HOME 国内、大学

2022.09.11

女子100m青野朱李が4年目で初V!男子は順大・宇野が全国初タイトル/日本IC
女子100m青野朱李が4年目で初V!男子は順大・宇野が全国初タイトル/日本IC

◇日本インカレ(京都・たけびしスタジアム京都:西京極)2日目

学生ナンバーワンを決める第91回日本インカレの2日目が行われ、男女100mはいずれもインカレ初タイトルとなった。

広告の下にコンテンツが続きます

女子100mを制したのは青野朱李(山梨学大)。先行する石堂陽奈(環太平洋大)をフィニッシュ直前でとらえ、11秒64(+0.4)をマークして優勝した。

高校時代には2年時の地元山形インターハイで200m優勝。「100mは少し苦手なところもあったので、優勝できてうれしいです」とひとしおだった。今大会の目標は「自己ベストで勝つこと」と、4月に出した11秒53の更新を目指していたという。それには届かなかったが、「まずは優勝できてよかった」と笑顔を見せ、「200mも自己ベストで勝ちたい」と意気込みを語った。

10秒36(+0.8)で男子100mの頂点に立ったのは順大3年の宇野勝翔。「去年は準決勝の9番目だった」ところからリベンジを果たした。

インカレ後の10月に左足首を痛め、練習に復帰できたのは今年5月。それまでは「ジョグもできなかった」と言うほどだった。その間は自重でのウエイトトレーニングを含めて、「できることをやってきた」と、地道なトレーニングを重ねた。

8月には100mで10秒40、200mで20秒95と自己新。「決勝に行く」とチームメイトに宣言して臨み、「有言実行できました」と胸を張った。総合優勝を狙うチームにあって、「すごく意識していました」と8点を取れたことに喜びを語る。

同期には三浦龍司、村竹ラシッドらがおり、「刺激を受けています」。北陸高時代にはインターハイ決勝進出もなかった宇野は、「まだまだフィジカル面で未熟な部分があります。この冬季で強化していきたい」と、日本インカレ優勝をステップに飛躍を誓った。

■日本インカレ2日目の優勝者一覧
・男子
100m 宇野勝翔(順大3) 10秒36(+0.8)
110mH 村竹ラシッド(順大3) 13秒36(+0.7)
4×100mR 筑波大 38秒86
走高跳 山中 駿(京大2) 2m15
砲丸投 奥村仁志(国士大4) 18m06=大会新
円盤投 山下航生(九州共立大4) 52m94
十種競技 川元莉々輝(立命大3) 7286点

・女子
100m 青野朱李(山梨学大4) 11秒64(+0.4)
100mH 田中きよの(駿河台大3) 13秒44(-0.4)
3000m障害 齋藤みう(日体大2) 10分14秒26
10000m競歩 梅野倖子(順大2) 47分10秒31
4×100mR 福岡大 44秒93
走高跳 諸隈あやね(日女体大3) 1m79
三段跳 船田茜理(武庫川女大4) 13m56(+1.0)
円盤投 齋藤真希(東女体大4) 54m72=大会新

