HOME 駅伝

2022.11.07

東海大・石原翔太郎3区区間賞「予選会の悔しさ晴らしたかった」ケガからの復活に涙/全日本大学駅伝
東海大・石原翔太郎3区区間賞「予選会の悔しさ晴らしたかった」ケガからの復活に涙/全日本大学駅伝

◇第54回全日本大学駅伝(11月6日/愛知・熱田神宮~三重・伊勢神宮:8区間106.8km)

大学駅伝日本一を決める全日本大学駅伝が行われた。惜しくも10位とシード権を逃した東海大だが、そんな中で輝いたのが3区に入ったエースの石原翔太郎(3年)。15位でタスキを受けると、順位を3つ上げて区間賞を獲得した。

広告の下にコンテンツが続きます

レース後、「ここまで長かったです」と涙声になって言葉が詰まる。1年時に4区を走って区間新。箱根駅伝でも3区区間賞と飛躍を遂げた。その後は股関節を痛めて戦線離脱。長期間、表舞台から姿を消した。

懸命なリハビリと地道なトレーニング、そして「監督やコーチ、家族など周りの方が支えてくれました」と感謝するように周囲が心強くサポート。そしてエースは戻ってきた。

10月の箱根駅伝予選会では終盤まで日本人トップ争いに加わるも失速。「悔しい結果だったので、ここで晴らしたいと思っていました」。しっかりと疲労を抜いて、「順調に練習をつめていました」。

タスキを受けた順位が思ったより後方で「焦りました」と石原。だが、両角速監督から「自分の走りをしてくれればいいから」と送り出され、石原はまっすぐに前を追って順位を上げていく。

広告の下にコンテンツが続きます

区間賞獲得に「うれしい」と喜びつつ、「タイムはもう少し上げたかった。少ししか順位を上げられたかったのが残念」と石原。今年7月に5000mで13分29秒21の自己新をマークするなど、徐々に本来の走りに近づいている。箱根路での東海大2年ぶりシード権奪還へ。頼もしいエースが戻ってきた。

◇第54回全日本大学駅伝(11月6日/愛知・熱田神宮~三重・伊勢神宮:8区間106.8km) 大学駅伝日本一を決める全日本大学駅伝が行われた。惜しくも10位とシード権を逃した東海大だが、そんな中で輝いたのが3区に入ったエースの石原翔太郎(3年)。15位でタスキを受けると、順位を3つ上げて区間賞を獲得した。 レース後、「ここまで長かったです」と涙声になって言葉が詰まる。1年時に4区を走って区間新。箱根駅伝でも3区区間賞と飛躍を遂げた。その後は股関節を痛めて戦線離脱。長期間、表舞台から姿を消した。 懸命なリハビリと地道なトレーニング、そして「監督やコーチ、家族など周りの方が支えてくれました」と感謝するように周囲が心強くサポート。そしてエースは戻ってきた。 10月の箱根駅伝予選会では終盤まで日本人トップ争いに加わるも失速。「悔しい結果だったので、ここで晴らしたいと思っていました」。しっかりと疲労を抜いて、「順調に練習をつめていました」。 タスキを受けた順位が思ったより後方で「焦りました」と石原。だが、両角速監督から「自分の走りをしてくれればいいから」と送り出され、石原はまっすぐに前を追って順位を上げていく。 区間賞獲得に「うれしい」と喜びつつ、「タイムはもう少し上げたかった。少ししか順位を上げられたかったのが残念」と石原。今年7月に5000mで13分29秒21の自己新をマークするなど、徐々に本来の走りに近づいている。箱根路での東海大2年ぶりシード権奪還へ。頼もしいエースが戻ってきた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.27

立命大の連覇か、城西大の2冠か、名城大の復権は!?今年最後の駅伝の行方を占う/富士山女子駅伝

◇2025富士山女子駅伝(12月30日/静岡・富士山本宮浅間大社前~富士総合運動公園陸上競技場:7区間43.4km) 大学女子2大タイトルの一つ、富士山女子駅伝が12月30日に行われる。優勝候補のチームをチェックしていく […]

NEWS 箱根駅伝Stories/初の総合優勝狙う國學院大 「堅実な駅伝をすれば勝機を見いだせる」 悲願達成へ“山攻略”を

2025.12.27

箱根駅伝Stories/初の総合優勝狙う國學院大 「堅実な駅伝をすれば勝機を見いだせる」 悲願達成へ“山攻略”を

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 スローガンに込めた想い 今季、國學院大が掲げたチームスローガンは『は […]

NEWS 國學院大・田中愛睦が5000m14分14秒08でトップ 10000mは城西大・橋本健市が1着/早大競技会

2025.12.27

國學院大・田中愛睦が5000m14分14秒08でトップ 10000mは城西大・橋本健市が1着/早大競技会

2025年度第7回早大競技会は12月27日、埼玉県所沢市の早大所沢キャンパス織田幹雄記念陸上競技場で行われ、男子5000mは國學院大の田中愛睦(3年)が14分14秒08で全体トップだった。 千葉・八千代松陰高出身の田中は […]

NEWS 村竹ラシッドがG1プレゼンター登場「うれしそうな雰囲気伝わりました」レースに馬券に大興奮

2025.12.27

村竹ラシッドがG1プレゼンター登場「うれしそうな雰囲気伝わりました」レースに馬券に大興奮

男子110mハードル日本記録保持者の村竹ラシッド(JAL)が日本中央競馬会のJ・G1中山大障害(中山競馬場)の表彰式にプレゼンターとして登壇した。 大の競馬好きとして知られる村竹。以前から「プレゼンターをしてみたい」とい […]

NEWS “5強”による大激戦か!? 3連覇へ青学大、全日本王者・駒大、初V狙う國學院大、早大、中大が挑戦/箱根駅伝

2025.12.27

“5強”による大激戦か!? 3連覇へ青学大、全日本王者・駒大、初V狙う國學院大、早大、中大が挑戦/箱根駅伝

第102回東京箱根間往復大学駅伝は2026年1月2日に往路、3日に復路の全10区間217.1kmで行われる。 今回も前回10位までのシード10校と予選会を通過した10校、オープン参加の関東学生連合チームを加えた計21チー […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top