◇オレゴン世界陸上(7月15日~24日/米国・オレゴン州ユージン)10日目
オレゴン世界陸上10日目のイブニングセッションに行われた女子100mハードル準決勝。1組1着だったトビ・アムサン(ナイジェリア)が12秒12(+0.9)の世界新記録を樹立した。
12秒20の世界記録保持者ケンドラ・ハリソン(米国)と同じ組に入ったアムサンは、4レーンから鋭いハードリングを披露。ハリソンを圧倒してトップでフィニッシュした。そして、刻まれたタイムはハリソンの世界記録を6年ぶりに0.08秒も塗り替えるもの。この種目で史上初の12秒1台突入を果たしたアムサンは、喜びを爆発させた。
前回のドーハ大会、昨年の東京五輪と4位に入っている。今季は6月のダイヤモンドリーグ・パリ大会で12秒41、今大会の予選では12秒40(+1.5)と自らのアフリカ記録を0.01秒ずつ短縮するなど好調だった。
女子400mハードルで50秒68を打ち立てたシドニー・マクラフリン(米国)に続き、今大会2つめの世界新。この種目でアフリカ勢が世界記録をマークするのは初だった。決勝は今日の午前11時(日本時間)に行われる。
■女子100mH世界歴代10傑
12.12 0.9 トビ・アムサン(ナイジェリア) 2022. 7.24
12.20 0.3 ケンドラ・ハリソン(米国) 2016. 7.22
12.21 0.7 ヨルダンカ・ドンコワ(ブルガリア) 1988. 8.20
12.25 1.4 ギンカ・ザゴルチェワ(ブルガリア) 1987. 8. 8
12.26 1.7 リュドミラ・ナロジレンコ(ロシア) 1992. 6. 6
12.26 1.2 ブリアナ・ローリンス(米国) 2013. 6.22
12.26 -0.2 ジャスミン・カマチョ・クイン(プエルトリコ) 2021. 8. 1
12.28 1.1 シェリー・ピアソン(豪州) 2011. 9. 3
12.31 0.3 ブリタニー・アンダーソン(ジャマイカ) 2022. 7.24
12.32 0.7 ダニエル・ウィリアムス(ジャマイカ) 2019. 7.20

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