◇日本インカレ(京都・たけびしスタジアム京都:西京極)2日目 学生ナンバーワンを決める第91回日本インカレの2日目が行われ、男女100mはいずれもインカレ初タイトルとなった。 女子100mを制したのは青野朱李(山梨学大)。先行する石堂陽奈(環太平洋大)をフィニッシュ直前でとらえ、11秒64(+0.4)をマークして優勝した。 高校時代には2年時の地元山形インターハイで200m優勝。「100mは少し苦手なところもあったので、優勝できてうれしいです」とひとしおだった。今大会の目標は「自己ベストで勝つこと」と、4月に出した11秒53の更新を目指していたという。それには届かなかったが、「まずは優勝できてよかった」と笑顔を見せ、「200mも自己ベストで勝ちたい」と意気込みを語った。 10秒36(+0.8)で男子100mの頂点に立ったのは順大3年の宇野勝翔。「去年は準決勝の9番目だった」ところからリベンジを果たした。 インカレ後の10月に左足首を痛め、練習に復帰できたのは今年5月。それまでは「ジョグもできなかった」と言うほどだった。その間は自重でのウエイトトレーニングを含めて、「できることをやってきた」と、地道なトレーニングを重ねた。 8月には100mで10秒40、200mで20秒95と自己新。「決勝に行く」とチームメイトに宣言して臨み、「有言実行できました」と胸を張った。総合優勝を狙うチームにあって、「すごく意識していました」と8点を取れたことに喜びを語る。 同期には三浦龍司、村竹ラシッドらがおり、「刺激を受けています」。北陸高時代にはインターハイ決勝進出もなかった宇野は、「まだまだフィジカル面で未熟な部分があります。この冬季で強化していきたい」と、日本インカレ優勝をステップに飛躍を誓った。 ■日本インカレ2日目の優勝者一覧 ・男子 100m 宇野勝翔(順大3) 10秒36(+0.8) 110mH 村竹ラシッド(順大3) 13秒36(+0.7) 4×100mR 筑波大 38秒86 走高跳 山中 駿(京大2) 2m15 砲丸投 奥村仁志(国士大4) 18m06=大会新 円盤投 山下航生(九州共立大4) 52m94 十種競技 川元莉々輝(立命大3) 7286点 ・女子 100m 青野朱李(山梨学大4) 11秒64(+0.4) 100mH 田中きよの(駿河台大3) 13秒44(-0.4) 3000m障害 齋藤みう(日体大2) 10分14秒26 10000m競歩 梅野倖子(順大2) 47分10秒31 4×100mR 福岡大 44秒93 走高跳 諸隈あやね(日女体大3) 1m79 三段跳 船田茜理(武庫川女大4) 13m56(+1.0) 円盤投 齋藤真希(東女体大4) 54m72=大会新

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.08

サニブラウンがU20合宿にサプライズ登場!「みなさんが日本陸上界の未来」期待のジュニア選手たちにエール

有力ジュニア選手が全国から集まるU20オリンピック育成競技者研修合宿が12月4日から7日までの4日間、ナショナルトレーニングセンターで行われた。 選手たちが集合し、開講式が開かれて最初の研修に登場したのが男子短距離のサニ […]

NEWS U20世代トップ選手約60人が4日間合宿! 100mインターハイ2位の菅野翔唯、100mH高校記録保持者・石原南菜ら参加

2025.12.08

U20世代トップ選手約60人が4日間合宿! 100mインターハイ2位の菅野翔唯、100mH高校記録保持者・石原南菜ら参加

ジュニア世代の有力選手が対象の「U20オリンピック育成競技者研修合宿」が12月4~7日の4日間、東京都北区のナショナルトレーニングセンターで行われた。 インターハイやU20日本選手権、U18大会などで上位に入った高校生や […]

NEWS 富士山女子駅伝の全日本大学選抜に立教大・小川陽香、明治国際医療大・古西亜海ら12人選出

2025.12.08

富士山女子駅伝の全日本大学選抜に立教大・小川陽香、明治国際医療大・古西亜海ら12人選出

日本学生陸上競技連合は12月8日、2025全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝)に出場する全日本大学選抜チームの選手を発表した。 全日本大学選抜チームは全国8地区学連(北海道、東北、関東、北信越、東海、関西、中国四国、 […]

NEWS 2026年関東インカレは5月21日~24日に宇都宮で初開催! 参加標準記録も発表

2025.12.08

2026年関東インカレは5月21日~24日に宇都宮で初開催! 参加標準記録も発表

12月8日、関東学連は2026年の関東インカレを、栃木県宇都宮市のカンセキスタジアムとちぎで5月21日から24日に開催すると発表した。 関東の学生ナンバーワンを決める関東インカレは、来年で第105回を迎える伝統の対校戦。 […]

NEWS 女子400mのナセルがアディダスと契約 パリ五輪銀、東京世界陸上銅メダリスト

2025.12.08

女子400mのナセルがアディダスと契約 パリ五輪銀、東京世界陸上銅メダリスト

女子400mのアジア記録保持者、S.E.ナセル(バーレーン)がアディダスとのプロ契約を結んだことを発表した。自身のSNSで契約締結に関して「新たな挑戦と歴史的偉業に向け、アディダスの献身的な取り組みとパートナーシップは極 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top