HOME シューズ、PR

2023.03.18

ニューバランスにカーボン厚底シューズの入門モデルが登場!! 日本発信の『Propel v4』に注目すべき理由とは――
ニューバランスにカーボン厚底シューズの入門モデルが登場!! 日本発信の『Propel v4』に注目すべき理由とは――

幅広い用途に活用できるニューバランスの新作ランニングシュー ズ『FuelCell Propel v4』はカラーバリエーションも豊富。メンズ(手前)は4色展開、ウィメンズ(奥)は3色展開。耐久性にも優れ、部活生でも購入しやすいように価格も12,100円(税込)に抑えている

“ほどよい反発”のTPUプレートを搭載

長距離、マラソン界ではカーボンプレート搭載の厚底シューズが主流となり、タイムが急上昇。反面、思いもよらぬケガが増えている。“諸刃の刀”とも言える厚底シューズをいかに使いこなすのかが新たな課題になっているようだ。そのなかでニューバランスはこの春、カーボン厚底シューズの入門モデルを発売。厚底対策はもちろん、部活生の練習用、市民ランナーのレース用と幅広く活用できる“待望のシューズ”が登場した。

カーボン厚底シューズで高速化の反面、新たな課題が発生

この数年間で長距離界の“時計の針”が 一気に進んだ。その要因として大きいのがシューズの進化だろう。6年ほど前から長距離ランナーの足元が変わり始めて、現在はトップ選手のほとんどがカーボンプレート搭載の厚底シューズ(以下、カーボン厚底シューズ)を着用しているのだ。国内の主要レースも高速化が顕著になり、好タイムが続出した。

その一方で、大腿部の疲労骨折など、これまで少なかった股関節まわりのケガが急増。選手や指導者たちを悩ませている。

城西大学男子駅伝部の櫛部静二監督も「シューズ革命じゃないですけど、長距離界は大きな転機を迎えています。私自身、カーボン厚底シューズに抵抗がありました。ただ、レースでパフォーマンスを発揮できるメリットはある。反面、これまで訴えてきた学生がいなかった大腿骨疲労骨折などのケガが増えました。指導者としては、シューズ選択についてどのようにアドバイスをすべきなのか。非常に難しく感じています」と話している。

城西大の選手は普段、ジョグ用2足、レース用2足を履き分けているケースが大半だという。そのためポイント練習はレース用シューズで行う選手が多い。

長距離界の課題克服が期待できる『FuelCell Propel v4』の良さを語り合った城西大学男子駅伝部の櫛部静二監督(左)とニューバランスジャパン商品本部フットウエア企画部ランニング課マネージャーの武田信夫氏

「カーボン厚底シューズを履けば、練習でも速く走れるのは事実です。しかし、練習で多用すると故障が伴います。チームのスタンスとしてはできるだけカーボンプレートが入っていないシューズで脚を鍛えて、ケガを予防するようにしています。ただ、練習メニューによっては、カーボン厚底シューズを履く選手と、履かない選手が混在していますね」(櫛部監督)

ジョグ用とカーボン厚底シューズ。両者をつなぐようなモデルがほとんどないため、選手たちもトレーニング時に着用するシューズの選択に頭を悩ませているようだ。

ノンカーボンのTPUプレート搭載モデル

近年のシューズ事情について、ニューバランスジャパン商品本部フットウエア企画部ランニング課マネージャー・武田信夫氏も以下のように感じている。

「近年はカーボン厚底シューズの使用が市民ランナーにも広がっています。ランニング シューズのマーケット全体を見ると、ガチガチの硬いプレートが入っているタイプか、プレートのないニュートラルタイプか、両極化している。その弊害としてカーボン厚底シューズの使用頻度が高くなり、今まであまり聞かなかった箇所の故障を耳にするようになり、新たな課題として捉えています」

そこでニューバランスが開発したのが、カーボン厚底シューズの入門モデルとなる 『FuelCell Propel v4(フューエルセル プロペル v4)』(以下、Propel v4)だ。その最大の特徴はプレートに“TPU”と言われる素材が使用されていることだろう。

