過去のメダリストのウェアやシューズ、世界選手権の歴史などを展示する世界陸連の「ワールドアスレティックス・ミュージアム(MOWA)が東京都庁内に開設され、7月6日にオープニングセレモニーが行われた。
展示テーマは「TOKYO1991-2025」。91年大会と今年9月の東京大会を結びつけ、91年大会で日本人初の金メダルに輝いた谷口浩美さんや23年ブダペスト大会、24年パリ五輪女子やり投金メダリストの北口榛花(JAL)ほ写真バナーなどを展示。両大会のメダルセットなども見ることができる。
セレモニーに出席した谷口さんは当時の競技映像を改めて見返し、「金メダルを取れた時はビックリということと、陸上を国民の方全員が注目してくれる大会になりました。一番良かったのは日本語で応援が聞こえたことですね」と笑った。
女子マラソンで03年パリ大会銀メダル、04年アテネ五輪金メダルの野口みずきさんは「オリンピックの前は一番走りました。その走った距離が私に自信を与えてくれました」と回想。自国開催の世界選手権で、「選手も熱い思いを持って走ってくれると思います。そのために競技場に応援に来てほしいです」と呼びかけた。
その後は91年大会と25年大会のメダルを使っての記念撮影や、リボンカットなどが行われた。
日本陸連の有森裕子会長は「多くの子供たちや陸上ファンのみならず、みなさんに訪れていただいて、一人でも多く当日の会場に足を運んでもらうべく、良いスタートが切れたと思います」と話していた。
MOWA東京都庁第一本庁舎の2階北側展示スペースと同45階北展望室で、7月7日から9月21日まで開設。9時半から22時までで、入場は無料となっている。
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