2025.03.01
世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・ブロンスのパース・トラック・クラシックが3月1日、豪州・パースで行われ、日本勢が多数参戦した。
男子やり投では大学4年の鈴木凜(九州共立大)が2投目に81m23のビッグアーチ。79m00の自己ベストを大幅に塗り替えるとともに、自身初、日本人13人目の80mオーバーを果たし、学生歴代では3位にランクインした。85m41の大会新を放ったルメシュ・サランガ・パティラゲ(スリランカ)に次ぐ2位に入っている。
3位には80m86を出した﨑山雄太(愛媛競技力本部)が続き、新井涼平(スズキ)は72m02で6位だった。
女子やり投は武本紗栄(オリコ)が59m41で制覇。最終投てきで、それまで59m17でトップだった地元・豪州のミア・ゴードンを逆転し、1月25日のブリスベン、2月8日のニュージーランド・オークランドでのWAコンチネンタルツアー・ブロンズ大会に続き、2025年開幕から3連勝を飾った。山元祐季(九州共立大院)は53m32で6位だった。
女子棒高跳でも諸田実咲(アットホーム)が4m35で快勝。跳び始めの4m05、4m25、4m35を一発でクリアする安定感が光り、オリヴィア・グロス(豪州)を同記録ながら試技数差で抑えた。
男子400mにはパリ五輪4×400mリレー6位メンバーの佐藤風雅(ミズノ)が今季初戦として出場し、45秒56の2位で2025年シーズンのスタートを切った。
男子走幅跳では山浦渓斗(勝浦ゴルフ倶楽部)が3回目に追い風参考ながら8m05(+2.4)の大ジャンプで2位に。昨年5月に日本歴代10位の8m13をマークしている。小田大樹(ヤマダホールディングス)は7m38(風速不明)で6位だった。
男子1500mでは館澤亨次(DeNA)が3分40秒87で2位、女子円盤投でも郡菜々佳(サトウ食品新潟アルビレックスRC)が56m39で2位を占めている。
このほか男子では、棒高跳で江島雅紀(富士通)が5m45で3位、澤慎吾(きらぼし銀行)が5m35で続き、2月の日本選手権室内覇者・北田琉偉(日体大)は5m15で6位だった。
100mは井上直紀(早大)が10秒27(+1.1)で6位、守祐陽(大東大)が10秒32で8位。200mは重谷大樹(東洋大)が21秒43(+3.8)で7位に入った。
女子では、100mには日本選手権3連覇中の君嶋愛梨沙(土木管理総合)が出場し、11秒48(+3.0)で9位。200mでは鶴田玲美(南九州ファミリーマート)が23秒42(+1.6)で6位、400mではフロレス・アリエ(日体大)が54秒68で8位だった。
走幅跳では白土莉紅(日大)が5m66(+1.6)で4位、1500mは木村友香(積水化学)が4分16秒19で5位、卜部蘭(積水化学)は4分31秒49で6位だった。
男子やり投学生歴代10傑をチェック!
84.28 ディーン元気(早大3) 2012.4.29 81.67 清川裕哉(東海大2+) 2024.3.30 81.23 鈴木凜(九州共立大4) 2025.3.1 80.59 村上幸史(日大4) 2001.9.30 80.09 巖優作(筑波大3) 2023.4.15 79.99 長沼元(国士大4) 2019.9.14 79.44 石山歩(中京大4) 2018.10.27 79.17 小南拓人(国士大4) 2017.6.9 78.77 中西啄真(大体大M2) 2018.7.8 78.54 天野雅教(東海大) 1986.6.1RECOMMENDED おすすめの記事
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