HOME 駅伝

2023.01.22

高校は神村学園が区間新2つの快走でV4 一般は森田姉妹のパナソニックが初制覇 /選抜女子駅伝
高校は神村学園が区間新2つの快走でV4 一般は森田姉妹のパナソニックが初制覇 /選抜女子駅伝

23年選抜女子駅伝高校の部を制した神村学園の5区上野(写真は22年全国高校駅伝)

◇第34回選抜女子駅伝北九州大会(1月22日/福岡・小倉城歴史の道広場発着)

高校と一般が同時スタートし、27.2kmで行われるレース。17チームが参加した高校の部(6区間)は、神村学園(鹿児島)が1時間28分56秒で3年ぶり4回目の優勝。9チームが出場した一般の部(5区間)は、パナソニックが1時間28分14秒で初めて制した。

高校の部では、昨年末の全国高校駅伝3位の神村学園がその実力を見せた。1区の田島愛梨(3年)が17秒差の3位発進だったが、2区(3.8km)のジェプチルチル・ブレンダ(1年)が11分51秒の区間新記録でトップに浮上する。

広告の下にコンテンツが続きます

その後、3区の沖田萌々(3年)は首位をキープすると、4区の黒神璃菜(1年)が区間新でリードを拡大。5区上野優月(3年)からトップでタスキを受けたアンカーの小倉陽菜(1年)も区間賞を獲得し、高校では真っ先にフィニッシュした。

2位は1分差で薫英女学院(大阪)で、3位は立命館宇治(京都)だった。なお、1区(5.3km)で地元の北九州市立(福岡)・野田真理耶(3年)が16分49秒の区間新記録をマークした。

一方のパナソニックは序盤こそ、同時スタートした高校生に先行されたが、3区の森田香織が区間賞で先頭に立つと、4区に入った双子の妹・詩織に中継。このレースで引退する森田詩織はがっちりと首位を守り、アンカーの中村優希が優勝テープを切った。

広告の下にコンテンツが続きます

2位は34秒差で九電工、3位はユニバーサルエンターテインメントだった。

次のページに総合成績と区間賞

◇第34回選抜女子駅伝北九州大会(1月22日/福岡・小倉城歴史の道広場発着) 高校と一般が同時スタートし、27.2kmで行われるレース。17チームが参加した高校の部(6区間)は、神村学園(鹿児島)が1時間28分56秒で3年ぶり4回目の優勝。9チームが出場した一般の部(5区間)は、パナソニックが1時間28分14秒で初めて制した。 高校の部では、昨年末の全国高校駅伝3位の神村学園がその実力を見せた。1区の田島愛梨(3年)が17秒差の3位発進だったが、2区(3.8km)のジェプチルチル・ブレンダ(1年)が11分51秒の区間新記録でトップに浮上する。 その後、3区の沖田萌々(3年)は首位をキープすると、4区の黒神璃菜(1年)が区間新でリードを拡大。5区上野優月(3年)からトップでタスキを受けたアンカーの小倉陽菜(1年)も区間賞を獲得し、高校では真っ先にフィニッシュした。 2位は1分差で薫英女学院(大阪)で、3位は立命館宇治(京都)だった。なお、1区(5.3km)で地元の北九州市立(福岡)・野田真理耶(3年)が16分49秒の区間新記録をマークした。 一方のパナソニックは序盤こそ、同時スタートした高校生に先行されたが、3区の森田香織が区間賞で先頭に立つと、4区に入った双子の妹・詩織に中継。このレースで引退する森田詩織はがっちりと首位を守り、アンカーの中村優希が優勝テープを切った。 2位は34秒差で九電工、3位はユニバーサルエンターテインメントだった。 次のページに総合成績と区間賞

