HOME 国内、世界陸上、日本代表
いざ、ブダペスト世界陸上へ!!日本代表63人が発表 サニブラウン、田中希実ら代表入り、アジア王者・田澤廉が2大会連続つかむ
いざ、ブダペスト世界陸上へ!!日本代表63人が発表 サニブラウン、田中希実ら代表入り、アジア王者・田澤廉が2大会連続つかむ

ブダペスト世界選手権の代表に選出されたサニブラウ・A・ハキームと田澤廉

日本陸連は8月7日、ブダペスト世界選手権(8月19日~27日)の日本代表選手を発表した。

今回は6月の日本選手権終了時点ですでに内定を得ていた北口榛花(JAL)や泉谷駿介(住友電工)、三浦龍司(順大)、競歩・マラソン陣に加え、世界陸連(WA)からターゲットナンバー(出場枠)をベースに確定した出場資格獲得者を元に選考された「第2次日本代表選手」となっている。男子は43人、女子は20人の合計63人となった。

男子100mは参加標準記録(10秒00)突破者はいないものの、3人のフルエントリーが叶った。前回7位入賞のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)、日本選手権Vの坂井隆一郎(大阪ガス)、アジア選手権覇者の栁田大輝(東洋大)が出場する。200mは上山紘輝(住友電工)が2大会連続2回目、アジア選手権優勝の鵜澤飛羽(筑波大)は初出場となった。

広告の下にコンテンツが続きます

男子4×400mリレーで悲願のメダルが懸かるロングスプリントでは、佐藤拳太郎(富士通)、中島佑気ジョセフ(東洋大)、佐藤風雅(ミズノ)が個人400mで出場権を得た。4×100mリレーメンバーに小池祐貴(住友電工)と水久保漱至(第一酒造)、4×400mリレーメンバーに今泉堅貴(筑波大)、地主直央(法大)、岩崎立来(三重県スポーツ協会)が選ばれている。

男子走幅跳の橋岡優輝(富士通)、男子走高跳の真野友博(九電工)、男子5000mの遠藤日向(住友電工)ら実力者も参加標準記録は突破できなかったがターゲットナンバー内にしっかりと入った。

注目された男子10000mの田澤廉(トヨタ自動車)が代表入り。クロスカントリー枠で出場権を得ていたバーレーンの選手の世界ランキングが低かったため、WAから「エリアチャンピオン」として出場資格が与えられた。前回オレゴンに続いて2大会連続出場となる。「エリアチャンピオン」枠では十種競技の丸山優真(住友電工)も代表入りした。

参加標準記録を4人が突破していた110mハードルは、すでに内定していた泉谷、高山峻野(ゼンリン)とともに横地大雅(TeamSSP)が初代表。野本周成(愛媛陸協)、村竹ラシッド(順大)が標準記録を持つが、ワールドランキングで出場資格を得た横地が日本選手権3位の結果により選考されている。

女子では田中希実(New Balance)が3大会連続の代表入り。前回は800m、1500m、5000mの3種目で出場したが、今回は800mを除いた2種目に挑む。1500mには後藤夢(ユニクロ)、5000mにはアジア選手権Vの山本有真(積水化学)がともに初出場を果たす。

T&F種目でフルエントリーは、100mハードルとやり投。100mハードルは寺田明日香(ジャパンクリエイト)、青木益未(七十七銀行)、田中佑美(富士通)で田中は初出場となる。ただ1人参加標準記録を突破していた福部真子(日本建設工業)は日本選手権4位のため選考から漏れた。やり投は北口、アジア選手権Vの斉藤真理菜(スズキ)、上田百寧(ゼンリン)となる。

ロード種目では、女子20㎞競歩の柳井綾音(立命大)が追加で初代表入り。藤井菜々子(エディオン)とともに世界に挑む。

アジア選手権の結果、ワールドランキングに必要なポイントを獲得して大きく順位を上げた選手も多く、男子三段跳の池畠旭佳瑠(駿河台大AC)が圏外から一気にランクアップして出場資格を手にした。一方、400mハードルでは東京五輪・オレゴン世界選手権代表の黒川和樹(法大)が有効期間ぎりぎりの7月30日に行われた田島記念で優勝したことで、ターゲットナンバー圏外から滑り込んで2大会連続の代表入りを果たした。

