2023.02.18
2月19日に行われる日本選手権20km競歩の前日会見が、兵庫県神戸市内で開かれて有力選手が登壇した。
今夏のブダペスト世界選手権代表選考会となる一戦。男子は世界選手権連覇中の山西利和(愛知製鋼)が出場を見送っている。
優勝候補筆頭に挙がる東京五輪&オレゴン世界選手権の銀メダリスト・池田向希(旭化成)は、「大きなケガなく秋、冬とトレーニングを継続できていて、ピークを合わせられているので自信があります」と充実ぶりを漂わせる。
オレゴン世界選手権の結果から、参加標準記録1時間20分10秒を突破してフィニッシュすればブダペスト世界選手権代表に内定するだけに、「内定を絶対条件に頑張りたい」と意気込みを語る。
昨年の夏以降は「歩型の技術、スピード、スタミナの強化に励んできた」と池田。記録を意識しつつも「どうレース展開をもっていき、仕掛けて引き離すか。イメージしながら、それを実現できるか試したい」と言う。
前回王者で通算最多6度の優勝を誇る髙橋英輝(富士通)は「オレゴン世界選手権が終わってから、右膝裏の故障が長引いて始動が遅れた」と言う。元々、昨年の4月から腓骨周辺を痛めていたため、世界選手権でも力を発揮できず29位。「まだ消化できていない」というのも本音だが「もう一度頑張りたいと思えた」と前を向く。
状態は万全とはいえないが、そこはベテラン。「合宿をしながらこのレースに向けて準備してきた。不安もありますが、キャリアも積み重ねてきたので、経験を生かしながら目標をつかみとりたい」と、ブダペスト世界選手権代表入りを目指す。髙橋をはじめ、池田以外の選手は1時間19分30秒を切って池田を除く最上位に入れば代表に内定する。
ブダペスト世界選手権、さらには来年に控えるパリ五輪も視野に入る大事な一戦。日本選手権20km競歩は2月19日、男子は8時50分、女子は10時35分にスタート。レースの模様はライブ配信される。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.07.18
-
2025.07.17
-
2025.07.17
-
2025.07.13
-
2025.07.05
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.07.18
富士北麓ワールドトライアル 100mに栁田大輝、桐生祥秀 ハードルに泉谷駿介、田中佑美がエントリー!
日本陸連は7月18日、日本グランプリシリーズの富士北麓ワールドトライアル2025のエントリーリストを発表した。 男子100mには日本選手権で優勝した桐生祥秀(日本生命)を筆頭に、関口裕太(早大)、小池祐貴(住友電工)、多 […]
2025.07.18
【世界陸上プレイバック】―13年モスクワ―棒高跳イシンバエワが地元で有終の美 福士加代子がマラソンで笑顔の銅メダル、桐生祥秀が世界デビュー
今年9月、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。 これ […]
2025.07.18
100m栁田大輝60年ぶり“世界一”なるか!?落合晃、阿部竜希、柳井綾音らがドイツで勝負/ユニバ
学生世界一を決めるFISUワールドユニバーシティゲームズの陸上競技が7月21日から27日まで、ドイツのライン・ルールで行われる。若き日本代表の注目選手を紹介する。 男子100mには栁田大輝(東洋大)が出場する。自己記録は […]
2025.07.18
チェプンゲティチ暫定的資格停止!女子マラソン初2時間10分切り、3月のドーピング検査陽性
世界陸連の独立不正監査機関「アスリート・インテグリティー・ユニット」(AIU)は7月17日、女子マラソン世界記録(2時間9分56秒)保持者のルース・チェプンゲティチ(ケニア)に暫定的資格停止処分を科したことを発表した。 […]
Latest Issue
最新号

2025年8月号 (7月14日発売)
詳報!日本選手権
IH地区大会