2023.04.08
23日に行われる「高橋尚子杯ぎふ清流ハーフマラソン2023」の招待選手が発表され、女子には北京五輪の5000mと10000m、12年ロンドン五輪10000mで3つの金メダルを獲得したティルネシュ・ディババ(エチオピア)が招待選手として出場することが発表された。
ディババは85年生まれの37歳。03年のパリ世界選手権5000mで優勝したのを皮切りに、五輪、世界選手権で8つの金を含む、12個のメダルを獲得したレジェンド。08年にマークした5000m14分11秒15は当時の世界記録で、現在も歴代2位につけている。マラソンでも2時間17分56秒のベストを持つ。
18年に一度競技を引退していたが、今年1月のヒューストン・ハーフマラソンで4年ぶりに復帰。1時間11分35秒で16位に入っていた。
このほか、前回大会の優勝者のオマレ・ドルフィンニャボケ(ユー・エス・イー)や名古屋ウィメンズマラソンで10位のイソベル・バットドイル(豪州)がエントリー。日本からは岩出玲亜(デンソー)や青木奈波(岩谷産業)が招待されている。
男子には特別招待選手として、MGC出場権を持つ古賀淳紫(安川電機)、富安央(愛三工業)、鎧坂哲哉(旭化成)、中西亮貴(トーエネック)、小山司(SUBARU)、畔上和弥(トヨタ自動車)、山口武(スズキ)の7人が出場。
日本の実業団に所属し、59分台のベストを持つアモス・クルガト(中電工)、ジョセフ・カランジャ(愛知製鋼)、ライモイ・ヴィンセント(スズキ)、ポール・クイラ(JR東日本)など、ケニア人ランナーも多数エントリーし、ハイレベルなレースが予想される。
ぎふ清流ハーフマラソンは岐阜メモリアルセンター長良川競技場を発着点とするコースで行われ、23日午前9時にスタートする。
ぎふ清流ハーフマラソンの主な招待選手
右は自己ベスト <男子> A.クルガト(中電工) 59.34 J.カランジャ(愛知製鋼) 59.48 R.ヴィンセント(スズキ) 59.51 古賀淳紫(安川電機) 1.00.49 富安 央(愛三工業) 1.01.23 鎧坂哲哉(旭化成) 1.01.57 中西亮貴(トーエネック) 1.02.02 小山 司(SUBARU) 1.02.09 畔上和弥(トヨタ自動車) 1.02.29 山口 武(スズキ) 1.03.24 <女子> T.ディババ(エチオピア) 1.06.50 O.ドルフィンニャボケ(ユー・エス・イー) 1.07.56 I.バットドイル(豪州) 1.09.27 岩出玲亜(デンソー) 1.09.45 M.エルモア(カナダ) 1.11.08 H.エカラレ(豊田自動織機)31.22.89(10000m) 青木奈波(岩谷産業) 1.11.54
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
Latest articles 最新の記事
2025.05.18
七種競技・田中友梨が今季2度目の自己新5678点 砲丸投、800mでもベスト更新/中京大土曜競技会
5月17日、18日の両日、愛知県豊田市の中京大競技場で中京大土曜競技会が行われ、女子七種競技で田中友梨(スズキ)が5678点をマーク。3月に出したばかりの5648点の自己記録を30点更新した。 1種目めの100mハードル […]
2025.05.18
女子やり投の2選手に再試技「計測結果に疑義」/セイコーGGP
◇セイコーゴールデングランプリ2025(5月18日/東京・国立競技場) 世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・ゴールドのセイコーゴールデングランプリが5月18日に行われ、女子やり投は北口榛花(JAL)が64m16のシーズ […]
2025.05.18
ウクライナの妖精マフチフ 1m96で世界記録保持者の貫禄V 2m00はパス「身体の準備ができていなかった」/セイコーGGP
◇セイコーゴールデングランプリ2025(5月18日/東京・国立競技場) 世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・ゴールドのセイコーゴールデングランプリが5月18日に行われ、女子走高跳は世界記録保持者のヤロスラワ・マフチフ( […]
2025.05.18
400m・佐藤風雅が今季ベスト45秒23で2位「加速を生かせたら0.5秒縮められる」/セイコーGGP
◇セイコーゴールデングランプリ(5月18日/東京・国立競技場) 世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・ゴールドのセイコーゴールデングランプリが行われ、男子400mはパリ五輪4×400mリレー6位入賞メンバーの佐藤風雅(ミ […]
2025.05.18
男子35km競歩でスタノが世界新! 2時間20分43秒と従来記録を57秒更新/欧州競歩チーム選手権
5月18日、チェコ・ポジェブラディで世界陸連(WA)競歩ツアー・ゴールドの欧州競歩チーム選手権が行われ、男子35kmでM.スタノ(イタリア)が2時間20分43秒の世界新記録を打ち立てて優勝した。従来の世界記録はE.ダンフ […]
Latest Issue
最新号

2025年6月号 (5月14日発売)
Road to TOKYO
Diamond League JAPANの挑戦
村竹ラシッド、三浦龍司が初戦で世界陸上内定
Road to EKIDEN Season 25-26
学生長距離最新戦力分析