世界選手権のエントリーは7日に締め切られ、他国のエントリー状況によって、今後さらに代表が追加される可能性がある。

ブダペスト世界選手権は8月19日から27日までの9日間の日程で行われる。

日本陸連は8月7日、ブダペスト世界選手権(8月19日~27日)の日本代表選手を発表した。 今回は6月の日本選手権終了時点ですでに内定を得ていた北口榛花(JAL)や泉谷駿介(住友電工)、三浦龍司(順大)、競歩・マラソン陣に加え、世界陸連(WA)からターゲットナンバー(出場枠)をベースに確定した出場資格獲得者を元に選考された「第2次日本代表選手」となっている。男子は43人、女子は20人の合計63人となった。 男子100mは参加標準記録(10秒00)突破者はいないものの、3人のフルエントリーが叶った。前回7位入賞のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)、日本選手権Vの坂井隆一郎(大阪ガス)、アジア選手権覇者の栁田大輝(東洋大)が出場する。200mは上山紘輝(住友電工)が2大会連続2回目、アジア選手権優勝の鵜澤飛羽(筑波大)は初出場となった。 男子4×400mリレーで悲願のメダルが懸かるロングスプリントでは、佐藤拳太郎(富士通)、中島佑気ジョセフ(東洋大)、佐藤風雅(ミズノ)が個人400mで出場権を得た。4×100mリレーメンバーに小池祐貴(住友電工)と水久保漱至(第一酒造)、4×400mリレーメンバーに今泉堅貴(筑波大)、地主直央(法大)、岩崎立来(三重県スポーツ協会)が選ばれている。 男子走幅跳の橋岡優輝(富士通)、男子走高跳の真野友博(九電工)、男子5000mの遠藤日向(住友電工)ら実力者も参加標準記録は突破できなかったがターゲットナンバー内にしっかりと入った。 注目された男子10000mの田澤廉(トヨタ自動車)が代表入り。クロスカントリー枠で出場権を得ていたバーレーンの選手の世界ランキングが低かったため、WAから「エリアチャンピオン」として出場資格が与えられた。前回オレゴンに続いて2大会連続出場となる。「エリアチャンピオン」枠では十種競技の丸山優真(住友電工)も代表入りした。 参加標準記録を4人が突破していた110mハードルは、すでに内定していた泉谷、高山峻野(ゼンリン)とともに横地大雅(TeamSSP)が初代表。野本周成(愛媛陸協)、村竹ラシッド(順大)が標準記録を持つが、ワールドランキングで出場資格を得た横地が日本選手権3位の結果により選考されている。 女子では田中希実(New Balance)が3大会連続の代表入り。前回は800m、1500m、5000mの3種目で出場したが、今回は800mを除いた2種目に挑む。1500mには後藤夢(ユニクロ)、5000mにはアジア選手権Vの山本有真(積水化学)がともに初出場を果たす。 T&F種目でフルエントリーは、100mハードルとやり投。100mハードルは寺田明日香(ジャパンクリエイト)、青木益未(七十七銀行)、田中佑美(富士通)で田中は初出場となる。ただ1人参加標準記録を突破していた福部真子(日本建設工業)は日本選手権4位のため選考から漏れた。やり投は北口、アジア選手権Vの斉藤真理菜(スズキ)、上田百寧(ゼンリン)となる。 ロード種目では、女子20㎞競歩の柳井綾音(立命大)が追加で初代表入り。藤井菜々子(エディオン)とともに世界に挑む。 アジア選手権の結果、ワールドランキングに必要なポイントを獲得して大きく順位を上げた選手も多く、男子三段跳の池畠旭佳瑠(駿河台大AC)が圏外から一気にランクアップして出場資格を手にした。一方、400mハードルでは東京五輪・オレゴン世界選手権代表の黒川和樹(法大)が有効期間ぎりぎりの7月30日に行われた田島記念で優勝したことで、ターゲットナンバー圏外から滑り込んで2大会連続の代表入りを果たした。 世界選手権のエントリーは7日に締め切られ、他国のエントリー状況によって、今後さらに代表が追加される可能性がある。 ブダペスト世界選手権は8月19日から27日までの9日間の日程で行われる。

