2025.03.02
◇東京マラソン2025(3月2日/東京都庁~東京駅前・行幸通り)
東京世界選手権代表選考会を兼ねたJMCシリーズG1の東京マラソンが今日3月2日に行われる。国内外のトップ選手が世界屈指の高速コースを駆け抜ける。
男子は東京世界選手権代表選考の最終レース。東京世界選手権の代表枠は3。そのうち1つは、JMCシリーズのシリーズチャンピオンに与えられる。大阪を終えて、現在はパリ五輪代表の小山直城(Honda)がトップに立っている。
ここまでの選考会で優位に立つのは福岡国際を制した吉田祐也(GMOインターネットグループ)。大阪で2時間5分39秒を出した近藤亮太(三菱重工)も候補に挙がる。近藤の記録も一つの指針になりそうだ。
国内招待選手にはパリ五輪6位の赤﨑暁(九電工)、昨年のベルリンで2時間5分12秒(日本歴代2位)を出している池田耀平(Kao)、23年ブダペスト世界選手権で入賞に迫った山下一貴(三菱重工)、同代表の其田健也(JR東日本)らがしのぎを削る。また、東京五輪代表の中村匠吾(富士通)や、初マラソンに注目が集まる太田蒼生(青学大)らがどんな走りを見せるか。太田には別府大分で同期の若林、大阪では後輩の黒田朝日と、立て続けに出した学生記録(2時間6分05秒)をさらに更新する可能性もある。
海外勢も前回2時間2分16秒で制しているベンソン・キプルト(ケニア)、5000m12分35秒36、10000m26分11秒00の世界記録保持者でパリ五輪10000m金メダリストのジョシュア・チェプテゲイ(ウガンダ)ら錚々たる顔ぶれが並ぶ。
女子の代表選考レースは大阪国際女子、東京、そして3月9日の名古屋ウィメンズ。大阪国際女子では小林香菜(大塚製薬)が日本歴代10位の2時間21分19秒で日本人トップをつかみ、パリ五輪6位の鈴木優花(第一生命グループ)が2時間21分33秒の自己新で同2番手だった。JMCシリーズでは鈴木が現時点でトップだ。
パリ五輪補欠の細田あい(エディオン)と安藤友香(しまむら)が国内招待選手として出場。いずれも今回の結果次第でJMCシリーズのトップに立つ可能性もある。ともに自己記録更新(細田=2時間20分31秒、安藤=2時間21分18秒)を狙う。
女子の海外招待選手には、前回2時間15分55秒の大会記録で制したストゥメ・アセファ・ケベデ(エチオピア)、前々回Vで青森山田高卒のローズマリー・ワンジル(ケニア)らが参戦する。
天気予報では事前の予想よりは落ち着いたとはいえ、気温もやや高くなりそうで日差しも強そうだ。それでも、世界有数の高速コースでどんな記録が飛び出すか。東京マラソンは9時10分にスタート。日本テレビ系全国ネットで朝9時から中継される。
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