2025.05.08
◇第104回関東インカレ(5月8~11日/神奈川・相模原ギオンスタジアム)1日目
学校対抗の第104回関東インカレの1日目が行われ、3人が1m76で並んだ女子1部走高跳はすべて1回目でクリアした森﨑優希(日女体大)が優勝した。
その表情は最後まで晴れやかだった。「高校の頃みたいに、気持ちがどんどん先走って失敗することもなかったので良かったと思います」と充実感を滲ませた。
4月下旬の日本学生個人選手権では1m70にとどまっていたが、理由は明確だった。「今年の跳躍は去年とガラッと変えて臨みました。個人選手権の時は完成できていなくて、いろいろ迷いが出てしまいました」と話す。
しかし、この日は1m67から試技を始めると、1m76までいずれも1回で成功。自己記録を2cm上回る1m79はクリアできなかったが、「今年はこの形で頑張ろうと思います」と手応えをつかんだ。
3年前のインターハイ女王だが、2年前は左足首のケガに苦しんだ。昨年はU20日本選手権を制したが、冬季には「何か変えたら新しい発見があるかもしれない」と跳躍のてこ入れを図る。
ウエイトトレーニングでパワーがつき、12歩だった助走は10歩に変更。苦手だった腕の振り上げのタイミングも見直し、「ずっと苦戦していましたが、うまくバランスが合いました」とうなずく。
今季は6月の日本インカレと7月の日本選手権が目標だ。「1m80を必ず超えたいと思っています」と自信をみなぎらせた。
日本学生個人選手権を制した伊藤楓(日体大)は2位で、「少し助走で苦戦してしまいました。この高さで終わってしまって悔しいです」。昨年9月の日本インカレを制している矢野夏希(早大)が3位だった。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.11.20
【プレゼント】ハーツ&ハーツクリニックの「やわらかニット帽」/12月号
-
2025.11.16
-
2025.11.14
-
2025.11.13
2025.11.02
青学大が苦戦の中で3位確保!作戦不発も「力がないチームではない」/全日本大学駅伝
-
2025.11.02
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.11.20
女子長距離・水本佳菜がOnとアスリート契約を締結、女子陸上競技でアジア初のOnアスリートが誕生!
スイスのスポーツブランド「On (オン)」は11月20日、U20世界陸上日本代表に選出された実績のある水本佳菜 (エディオン) とアスリート契約を締結したことを発表した。女子陸上競技でアジア初のOnアスリートとなった。 […]
2025.11.20
【プレゼント】ハーツ&ハーツクリニックの「やわらかニット帽」/12月号
冬場のアスリートのトレーニングやプライベートにはハーツ&ハーツクリニックの「やわらかニット帽」が最適だ。 肌触りの良いシルク素材を裏地に二重編みで採用しており、厳冬期の練習や普段の保温目的の利用にも最適なアイテム。 伸縮 […]
2025.11.20
“最速の景色へ。”をコンセプトにしたプーマの「EKIDEN PACK」が11月21日より発売!
プーマ ジャパンは、駅伝やマラソンが本格化するシーズンに向けてレーシングモデルを含む5モデルをラインアップした「EKIDEN PACK(エキデン パック)」を11月21日午前10時より発売することを発表した。 EKIDE […]
2025.11.19
全中駅伝に出場する女子48チームが出そろう 3連覇狙う京山をはじめ、大沢野、松橋などが全国切符 櫛形は20回目
9月から開催されてきた第33回全国中学校駅伝(12月14日)の都道府県予選が11月16日をもって終了し、47都道府県の代表に開催地枠で出場するチームを加えた全48チームが出そろった。 女子は前回の全国大会で2連覇を飾った […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025