2023.04.08
世界陸連の独立不正監査機関であるアスリート・インテグリティー・ユニット(AIU)は7日、昨年のオレゴン世界選手権女子3000m障害で金メダルを獲得したノラ・ジェルト(カザフスタン)について、ドーピング違反により暫定資格停止処分を下したと発表した。
AIUはジェルトの処分理由を生体パスポートに基づく違反としており、血液中のヘマトクリットとヘモグロビンが異常値を示していたという。これが血液ドーピングもしくはエリスロポエチン(EPO)使用の可能性を示唆するもの判定とされた。
ジェルトの代理人は違反について否定しているが、処分が確定すれば金メダル剥奪の可能性もあるという。
ジェルトはケニア出身の27歳。16年のアフリカ選手権で優勝した後、17年にカザフスタン政府の要請を受けて国籍を変更した。世界陸連のルールにより、東京五輪には出場できなかったものの、21年はダイヤモンドリーグの年間王者に輝く。カザフスタン代表として出場した昨年の世界選手権は歴代3位の8分53秒02で優勝を飾った。
しかしながら、今年2月にカザフスタンで行われたアジア室内選手権3000mでは9分29秒27で7位に沈んでいた。
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