HOME 国内

2023.12.11

廣中璃梨佳が史上2人目の3連覇!パリ五輪へ「自己ベスト更新すれば標準突破できる」/日本選手権10000m
廣中璃梨佳が史上2人目の3連覇!パリ五輪へ「自己ベスト更新すれば標準突破できる」/日本選手権10000m

女子優勝の廣中璃梨佳(中央)、左が2位の高島由香、右が3位の小海遥

◇第107回日本選手権10000m(12月10日/東京・国立競技場)

パリ五輪代表選考会を兼ねた第107回日本選手権10000mが行われ、女子は廣中璃梨佳(日本郵政グループ)がセカンドベスト、パフォーマンス日本歴代7位の30分55秒29をマークして優勝。福士加代子(2002~07年に6連覇)に次ぐ史上2人目の3連覇を達成した。

男子の日本記録誕生に「興奮しています」と目を輝かせる廣中。自身のレースについては、パリ五輪参加標準記録(30分40秒00)に「挑戦いつつ」も、「ラストの5000mに重きを置いた」と言い、「タイムは不十分なところもありますが、シーズンベストを出せて勝ち切れたのは良かった」と笑顔で振り返った。

広告の下にコンテンツが続きます

標準ペースからやや遅れたこともあり、5000mで前に出た。「きつくなるところでもあるし、勝負どころ。自分でペースを刻みながら行きたい」。だが、「そこで行き切れなかった」と課題に挙げる。

粘る五島莉乃(資生堂)、高島由香(同)、小海遥(第一生命グループ)を、「磨いてきて自信があった」と残り200mの鮮烈スパートで引き離した。

今季は春からケガで出遅れ、何度も涙を流した廣中。それでもブダペスト世界選手権出場をつかむと、10000mで東京五輪と同じく7位入賞を果たした。

パリ五輪に向け、「5000mと10000mで自己ベスト(14分52秒84/30分39秒71)を更新できれば標準突破(14分52秒00/30分40秒00)を突破できる。スタミナとスピード持久力はついてきたので、スピードを強化したい。どちらにも対応できる強さを磨いていきます」と力強く語った。

◇第107回日本選手権10000m(12月10日/東京・国立競技場) パリ五輪代表選考会を兼ねた第107回日本選手権10000mが行われ、女子は廣中璃梨佳(日本郵政グループ)がセカンドベスト、パフォーマンス日本歴代7位の30分55秒29をマークして優勝。福士加代子(2002~07年に6連覇)に次ぐ史上2人目の3連覇を達成した。 男子の日本記録誕生に「興奮しています」と目を輝かせる廣中。自身のレースについては、パリ五輪参加標準記録(30分40秒00)に「挑戦いつつ」も、「ラストの5000mに重きを置いた」と言い、「タイムは不十分なところもありますが、シーズンベストを出せて勝ち切れたのは良かった」と笑顔で振り返った。 標準ペースからやや遅れたこともあり、5000mで前に出た。「きつくなるところでもあるし、勝負どころ。自分でペースを刻みながら行きたい」。だが、「そこで行き切れなかった」と課題に挙げる。 粘る五島莉乃(資生堂)、高島由香(同)、小海遥(第一生命グループ)を、「磨いてきて自信があった」と残り200mの鮮烈スパートで引き離した。 今季は春からケガで出遅れ、何度も涙を流した廣中。それでもブダペスト世界選手権出場をつかむと、10000mで東京五輪と同じく7位入賞を果たした。 パリ五輪に向け、「5000mと10000mで自己ベスト(14分52秒84/30分39秒71)を更新できれば標準突破(14分52秒00/30分40秒00)を突破できる。スタミナとスピード持久力はついてきたので、スピードを強化したい。どちらにも対応できる強さを磨いていきます」と力強く語った。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.08

富士山女子駅伝の全日本大学選抜に立教大・小川陽香、明治国際医療大・古西亜海ら12人選出

日本学生陸上競技連合は12月8日、2025全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝)に出場する全日本大学選抜チームの選手を発表した。 全日本大学選抜チームは全国8地区学連(北海道、東北、関東、北信越、東海、関西、中国四国、 […]

NEWS 2026年関東インカレは5月21日~24日に宇都宮で初開催! 参加標準記録も発表

2025.12.08

2026年関東インカレは5月21日~24日に宇都宮で初開催! 参加標準記録も発表

12月8日、関東学連は2026年の関東インカレを、栃木県宇都宮市のカンセキスタジアムとちぎで5月21日から24日に開催すると発表した。 関東の学生ナンバーワンを決める関東インカレは、来年で第105回を迎える伝統の対校戦。 […]

NEWS 女子400mのナセルがアディダスと契約 パリ五輪銀、東京世界陸上銅メダリスト

2025.12.08

女子400mのナセルがアディダスと契約 パリ五輪銀、東京世界陸上銅メダリスト

女子400mのアジア記録保持者、S.E.ナセル(バーレーン)がアディダスとのプロ契約を結んだことを発表した。自身のSNSで契約締結に関して「新たな挑戦と歴史的偉業に向け、アディダスの献身的な取り組みとパートナーシップは極 […]

NEWS 全米クロカン選手権はウォルフとケラティ・フレスギが制す 世界陸上入賞・ヤングら上位選手が26年1月の世界クロカン代表に内定

2025.12.08

全米クロカン選手権はウォルフとケラティ・フレスギが制す 世界陸上入賞・ヤングら上位選手が26年1月の世界クロカン代表に内定

12月6日、米国・オレゴン州ポートランドで全米クロスカントリー選手権(10km)が行われ、男子はP.ウォルフが29分17秒で、女子はW.ケラティ・フレスギが33分46秒で優勝した。 女子を制したケラティ・フレスギはパリ五 […]

NEWS 3月のThe TENから7月にかけて17大会を実施! 26年実施の米国陸連ツアー日程発表

2025.12.08

3月のThe TENから7月にかけて17大会を実施! 26年実施の米国陸連ツアー日程発表

米国陸連(USATF)は12月5日、来年実施するUSATFツアー17大会の日程を発表した。 米国では連盟が統括するツアーの立ち上げを10月に発表しており、年次総会で対象大会と日程が決定された。3月28日のThe TENを […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top