」が11月21日より発売!
プーマ ジャパンは、駅伝やマラソンが本格化するシーズンに向けてレーシングモデルを含む5モデルをラインアップした「EKIDEN PACK(エキデン パック)」を11月21日午前10時より発売することを発表した。 EKIDE […]
2025.11.19
全中駅伝に出場する女子48チームが出そろう 3連覇狙う京山をはじめ、大沢野、松橋などが全国切符 櫛形は20回目
9月から開催されてきた第33回全国中学校駅伝(12月14日)の都道府県予選が11月16日をもって終了し、47都道府県の代表に開催地枠で出場するチームを加えた全48チームが出そろった。 女子は前回の全国大会で2連覇を飾った […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025