5月8日、日本陸連は東京世界選手権(9月13~21日)の男子マラソン日本代表に小山直城(Honda)が決定したことを発表した。
小山はジャパンチャンピオンシップシリーズ(JMCシリーズ)シリーズⅣの優勝者。日本陸連はJMCシリーズチャンピオンに東京世界選手権の代表に内定する選考基準を示していたが、シリーズ終了時点で小山が世界選手権の参加標準記録(2時間6分30秒)を突破していなかったため、代表入りが保留となっていた。
ただ、世界陸連が定めた参加資格記録有効期間が25年5月4日で締め切られ、参加資格であるワールドランキングが確定。小山はランキング上位となり出場権を得たことで、今回代表入りが決まった。
小山は埼玉県出身。埼玉・松山高、東農大からHondaに進み、実業団に入ってから実力を伸ばした。23年にはパリ五輪マラソン代表選考会のMGCを制して代表入りを果たす。パリ五輪は23位、今年2月の大阪マラソンは35位と苦戦が続いているものの、東京世界選手権に向けては修正を図り、「トラックでスピードをつけて、もう1度世界と勝負したい」と意気込んでいる。
東京世界選手権の男子マラソンは吉田祐也(GMOインターネットグループ)と近藤亮太(三菱重工)がすでに代表に決定している。
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