2025.07.06
◇第109回日本選手権(7月4日~6日/東京・国立競技場)
東京世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権の最終日3日目(7月6日)が行われる。
注目は男子200m決勝。3連覇を目指す鵜澤飛羽(JAL)が末續慎吾(ミズノ/現・EAGLERUN)が2003年に出した日本記録20秒03、そして日本人初の19秒台突入に挑む。予選は余裕を持った走りながら20秒28(+0.9)をマーク。歴史的快走なるか、17時55分スタートの予定だ。
女子1500mでは田中希実(New Balance)が6連覇と、4年連続となる5000mとの2冠を懸けて出場。前日の予選では、アジア選手権銅メダルの木村友香(積水化学)を寄せ付けず、4分06秒69で1着通過した。すでに東京世界選手権の参加標準記録を突破済みで、優勝すれば5000mに続いて代表に内定する。
大会のフィナーレを飾る女子100mハードルは、東京世界選手権代表を懸けた白熱の争いとなりそう。前日の準決勝では1組で福部真子(日本建設工業)が自身の大会記録に並ぶ12秒75(±0)をマークし、全体トップ。2組では田中佑美(富士通)が日本歴代2位タイの自己記録を0.01秒更新する12秒80(-0.1)、中島ひとみ(長谷川体育施設)も自己新の12秒84で1、2着を占めた。今季限りでの引退を表明している寺田明日香(ジャパンクリエイト)らも交え、日本一をつかむのは誰か、そして代表の座に近づくのは果たして。
男子走幅跳は今季復活気配を漂わせる橋岡優輝(富士通)と、出場すれば110mハードルとの103年ぶり2冠が懸かる泉谷駿介(住友電工)らによるハイレベルの空中戦なるか。
今季好調の森凪也(Honda)、日本選手権10000m王者・鈴木芽吹(トヨタ自動車)、塩尻和也(富士通)ら豪華メンバーがそろう男子5000mなど計13種目で日本一が決まる。聖地・国立競技場での日本選手権は20年ぶりで、新設されてからは初めて。34年ぶりに東京に戻ってくる世界選手権の代表を懸けた熱戦は、いよいよ最終日を迎える。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.10.05
増子陽太が5000m13分34秒84!今季日本人高校最高 /日体大長距離競技会
-
2025.10.05
-
2025.10.05
-
2025.10.02
-
2025.09.11
-
2025.09.12
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.10.05
故・川越学氏の『お別れ会』開催 東京世界陸上銅メダリスト・藤井菜々子「最後のメダル争いで(天国から)背中を押してくれた」
8月22日に合宿先の北海道で急逝した長距離指導者・川越学氏の「お別れ会」が10月5日、東京都内で営まれ、実業団・学連の関係者、早大競走部時代の仲間など約300人が参列した。 式典では、出席できなかった早稲田アスレチックス […]
2025.10.05
増子陽太が5000m13分34秒84!今季日本人高校最高 /日体大長距離競技会
10月5日、神奈川県横浜市の慶大日吉陸上競技場で第323回日体大長距離競技会兼第17回NITTAIDAII Challenge Gamesが行われ、NCG男子5000mで増子陽太(学法石川高3福島)が13分34秒84で日 […]
Latest Issue
最新号

2025年10月号 (9月9日発売)
【別冊付録】東京2025世界陸上観戦ガイド
村竹ラシッド/桐生祥秀/中島佑気ジョセフ/中島ひとみ/瀬古優斗
【Coming EKIDEN Season 25-26】
学生長距離最新戦力分析/青学大/駒大/國學院大/中大/