HOME 国内、大学

2023.03.05

駒大・山野力 初マラソンは2時間16分25秒で53位「経験を大事にしたかった」と積極レース/東京マラソン
駒大・山野力 初マラソンは2時間16分25秒で53位「経験を大事にしたかった」と積極レース/東京マラソン

駒大の山野力

◇東京マラソン2023(3月5日/東京都庁~東京駅)

ワールドマラソンメジャーズの一つで、JMCシリーズG1の東京マラソン2023が行われ駒大主将を務めた山野力(4年)が初マラソンに挑み、2時間16分25秒で53位だった。

ハーフマラソンで1時間0分40秒の当時の日本人学生最高記録を持っている山野。マラソンの洗礼を浴びたかたちになったが、今回は「トータルのタイムは気にせず、どこまでついていけるか試した」。その言葉通り、序盤から積極的なレース運びを見せて25km付近まで上位集団に食らいついた。その後は脚を痛めて後退。「タイムだけを狙うなら第2集団でもよかったのですが」と、チャレンジした結果だった。

広告の下にコンテンツが続きます

2時間5分台を出して日本人1、2位になった山下一貴(三菱重工)と其田健也(JR東日本)は駒大OBで、山下とは1年時の4年生で1年間かぶっている。「練習する姿を見てきたので、僕もそこに追いつきたいです」と刺激を受けた。沿道では大八木弘明監督はもちろん、後輩たちなどチームメイトも散らばって応援してくれて励みになったという。同期・田澤廉も遠く離れた米国で力走。駒大勢が各地で切磋琢磨している。

卒業後は九電工へ進む山野。次のステージでどんな飛躍を見せるだろうか。

◇東京マラソン2023(3月5日/東京都庁~東京駅) ワールドマラソンメジャーズの一つで、JMCシリーズG1の東京マラソン2023が行われ駒大主将を務めた山野力(4年)が初マラソンに挑み、2時間16分25秒で53位だった。 ハーフマラソンで1時間0分40秒の当時の日本人学生最高記録を持っている山野。マラソンの洗礼を浴びたかたちになったが、今回は「トータルのタイムは気にせず、どこまでついていけるか試した」。その言葉通り、序盤から積極的なレース運びを見せて25km付近まで上位集団に食らいついた。その後は脚を痛めて後退。「タイムだけを狙うなら第2集団でもよかったのですが」と、チャレンジした結果だった。 2時間5分台を出して日本人1、2位になった山下一貴(三菱重工)と其田健也(JR東日本)は駒大OBで、山下とは1年時の4年生で1年間かぶっている。「練習する姿を見てきたので、僕もそこに追いつきたいです」と刺激を受けた。沿道では大八木弘明監督はもちろん、後輩たちなどチームメイトも散らばって応援してくれて励みになったという。同期・田澤廉も遠く離れた米国で力走。駒大勢が各地で切磋琢磨している。 卒業後は九電工へ進む山野。次のステージでどんな飛躍を見せるだろうか。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.09.18

400m・中島佑気ジョセフ「たくさんの人に力をもらった」高野超え6位入賞で「見えた景色」/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)6日目 東京世界陸上6日目のイブニングセッションが行われ、男子400m決勝で中島佑気ジョセフ(富士通)が44秒62をマークして6位入賞を果たした。 1991年東京大会の高野 […]

NEWS 鵜澤飛羽200mファイナル届かず「全力は出した。それでダメなら負けを認めるしかない」/東京世界陸上

2025.09.18

鵜澤飛羽200mファイナル届かず「全力は出した。それでダメなら負けを認めるしかない」/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)6日目 東京世界陸上6日目のイブニングセッションが行われ、男子200m準決勝1組に出場した鵜澤飛羽(JAL)は20秒23(-0.1)の6着。2003年パリ大会の末續慎吾、2 […]

NEWS マクローリン・レヴロン47秒78!!降りしきる雨のなか女子400m世界歴代2位、大会新の激走/東京世界陸上

2025.09.18

マクローリン・レヴロン47秒78!!降りしきる雨のなか女子400m世界歴代2位、大会新の激走/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)6日目 東京世界陸上6日目のイブニングセッションが行われ、女子400mはシドニー・マクローリン・レヴロン(米国)が世界歴代2位、大会新の47秒78でこの種目初優勝を飾った。 […]

NEWS 中島佑気ジョセフ400m6位 3レース連続の44秒台で日本選手過去最高位/東京世界陸上

2025.09.18

中島佑気ジョセフ400m6位 3レース連続の44秒台で日本選手過去最高位/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)6日目 東京世界陸上6日目のイブニングセッションが行われ、男子400m決勝に出場した中島佑気ジョセフ(富士通)は44秒62で6位となり、1991年東京大会で高野進が7位だっ […]

NEWS 中島佑気ジョセフ400m44秒62 高野進を超える歴史的6位入賞を果たす/東京世界陸上

2025.09.18

中島佑気ジョセフ400m44秒62 高野進を超える歴史的6位入賞を果たす/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)6日目 東京世界陸上6日目のイブニングセッションが行われ、男子400m決勝1組の中島佑気ジョセフ(富士通)が44秒62で6位に入った。 日本人選手が世界陸上で決勝を走ったの […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年10月号 (9月9日発売)

2025年10月号 (9月9日発売)

【別冊付録】東京2025世界陸上観戦ガイド
村竹ラシッド/桐生祥秀/中島佑気ジョセフ/中島ひとみ/瀬古優斗
【Coming EKIDEN Season 25-26】
学生長距離最新戦力分析/青学大/駒大/國學院大/中大/

page top