「TPUは熱可塑性のプラスチックで、カーボンほど硬くありません。ほどよい反発がありながら安定感もあります。カーボン厚底シューズよりも自身の身体をコントロー ルできるため、身体へのストレスを軽減して走りに集中しやすいシューズです」(武田氏)

TPUプレートが搭載されているだけでなく、同社のレース用モデルで使われているヴォイド構造を採用。ソールの中央部分を空洞化することで、着地時に左右のソール部分がへこみやすく、元のかたちへ戻るときに推進力となる。極力、素材を減らすことでコストダウンにも成功。ニューバランスジャパンが、アメリカのニューバランス本社に提案して商品化された日本発信のモデルだが、グローバル展開で量産することもあり、カーボン厚底シューズの半額ほどの価格(税込12,100円)を実現させた。

『FuelCell Propel v4』に込めたこだわりや想いを話す武田氏

『Propel v4』は幅広い活用が可能

リーズナブルなPropel v4だが、ナチュラルな反発弾性はテスターのランナーにも好評だったという。そして、多彩な活用方法が期待されている。

「トップ選手で言えば、普段のジョグ、ペース走、ビルドアップぐらいまではいけるかなと思います。もちろん一般市民ランナー でしたら、レースでも十分に使用できるレベルです」と武田氏。長距離以外でも、中距離選手ならインターバル走やセット走、短距離やフィールド種目の選手なら冬季練習の走り込みや動きづくり、セット走などで着用するのも良さそうだ。

Propel v4を初めて手にした城西大・櫛部監督も、「シューズの選択肢が増えるという面ではすごくいいですね。ケガの予防と脚を鍛える意味では練習時にカーボン厚底シューズは使わせたくありません。でも、接地のタイミングなど独自の感覚を身体に覚えさせることも大切です。こういったシューズはすごく大歓迎で、ペース走やクロカン走などで利用できるのではないかなと感じています」と笑顔を見せた。

櫛部監督は『FuelCell Propel v4』に対して「過度な反発力はなく、自然なかたちで走ることができるシューズ」と評価している

Propel v4はフォアフット走法(つま先接 地走法)に特化したモデルではなく、どんな走法にも対応している。耐久性にも優れており、価格帯を考えても中高生の部活動に最適なモデルと言えるだろう。

「カーボン厚底シューズは大学生でもケガが多いので、発達段階にある中高生はさらに注意が必要だと思います。その点、Propel v4は過度な反発力はなく、自然なかたちで走ることができる。ケガのリスクを抑えられますし、楽しく競技が継続できるのではないでしょうか」(櫛部監督)

現在の長距離界が抱える問題を解決するかもしれない新モデルのPropel v4。ぜひ多くの方に試していただきたい。

文/酒井政人、撮影/船越陽一郎

ニューバランス「FuelCell」シリーズ公式HP

“ほどよい反発”のTPUプレートを搭載

長距離、マラソン界ではカーボンプレート搭載の厚底シューズが主流となり、タイムが急上昇。反面、思いもよらぬケガが増えている。“諸刃の刀”とも言える厚底シューズをいかに使いこなすのかが新たな課題になっているようだ。そのなかでニューバランスはこの春、カーボン厚底シューズの入門モデルを発売。厚底対策はもちろん、部活生の練習用、市民ランナーのレース用と幅広く活用できる“待望のシューズ”が登場した。

