HOME 国内、大学

2025.05.09

100mH連覇の髙橋亜珠 追い風参考ながら13秒14!「今年中に公認で出したい」/関東IC
100mH連覇の髙橋亜珠 追い風参考ながら13秒14!「今年中に公認で出したい」/関東IC

関東インカレ女子1部100mハードルで優勝した髙橋亜珠

◇第104回関東インカレ(5月8~11日/神奈川・相模原ギオンスタジアム)2日目
学校対抗の第104回関東インカレの2日目が行われ、女子100mハードルは髙橋亜珠(筑波大)が連覇を達成。追い風参考ながら13秒14(+3.8)の好記録だった。

昨年、13秒28(U20日本歴代2位)を出し、U20世界選手権にも出場した髙橋。今季は約2週間前の日本学生個人選手権で200m優勝、100mハードルは準決勝敗退だった。さらに5月3日の静岡国際では200mで学生歴代2位の23秒40を叩き出している。

「去年も優勝していたので、絶対に優勝したいと臨みました」。追いすがるルーキーの仮屋愛優(日体大)を0.01秒抑えて頂点に立った。

レースについては「うれしさと悔しさ、半々くらいです」と振り返る。今年3月に、スタートから1台目のアプローチの歩数を7歩に挑戦。一般的には8歩が主流で国内の有力選手にはいない。

歩数を減らすことで「大きくゆったりとしたリズムで入り、そこからスピードを上げていけるように」というのが狙い。ストライドと得意の200mの走りを生かすようなかたちだ。「練習ではうまくいきますが、隣の選手とリズムが違うのでつられてしまう」と学生個人まではハマらなかった。

決勝も「まだ意識してしまって上半身がぶれてしまった」。だからこそ、「悔しさ半分。課題が出た」という言葉が口をつく。「やっぱり無意識でできるようにならないと」と反省する。

広告の下にコンテンツが続きます

それでも、自己記録を大きく上回る快走に手応えもつかみ、「公認での13秒1台は今年中に出したい」と髙橋。昨年3位に入っている日本選手権での種目選択について考え中としながら「ハードルで戦いたい気持ちもあります」と気持ちを高めていた。

◇第104回関東インカレ(5月8~11日/神奈川・相模原ギオンスタジアム)2日目 学校対抗の第104回関東インカレの2日目が行われ、女子100mハードルは髙橋亜珠(筑波大)が連覇を達成。追い風参考ながら13秒14(+3.8)の好記録だった。 昨年、13秒28(U20日本歴代2位)を出し、U20世界選手権にも出場した髙橋。今季は約2週間前の日本学生個人選手権で200m優勝、100mハードルは準決勝敗退だった。さらに5月3日の静岡国際では200mで学生歴代2位の23秒40を叩き出している。 「去年も優勝していたので、絶対に優勝したいと臨みました」。追いすがるルーキーの仮屋愛優(日体大)を0.01秒抑えて頂点に立った。 レースについては「うれしさと悔しさ、半々くらいです」と振り返る。今年3月に、スタートから1台目のアプローチの歩数を7歩に挑戦。一般的には8歩が主流で国内の有力選手にはいない。 歩数を減らすことで「大きくゆったりとしたリズムで入り、そこからスピードを上げていけるように」というのが狙い。ストライドと得意の200mの走りを生かすようなかたちだ。「練習ではうまくいきますが、隣の選手とリズムが違うのでつられてしまう」と学生個人まではハマらなかった。 決勝も「まだ意識してしまって上半身がぶれてしまった」。だからこそ、「悔しさ半分。課題が出た」という言葉が口をつく。「やっぱり無意識でできるようにならないと」と反省する。 それでも、自己記録を大きく上回る快走に手応えもつかみ、「公認での13秒1台は今年中に出したい」と髙橋。昨年3位に入っている日本選手権での種目選択について考え中としながら「ハードルで戦いたい気持ちもあります」と気持ちを高めていた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.07.18

富士北麓ワールドトライアル 100mに栁田大輝、桐生祥秀 ハードルに泉谷駿介、田中佑美がエントリー!

日本陸連は7月18日、日本グランプリシリーズの富士北麓ワールドトライアル2025のエントリーリストを発表した。 男子100mには日本選手権で優勝した桐生祥秀(日本生命)を筆頭に、関口裕太(早大)、小池祐貴(住友電工)、多 […]

NEWS 【世界陸上プレイバック】―13年モスクワ―棒高跳イシンバエワが地元で有終の美 福士加代子がマラソンで笑顔の銅メダル、桐生祥秀が世界デビュー

2025.07.18

【世界陸上プレイバック】―13年モスクワ―棒高跳イシンバエワが地元で有終の美 福士加代子がマラソンで笑顔の銅メダル、桐生祥秀が世界デビュー

今年9月、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。 これ […]

NEWS 100m栁田大輝60年ぶり“世界一”なるか!?落合晃、阿部竜希、柳井綾音らがドイツで勝負/ユニバ

2025.07.18

100m栁田大輝60年ぶり“世界一”なるか!?落合晃、阿部竜希、柳井綾音らがドイツで勝負/ユニバ

学生世界一を決めるFISUワールドユニバーシティゲームズの陸上競技が7月21日から27日まで、ドイツのライン・ルールで行われる。若き日本代表の注目選手を紹介する。 男子100mには栁田大輝(東洋大)が出場する。自己記録は […]

NEWS 王者・キプチョゲに加え、レゲセ、ウォルデらがエントリー! 日本から川内優輝、聞谷賢人らも出場予定/シドニーマラソン

2025.07.18

王者・キプチョゲに加え、レゲセ、ウォルデらがエントリー! 日本から川内優輝、聞谷賢人らも出場予定/シドニーマラソン

8月31日に豪州で開催されるシドニーマラソンの主催者は、男子エリート選手のエントリーを発表した。 すでに、前世界記録のE.キプチョゲ(ケニア)の参戦が3月中に発表されているが、新たに19年、20年の東京を制しているB.レ […]

NEWS チェプンゲティチ暫定的資格停止!女子マラソン初2時間10分切り、3月のドーピング検査陽性

2025.07.18

チェプンゲティチ暫定的資格停止!女子マラソン初2時間10分切り、3月のドーピング検査陽性

世界陸連の独立不正監査機関「アスリート・インテグリティー・ユニット」(AIU)は7月17日、女子マラソン世界記録(2時間9分56秒)保持者のルース・チェプンゲティチ(ケニア)に暫定的資格停止処分を科したことを発表した。 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年8月号 (7月14日発売)

2025年8月号 (7月14日発売)

詳報!日本選手権
IH地区大会

page top