ブダペスト世界陸上代表決定!代表選手をチェック

<男子> 100m※ サニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ) 坂井隆一郎(大阪ガス) 栁田大輝(東洋大) 200m※ 鵜澤飛羽(筑波大) 上山紘輝(住友電工) 400m※ 佐藤拳太郎(富士通) 中島佑気ジョセフ(東洋大) 佐藤風雅(ミズノ) 5000m 塩尻和也(富士通) 遠藤日向(住友電工) 10000m 田澤廉(トヨタ自動車) 110mH 泉谷駿介(住友電工) 高山峻野(ゼンリン) 横地大雅(Team SSP) 400mH 児玉悠作(ノジマ) 黒川和樹(法大) 3000m障害 三浦龍司(順大) 青木涼真(Honda) 走高跳 真野友博(九電工) 赤松諒一(アワーズ) 長谷川直人(新潟アルビレックスRC) 走幅跳 城山正太郎(ゼンリン) 橋岡優輝(富士通) 吉田弘道(神崎郡陸協) 三段跳 池畠旭佳瑠(駿河台大AC) やり投 ディーン元気(ミズノ) 﨑山雄太(愛媛陸協) 十種競技 丸山優真(住友電工) マラソン 其田健也(JR東日本) 山下一貴(三菱重工) 西山和弥(トヨタ自動車) 20km競歩 山西利和(愛知製鋼) 池田向希(旭化成) 髙橋英輝(富士通) 古賀友太(大塚製薬) 35km競歩 川野将虎(旭化成) 野田明宏(自衛隊体育学校) 丸尾知司(愛知製鋼) 4×100mR 小池祐貴(住友電工) 水久保漱至(第一酒造) 4×400mR 今泉堅貴(筑波大) 地主直央(法大) 岩崎立来(三重県スポ協) ※100m、200m、400m代表はリレーも含む <女子> 1500m 田中希実(New Balance) 後藤夢(ユニクロ) 5000m 田中希実(New Balance) 山本有真(積水化学) 10000m 廣中璃梨佳(日本郵政グループ) 100mH 寺田明日香(ジャパンクリエイト) 青木益未(七十七銀行) 田中佑美(富士通) 走幅跳 秦澄美鈴(シバタ工業) 三段跳 森本麻里子(内田建設AC) やり投 北口榛花(JAL) 斉藤真理菜(スズキ) 上田百寧(ゼンリン) マラソン 松田瑞生(ダイハツ) 加世田梨花(ダイハツ) 佐藤早也伽(積水化学) 20km競歩 藤井菜々子(エディオン) 柳井綾音(立命大) 35km競歩 岡田久美子(富士通) 園田世玲奈(NTN) 渕瀬真寿美(建装工業)

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.02

世界陸上銅メダルの藤井菜々子に那珂川市市民栄誉賞&北九州市民スポーツ大賞

9月の東京世界選手権女子20km競歩で銅メダルを獲得した藤井菜々子(エディオン)が、出身地である福岡県那珂川市の市民栄誉賞、そして高校時代を過ごした北九州市の北九州市民スポーツ大賞を受賞することが決まり、12月2日に両市 […]

NEWS サニブラウンがピックルボール初体験!子どもたちと真剣勝負「スポーツの力あらためて感じる」

2025.12.02

サニブラウンがピックルボール初体験!子どもたちと真剣勝負「スポーツの力あらためて感じる」

ピックルボール普及のためのイベントTORAY PICKLEBALL EXPERIENCEが12月2日に東京の有明アーバンスポーツ内のコートで行われ、男子短距離のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)が参加した。 ピック […]

NEWS 東洋大男子長距離が4社と契約 “昇り龍”を描いた鉄紺の新ユニフォームも発表「頂点目指し力強く上昇」

2025.12.02

東洋大男子長距離が4社と契約 “昇り龍”を描いた鉄紺の新ユニフォームも発表「頂点目指し力強く上昇」

東洋大は12月2日、陸上競技部男子長距離部門において、セブン銀行(本社:東京都千代田区)、カカクコム(本社:東京都渋谷区)が運営する「求人ボックス」、ECC(本社:大阪市北区)、ビースタニング(本社:東京都渋谷区)が運営 […]

NEWS Hondaに法大・大島史也、東海大の主力2人が来季加入!「培ってきた走力と探究心を最大限に発揮」

2025.12.02

Hondaに法大・大島史也、東海大の主力2人が来季加入!「培ってきた走力と探究心を最大限に発揮」

Hondaは12月2日、来年4月1日に入部する選手として、法大の大島史也、東海大の花岡寿哉と兵藤ジュダの3選手を発表した。 大島は千葉・専大松戸高出身。今年は関東インカレ5000mで7位入賞などがある。5000mは13分 […]

NEWS 約137gの超軽量ながら3D形状のカーボンプレート搭載、ミズノのスピードレーシングシューズ「HYPERWARP」が発売!

2025.12.02

約137gの超軽量ながら3D形状のカーボンプレート搭載、ミズノのスピードレーシングシューズ「HYPERWARP」が発売!

ミズノは12月2日、3D形状のフルレングスカーボンプレートを搭載したスピードランナー向けの新レーシングシューズ「HYPERWARP」シリーズを12月19日に全国のミズノランニング品取扱店で発売することを発表した。 近年の […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top