カーボン厚底シューズで高速化の反面、新たな課題が発生

この数年間で長距離界の“時計の針”が 一気に進んだ。その要因として大きいのがシューズの進化だろう。6年ほど前から長距離ランナーの足元が変わり始めて、現在はトップ選手のほとんどがカーボンプレート搭載の厚底シューズ(以下、カーボン厚底シューズ)を着用しているのだ。国内の主要レースも高速化が顕著になり、好タイムが続出した。 その一方で、大腿部の疲労骨折など、これまで少なかった股関節まわりのケガが急増。選手や指導者たちを悩ませている。 城西大学男子駅伝部の櫛部静二監督も「シューズ革命じゃないですけど、長距離界は大きな転機を迎えています。私自身、カーボン厚底シューズに抵抗がありました。ただ、レースでパフォーマンスを発揮できるメリットはある。反面、これまで訴えてきた学生がいなかった大腿骨疲労骨折などのケガが増えました。指導者としては、シューズ選択についてどのようにアドバイスをすべきなのか。非常に難しく感じています」と話している。 城西大の選手は普段、ジョグ用2足、レース用2足を履き分けているケースが大半だという。そのためポイント練習はレース用シューズで行う選手が多い。 [caption id="attachment_95310" align="alignnone" width="800"] 長距離界の課題克服が期待できる『FuelCell Propel v4』の良さを語り合った城西大学男子駅伝部の櫛部静二監督(左)とニューバランスジャパン商品本部フットウエア企画部ランニング課マネージャーの武田信夫氏[/caption] 「カーボン厚底シューズを履けば、練習でも速く走れるのは事実です。しかし、練習で多用すると故障が伴います。チームのスタンスとしてはできるだけカーボンプレートが入っていないシューズで脚を鍛えて、ケガを予防するようにしています。ただ、練習メニューによっては、カーボン厚底シューズを履く選手と、履かない選手が混在していますね」(櫛部監督) ジョグ用とカーボン厚底シューズ。両者をつなぐようなモデルがほとんどないため、選手たちもトレーニング時に着用するシューズの選択に頭を悩ませているようだ。

ノンカーボンのTPUプレート搭載モデル

近年のシューズ事情について、ニューバランスジャパン商品本部フットウエア企画部ランニング課マネージャー・武田信夫氏も以下のように感じている。 「近年はカーボン厚底シューズの使用が市民ランナーにも広がっています。ランニング シューズのマーケット全体を見ると、ガチガチの硬いプレートが入っているタイプか、プレートのないニュートラルタイプか、両極化している。その弊害としてカーボン厚底シューズの使用頻度が高くなり、今まであまり聞かなかった箇所の故障を耳にするようになり、新たな課題として捉えています」 そこでニューバランスが開発したのが、カーボン厚底シューズの入門モデルとなる 『FuelCell Propel v4(フューエルセル プロペル v4)』(以下、Propel v4)だ。その最大の特徴はプレートに“TPU”と言われる素材が使用されていることだろう。 「TPUは熱可塑性のプラスチックで、カーボンほど硬くありません。ほどよい反発がありながら安定感もあります。カーボン厚底シューズよりも自身の身体をコントロー ルできるため、身体へのストレスを軽減して走りに集中しやすいシューズです」(武田氏) TPUプレートが搭載されているだけでなく、同社のレース用モデルで使われているヴォイド構造を採用。ソールの中央部分を空洞化することで、着地時に左右のソール部分がへこみやすく、元のかたちへ戻るときに推進力となる。極力、素材を減らすことでコストダウンにも成功。ニューバランスジャパンが、アメリカのニューバランス本社に提案して商品化された日本発信のモデルだが、グローバル展開で量産することもあり、カーボン厚底シューズの半額ほどの価格(税込12,100円)を実現させた。 [caption id="attachment_95312" align="alignnone" width="533"] 『FuelCell Propel v4』に込めたこだわりや想いを話す武田氏[/caption]

