2024.05.03
◇第108回日本選手権10000m(5月3日/小笠山総合運動公園静岡スタジアム)
パリ五輪代表選考会となる第108回日本選手権10000mが5月3日に静岡・エコパで行われる。日本GPシリーズの静岡国際の後に開催となるのは、東京五輪前の2021年以来となる。
先に行われるのは女子で、19時30分にスタート。ブダペスト世界選手権入賞で3連覇中だった廣中璃梨佳(日本郵政グループ)がエントリーせず。混戦模様となる。昨年12月に行われた前回大会で2~3位に入った高島由香(資生堂)、小海遥(第一生命グループ)、五島莉乃(同)が中心になりそうだ。
男子は20時10分に号砲が鳴る。有力選手の1人だった田澤廉(トヨタ自動車)が欠場。優勝候補は前回1~3位で、日本歴代1~3位までの記録を持つ塩尻和也(富士通/27分09秒08)、太田智樹(トヨタ自動車/27分12秒53)、相澤晃(旭化成/27分13秒04)が優勝争いを繰り広げそうだ。
パリ五輪内定条件は参加標準記録突破での優勝。男子は27分00秒00、女子は30分40秒00とかなり高い壁だ。
また、五輪の出場資格を得るためには参加標準記録を突破するか、ワールドランキング(Road to Paris)でターゲットナンバー(出場枠)の27に入る必要がある。こちらは前述の選手たちにとってより現実的で、特に男子は塩尻、太田、女子は五島、小海がターゲットナンバー前後にランクイン。今回のレースで1秒でも早く、そして1つでも上の順位に入ることで、ワールドランキングに必要なポイントを加算できる。
天候は問題なく、日が暮れれば風も収まりそう。あとは気温がどこまで下がるか。レースはペースメーカーに加え、トラック内側のライトでペースを知らせる電子ペーサー(ウェーブライト)も採用される。
パリ五輪を懸けた“最終章”。見逃せないレースの模様はNHK Eテレで19時25分から生中継される。
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