選抜女子駅伝北九州大会の総合成績と区間賞

■高校の部 ●総合成績 1位 神村学園(鹿児島) 1.28.56 2位 薫英女学院(大阪) 1.29.56 3位 立命館宇治(京都) 1.30.32 4位 諫早(長崎) 1.30.44 5位 北九州市立(福岡) 1.32.27 6位 鹿児島(鹿児島) 1.33.20 7位 九国大付属(福岡) 1.33.57 8位 宮崎日大(宮崎) 1.34.01 9位 西脇工(兵庫) 1.34.10 10位 ルーテル学院(熊本) 1.35.00 11位 白石(佐賀) 1.35.02 12位 西京(山口) 1.36.04 13位 小林(宮崎) 1.36.38 14位 八幡浜(愛媛) 1.37.46 15位 佐賀清和(佐賀) 1.38.53 16位 北九州市高校選抜 1.40.02 17位 鳥取城北(鳥取) 1.40.50 ●区間賞 1区(5.3km)野田真理耶(北九州市立・福岡)16.49=区間新 2区(3.8km)ジェプチルチル・ブレンダ(神村学園・鹿児島)11.51=区間新 3区(3.9km)池田悠音(立命館宇治・京都)12.58 4区(3.8km)黒神璃菜(神村学園・鹿児島)11.54=区間新 5区(5.9km)水本佳菜(薫英女学院・大阪)19.00 6区(4.5km)小倉陽菜(神村学園・鹿児島)14.59 ■一般の部 ●総合成績 1位 パナソニック 1.28.14 2位 九電工 1.28.48 3位 ユニバーサルエンターテインメント 1.29.11 4位 肥後銀行 1.31.04 5位 岩谷産業 1.31.13 6位 大阪学院大学 1.31.38 7位 TOTO 1.32.30 8位 キヤノン 1.32.43 9位 北九州市一般選抜 1.36.19 ●区間賞 1区(5.3km)渡邊菜々美(パナソニック)16.55=区間新 2区(3.8km)エヴァ・チェロノ(TOTO)11.34 3区(3.9km)森田香織(パナソニック)12.42 4区(3.8km)猿見田裕香(ユニバーサルエンターテインメント)11.53 5区(10.4km)唐沢ゆり(九電工)34.30

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.09.17

女子1500m・キピエゴンが先頭譲らず史上初の3連覇! ハンマー投・カツバーグが84m70でV2/世界陸上Day4

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)4日目 東京世界陸上4日目のイブニングセッションが行われ、女子1500m決勝ではフェイス・キピエゴン(ケニア)が3分52秒15で同種目史上初の3連覇を果たした。 これぞ女王 […]

NEWS 110mH5位の村竹ラシッド 人生懸けて過ごした1年「何が足りなかったんだろう」/東京世界陸上

2025.09.17

110mH5位の村竹ラシッド 人生懸けて過ごした1年「何が足りなかったんだろう」/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)4日目 東京世界陸上の4日目のイブニングセッションが行われ、男子110mハードルで村竹ラシッド(JAL)が13秒18(-0.3)で5位入賞を果たした。昨年のパリ五輪(5位) […]

NEWS 入場者数が30万人突破!! 平日夜でも約4万人が歓声送る/東京世界陸上

2025.09.17

入場者数が30万人突破!! 平日夜でも約4万人が歓声送る/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)4日目 東京2025世界陸上財団は9月16日、東京世界陸上の4日目(DAY4)までの総入場者数が30万人を突破したことを発表した。 世界陸上は大会初日、2日目とイブニングセ […]

NEWS 足の痛みに耐えた赤松諒一 2大会連続8位タイも「2m28は絶対に跳べると思っていた」/東京世界陸上

2025.09.17

足の痛みに耐えた赤松諒一 2大会連続8位タイも「2m28は絶対に跳べると思っていた」/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)4日目 東京世界陸上4日目のイブニングセッションが行われ、男子走高跳決勝に出場した赤松諒一(SEIBU PRINCE)が2m24を跳び、8位入賞を果たした。 前回のブダペス […]

NEWS 走高跳・瀬古優斗10位 初出場で入賞逃す悔しさを感じつつ「夢の舞台を経験して最高」/東京世界陸上

2025.09.17

走高跳・瀬古優斗10位 初出場で入賞逃す悔しさを感じつつ「夢の舞台を経験して最高」/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)4日目 東京世界陸上の4日目のイブニングセッションが行われ、男子走高跳決勝に出場した瀬古優斗(FAAS)が2m20で10位だった。 入賞を逃し、満足はしていない。だが、世界 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年10月号 (9月9日発売)

2025年10月号 (9月9日発売)

【別冊付録】東京2025世界陸上観戦ガイド
村竹ラシッド/桐生祥秀/中島佑気ジョセフ/中島ひとみ/瀬古優斗
【Coming EKIDEN Season 25-26】
学生長距離最新戦力分析/青学大/駒大/國學院大/中大/

page top