『Propel v4』は幅広い活用が可能

リーズナブルなPropel v4だが、ナチュラルな反発弾性はテスターのランナーにも好評だったという。そして、多彩な活用方法が期待されている。 「トップ選手で言えば、普段のジョグ、ペース走、ビルドアップぐらいまではいけるかなと思います。もちろん一般市民ランナー でしたら、レースでも十分に使用できるレベルです」と武田氏。長距離以外でも、中距離選手ならインターバル走やセット走、短距離やフィールド種目の選手なら冬季練習の走り込みや動きづくり、セット走などで着用するのも良さそうだ。 Propel v4を初めて手にした城西大・櫛部監督も、「シューズの選択肢が増えるという面ではすごくいいですね。ケガの予防と脚を鍛える意味では練習時にカーボン厚底シューズは使わせたくありません。でも、接地のタイミングなど独自の感覚を身体に覚えさせることも大切です。こういったシューズはすごく大歓迎で、ペース走やクロカン走などで利用できるのではないかなと感じています」と笑顔を見せた。 [caption id="attachment_95343" align="alignnone" width="533"] 櫛部監督は『FuelCell Propel v4』に対して「過度な反発力はなく、自然なかたちで走ることができるシューズ」と評価している[/caption] Propel v4はフォアフット走法(つま先接 地走法)に特化したモデルではなく、どんな走法にも対応している。耐久性にも優れており、価格帯を考えても中高生の部活動に最適なモデルと言えるだろう。 「カーボン厚底シューズは大学生でもケガが多いので、発達段階にある中高生はさらに注意が必要だと思います。その点、Propel v4は過度な反発力はなく、自然なかたちで走ることができる。ケガのリスクを抑えられますし、楽しく競技が継続できるのではないでしょうか」(櫛部監督) 現在の長距離界が抱える問題を解決するかもしれない新モデルのPropel v4。ぜひ多くの方に試していただきたい。 文/酒井政人、撮影/船越陽一郎 ニューバランス「FuelCell」シリーズ公式HP

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

         

Latest articles 最新の記事

2026.02.11

泉谷駿介が走幅跳で今季初戦 五輪王者・テントグルーと対決 60mには多田、木梨も出場/WA室内ツアー

WA室内ツアー・ゴールド第6戦のベオグラード室内(セルビア)が2月11日に行われるのを前にスタートリストが発表された。 男子走幅跳には110mハードル東京世界選手権代表の泉谷駿介(住友電工)がエントリーしている。泉谷は昨 […]

NEWS 全米選手権 今年はニューヨークで35年ぶりに開催 27年はユージンが舞台

2026.02.11

全米選手権 今年はニューヨークで35年ぶりに開催 27年はユージンが舞台

米国陸連は2月10日、今年の全米選手権の開催概要を発表した。7月23日から26日にニューヨークのアイカーン・スタジアムで開催され、パラ陸上の米国選手権も併催される。 全米選手権のニューヨークでの開催は1991年以来35年 […]

NEWS 走高跳・長谷川直人は2m17で10位 コロジェイスキが2m28で優勝/WA室内ツアー

2026.02.11

走高跳・長谷川直人は2m17で10位 コロジェイスキが2m28で優勝/WA室内ツアー

世界陸連(WA)室内ツアー・シルバーのベスキディ・バーが2月4日、チェコ・トジネツで行われ、男子走高跳に出場した長谷川直人(サトウ食品新潟アルビレックスRC)が2m17で10位となった。 7日に日本歴代8位タイの2m30 […]

NEWS 平和真が現役引退「多くの方に支えていただいた」世界ジュニア代表、IH日本人トップ、早大でも活躍

2026.02.10

平和真が現役引退「多くの方に支えていただいた」世界ジュニア代表、IH日本人トップ、早大でも活躍

男子長距離の平和真(花王)が自身のSNSを更新し、今季限りでの現役引退を発表した。 愛知県出身の31歳。高校から本格的に陸上を始め、名門・豊川工高のエースとして活躍し、3年時には5000mで13分55秒64を出し、世界ジ […]

NEWS 世界陸上銅の勝木隼人、藤井菜々子に都民スポーツ大賞「陸上競技の発展に貢献できるよう」デフメダリストも表彰

2026.02.10

世界陸上銅の勝木隼人、藤井菜々子に都民スポーツ大賞「陸上競技の発展に貢献できるよう」デフメダリストも表彰

東京都は2月10日、昨年の東京世界選手権でメダルを獲得した競歩の勝木隼人(自衛隊体育学校)と藤井菜々子(エディオン)に都民スポーツ大賞を授与した。 同賞は世界的なスポーツ競技会において優秀な成績を収めた東京アスリートの功 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年2月号 (1月14日発売)

2026年2月号 (1月14日発売)

EKIDEN Review
第102回箱根駅伝
ニューイヤー駅伝
全国高校駅伝
全国中学校駅伝
富士山女子駅伝

page top