HOME 国内、大学

2022.10.24

駒大エース田澤廉が来春からトヨタ自動車へ!オレゴン世界陸上10000m代表、学生駅伝区間賞4回
駒大エース田澤廉が来春からトヨタ自動車へ!オレゴン世界陸上10000m代表、学生駅伝区間賞4回

田澤廉

オレゴン世界選手権10000m代表の田澤廉(駒大4年)が、来春トヨタ自動車へ入社することが双方のチームへの取材でわかった。

田澤は青森山田高1年時に5000mで当時高1歴代3位の14分04秒92をマークして注目を集めると、駒大入学後に秘めたポテンシャルがさらに開花。1年時から中心選手として活躍し、これまで全日本大学駅伝では3年連続区間賞(7区、8区、7区)、今年の箱根駅伝ではエース区間の2区で強力なケニア人留学生を抑えて区間トップの走りを見せた。

その活躍は駅伝だけにとどまらず、昨年12月には日本歴代2位、日本人学生最高記録となる27分23秒44をマーク。7月のオレゴン世界選手権では2013年の大迫傑(早大/現・Nike)以来となる学生での10000m出場を果たした。

トヨタ自動車は全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)で3度の優勝実績を持つ強豪で、今年の世界選手権では駒大OBの西山雄介がマラソンで出場している。

田澤は卒業後も駒大を練習拠点とし、大八木弘明監督のもとで指導を受けるという。大八木監督は「(田澤本人が)世界陸上やパリ五輪など世界の舞台で戦いたいという気持ちが強いので、その目標に向かって引き続き二人三脚で進んでいきたい」とコメントしている。

駒大OBでは、東京五輪男子マラソン代表の中村匠吾(富士通)が卒業後も大学を拠点として大八木監督の指導を受けた過去がある。田澤は1年時から8歳年上である中村の米国合宿に同行しており、あこがれの人物に中村の名を挙げるほど影響を受けていた。

日本学生長距離界のエースが、卒業後も恩師とともに世界を目指す。

トヨタ自動車・佐藤敏信総監督コメント
「田澤選手は世界を目指し、実際に世界選手権にも出た選手です。そして、ウチも世界を目指すチーム。切磋琢磨して、世界と戦うためにレベルアップを目指してもらいたいと思っています。合わせて、ニューイヤー駅伝優勝に向けても大きな力になってもらいたいと考えています」

オレゴン世界選手権10000m代表の田澤廉(駒大4年)が、来春トヨタ自動車へ入社することが双方のチームへの取材でわかった。 田澤は青森山田高1年時に5000mで当時高1歴代3位の14分04秒92をマークして注目を集めると、駒大入学後に秘めたポテンシャルがさらに開花。1年時から中心選手として活躍し、これまで全日本大学駅伝では3年連続区間賞(7区、8区、7区)、今年の箱根駅伝ではエース区間の2区で強力なケニア人留学生を抑えて区間トップの走りを見せた。 その活躍は駅伝だけにとどまらず、昨年12月には日本歴代2位、日本人学生最高記録となる27分23秒44をマーク。7月のオレゴン世界選手権では2013年の大迫傑(早大/現・Nike)以来となる学生での10000m出場を果たした。 トヨタ自動車は全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)で3度の優勝実績を持つ強豪で、今年の世界選手権では駒大OBの西山雄介がマラソンで出場している。 田澤は卒業後も駒大を練習拠点とし、大八木弘明監督のもとで指導を受けるという。大八木監督は「(田澤本人が)世界陸上やパリ五輪など世界の舞台で戦いたいという気持ちが強いので、その目標に向かって引き続き二人三脚で進んでいきたい」とコメントしている。 駒大OBでは、東京五輪男子マラソン代表の中村匠吾(富士通)が卒業後も大学を拠点として大八木監督の指導を受けた過去がある。田澤は1年時から8歳年上である中村の米国合宿に同行しており、あこがれの人物に中村の名を挙げるほど影響を受けていた。 日本学生長距離界のエースが、卒業後も恩師とともに世界を目指す。 トヨタ自動車・佐藤敏信総監督コメント 「田澤選手は世界を目指し、実際に世界選手権にも出た選手です。そして、ウチも世界を目指すチーム。切磋琢磨して、世界と戦うためにレベルアップを目指してもらいたいと思っています。合わせて、ニューイヤー駅伝優勝に向けても大きな力になってもらいたいと考えています」

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.07.27

女子競歩の岡田久美子は調整順調「メダルを狙える位置。新たな挑戦でワクワクしている」/パリ五輪

パリ五輪・陸上競技に向けて日本代表選手団が7月27日午前、出国前に羽田空港で会見を行い、意気込みを語った。 2016年リオ、21年東京に続く3大会連続の五輪代表となる女子競歩の岡田久美子(富士通)は「いよいよだなという気 […]

NEWS 女子走幅跳日本記録保持者・秦澄美鈴 目標は決勝進出「自己ベストを狙っていきたい」/パリ五輪

2024.07.27

女子走幅跳日本記録保持者・秦澄美鈴 目標は決勝進出「自己ベストを狙っていきたい」/パリ五輪

パリ五輪・陸上競技に向けて日本代表選手団が7月27日午前、出国前に羽田空港で会見を行い、意気込みを語った。 女子走幅跳に出場する秦澄美鈴(住友電工)は「緊張しています」と言いながらも「シーズン初めに比べて調子が上がってい […]

NEWS 混合競歩代表の川野将虎「自分らしい粘り強い歩きで上位を目指したい」/パリ五輪

2024.07.27

混合競歩代表の川野将虎「自分らしい粘り強い歩きで上位を目指したい」/パリ五輪

パリ五輪・陸上競技に向けて日本代表選手団が7月27日午前、出国前に羽田空港で会見を行い、意気込みを語った。 男女混合競歩リレー代表の川野将虎(旭化成)は前回の東京大会に続くオリンピック。「前回から3年間。一つの集大成」と […]

NEWS 北口榛花「新たな歴史を作れるよう」田中希実「それではみんなで、よーいどん!」日本代表コメント集/パリ五輪

2024.07.27

北口榛花「新たな歴史を作れるよう」田中希実「それではみんなで、よーいどん!」日本代表コメント集/パリ五輪

100年ぶりにフランス・パリを舞台に五輪が開幕した。陸上競技は8月1日から11日までの日程で行われる。開幕に合わせて日本オリンピック委員会(JOC)は日本代表の意気込みコメントを発表した。 2大会連続出場で女子主将を務め […]

NEWS 中大ルーキー・岡田開成が3000m7分55秒41! U20歴代4位の好タイム

2024.07.27

中大ルーキー・岡田開成が3000m7分55秒41! U20歴代4位の好タイム

7月26日、中大多摩キャンパス競技場で「Summer Night Run Festival in CHUO」が行われ、男子3000mで岡田開成(中大1)が7分55秒41とU20歴代4位のタイムをマークした。 同大会はこれ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年8月号 (7月12日発売)

2024年8月号 (7月12日発売)

W別冊付録
パリ五輪観戦ガイド&福岡インターハイ完全ガイド

page top