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2025.05.09

サニブラウン世界リレー前日会見で意気込み 世界陸上に向けて「一番大事な大会。良い走りをして“バトン”をつなぎたい」
サニブラウン世界リレー前日会見で意気込み 世界陸上に向けて「一番大事な大会。良い走りをして“バトン”をつなぎたい」

サニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)

第7回世界リレー大会(5月10日、11日/中国・広州)の前日会見が5月9日、現地で行われ、日本からは男子4×100mリレー代表のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)が出席し、意気込みを語った。

アカニ・シンビネ(南アフリカ)らとともに会見に登場したサニブラウン。「世界リレーは世界陸上に向けてしっかりつなげていくための一番大事な大会と思っています。ここでしっかり良い走りをして、“バトン”をつなぎたいです」と力を込めた。

2016年リオ五輪での銀メダルや、17年と19年の両世界選手権で銅メダルを獲得して以降、メダルに届いていない日本の男子4継。21年の東京五輪ではバトンミスで途中棄権に終わった。それだけに五輪と同じ会場となる国立競技場で行われる9月の東京世界選手権への強い思いはサニブラウンにもある。「ここ数年、悔しい思いをしているので、東京でみなさんの前で走れるまたとない機会なので、いい結果を皆様に届けたい」と話した。

会見では、日本の男子4継が近年活躍していることを問われ、サニブラウンは「コーチや引退した選手を含め、これまでの選手が若い選手にあらゆることを教えてきました。他の強豪国ほどすべてが高いわけではないけど、テクニックなどにおいて、そういった国に追いつくことができました」と自分なりに分析した。

また、34年ぶりの東京開催となる世界選手権への思いについて「人生で一度きりの経験になると思う。家族や友人の前だけでなく、地元の観衆の前で試合ができることは選手にとって素晴らしいことだと思う」と話し、「世界選手権を通じて日本で陸上競技をもっと普及させたい。スタジアムに観戦してもらい、子供たちに夢のような感動を与える。それは私たちにとって本当に良い機会になります」とした。

司会者から、100mと200mで2冠を達成した2015年世界ユース選手権についての質問もあった。あれから10年。26歳のサニブラウンは、今大会の日本代表男子4継メンバー(6人)の中では最年長となる。サニブラウンが年下選手を引っ張り、9月に栄光をつかむための足掛かりとするつもりだ。

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第7回世界リレー大会(5月10日、11日/中国・広州)の前日会見が5月9日、現地で行われ、日本からは男子4×100mリレー代表のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)が出席し、意気込みを語った。 アカニ・シンビネ(南アフリカ)らとともに会見に登場したサニブラウン。「世界リレーは世界陸上に向けてしっかりつなげていくための一番大事な大会と思っています。ここでしっかり良い走りをして、“バトン”をつなぎたいです」と力を込めた。 2016年リオ五輪での銀メダルや、17年と19年の両世界選手権で銅メダルを獲得して以降、メダルに届いていない日本の男子4継。21年の東京五輪ではバトンミスで途中棄権に終わった。それだけに五輪と同じ会場となる国立競技場で行われる9月の東京世界選手権への強い思いはサニブラウンにもある。「ここ数年、悔しい思いをしているので、東京でみなさんの前で走れるまたとない機会なので、いい結果を皆様に届けたい」と話した。 会見では、日本の男子4継が近年活躍していることを問われ、サニブラウンは「コーチや引退した選手を含め、これまでの選手が若い選手にあらゆることを教えてきました。他の強豪国ほどすべてが高いわけではないけど、テクニックなどにおいて、そういった国に追いつくことができました」と自分なりに分析した。 また、34年ぶりの東京開催となる世界選手権への思いについて「人生で一度きりの経験になると思う。家族や友人の前だけでなく、地元の観衆の前で試合ができることは選手にとって素晴らしいことだと思う」と話し、「世界選手権を通じて日本で陸上競技をもっと普及させたい。スタジアムに観戦してもらい、子供たちに夢のような感動を与える。それは私たちにとって本当に良い機会になります」とした。 司会者から、100mと200mで2冠を達成した2015年世界ユース選手権についての質問もあった。あれから10年。26歳のサニブラウンは、今大会の日本代表男子4継メンバー(6人)の中では最年長となる。サニブラウンが年下選手を引っ張り、9月に栄光をつかむための足掛かりとするつもりだ。

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