HOME 国内、世界陸上、日本代表
女子100mH・福部真子「本当にずっと目指していた」日本新!準決勝で12秒82マーク!/世界陸上
女子100mH・福部真子「本当にずっと目指していた」日本新!準決勝で12秒82マーク!/世界陸上


◇オレゴン世界陸上(7月15日~24日/米国・オレゴン州ユージン)10日目

オレゴン世界陸上10日目のイブニングセッションに行われた女子100mハードル準決勝。その1組1レーンを力強く駆け抜けた福部真子(日本建設工業)は、記録を確認すると笑顔が弾けた。8着ながら12秒82(+0.9)の日本新記録をマーク。その後のインタビューで「言葉に表せないです」と感無量の面持ちで語った。

初めての世界大会ながら、「自分のレースをしっかりするということをスタートする時からずっと意識してやってきました」。予選は自己ベストにあと0.03秒と迫る、世界陸上日本人最高タイム12秒96(+0.5)で4着。着順通過にあと1つながら、プラスの1番目で準決勝進出を決めた。そして、セミファイナルもその姿勢は変わらない。

広告の下にコンテンツが続きます

1着だったトビ・アムサン(ナイジェリア)が6年ぶり世界新、この種目で史上初の12秒1台となる12秒12をマークするというまさに世界水準のレースの中で、自分の力を出し切った。青木益未(七十七銀行)が4月10日の北陸実業団選手権予選で出した12秒86の日本記録を0.04秒更新。大舞台で価値ある快走だ。だが、それだけでなく今大会の参加標準記録である12秒84も突破したことで、日本の女子100mハードルを新たなレベルへと引き上げたと言える。

「12秒82というタイムはちょっと想定外。うれしいです」

広島・府中中では四種競技で日本一となり、広島皆実高では100mハードルでインターハイ3連覇の偉業を成し遂げた。日体大に入ってからは大きな浮き沈みを経験したが、今年は6月に日本選手権で初優勝、布勢スプリントでも12秒93の日本歴代3位をマーク。26歳にして初の世界大会代表入りをつかんだ。

「日本新は本当にずっと目指していたこと。うまく言葉にできないんですけど。本当にいろんな方々に助けてもらったという思いでいっぱいです」

うれしさも、悔しさも、さまざまな経験をしてきた。そのすべてを力に、さらなる世界を目指していく。

◇オレゴン世界陸上(7月15日~24日/米国・オレゴン州ユージン)10日目 オレゴン世界陸上10日目のイブニングセッションに行われた女子100mハードル準決勝。その1組1レーンを力強く駆け抜けた福部真子(日本建設工業)は、記録を確認すると笑顔が弾けた。8着ながら12秒82(+0.9)の日本新記録をマーク。その後のインタビューで「言葉に表せないです」と感無量の面持ちで語った。 初めての世界大会ながら、「自分のレースをしっかりするということをスタートする時からずっと意識してやってきました」。予選は自己ベストにあと0.03秒と迫る、世界陸上日本人最高タイム12秒96(+0.5)で4着。着順通過にあと1つながら、プラスの1番目で準決勝進出を決めた。そして、セミファイナルもその姿勢は変わらない。 1着だったトビ・アムサン(ナイジェリア)が6年ぶり世界新、この種目で史上初の12秒1台となる12秒12をマークするというまさに世界水準のレースの中で、自分の力を出し切った。青木益未(七十七銀行)が4月10日の北陸実業団選手権予選で出した12秒86の日本記録を0.04秒更新。大舞台で価値ある快走だ。だが、それだけでなく今大会の参加標準記録である12秒84も突破したことで、日本の女子100mハードルを新たなレベルへと引き上げたと言える。 「12秒82というタイムはちょっと想定外。うれしいです」 広島・府中中では四種競技で日本一となり、広島皆実高では100mハードルでインターハイ3連覇の偉業を成し遂げた。日体大に入ってからは大きな浮き沈みを経験したが、今年は6月に日本選手権で初優勝、布勢スプリントでも12秒93の日本歴代3位をマーク。26歳にして初の世界大会代表入りをつかんだ。 「日本新は本当にずっと目指していたこと。うまく言葉にできないんですけど。本当にいろんな方々に助けてもらったという思いでいっぱいです」 うれしさも、悔しさも、さまざまな経験をしてきた。そのすべてを力に、さらなる世界を目指していく。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.08

400mH・ベンジャミンと短距離のジェファーソン・ウッデンが年間最優秀賞! 米国陸連が年間表彰者発表

米国陸連(USATF)は12月5日、2025年の年間表彰者を発表した。 レジェンドの名を冠した年間最優秀賞は、男子(ジェシー・オーエンス賞)が400mハードルのR.ベンジャミン、女子(ジャッキー・ジョイナー=カーシー賞) […]

NEWS 福岡国際と防府読売、2つのマラソンは2人の「西山」が2時間7分台でロス五輪MGC切符つかむ

2025.12.08

福岡国際と防府読売、2つのマラソンは2人の「西山」が2時間7分台でロス五輪MGC切符つかむ

MGCシリーズ2025-26男子G1の福岡国際マラソンと防府読売マラソンの2大会が12月7日に行われた。 福岡国際はバイエリン・イエグゾー(エチオピア)が2時間7分51秒で優勝。2位には西山雄介(トヨタ自動車)が2時間7 […]

NEWS 大迫傑が4年9ヵ月ぶりにマラソン日本記録奪還「とんでもなくデカイ1秒」進化する驚異の34歳、自身3度目の日本新

2025.12.08

大迫傑が4年9ヵ月ぶりにマラソン日本記録奪還「とんでもなくデカイ1秒」進化する驚異の34歳、自身3度目の日本新

バレンシア・マラソンが12月7日、スペインの当地で行われ34歳の大迫傑(リーニン)が2時間4分55秒の日本新記録を樹立した。2021年3月のびわ湖毎日で鈴木健吾が作った日本記録(2時間4分56秒)を1秒更新。自身3度目の […]

NEWS パリ五輪トライアスロン金のイーが2時間6分38秒! ファラーに次ぐ英国歴代2位/バレンシアマラソン

2025.12.07

パリ五輪トライアスロン金のイーが2時間6分38秒! ファラーに次ぐ英国歴代2位/バレンシアマラソン

バレンシアマラソンが12月7日、スペインの同地で行われ、男子ではアレックス・イー(英国)が2時間6分38秒の7位に入った。 27歳のイーは、2024年パリ五輪トライアスロンの金メダリストで、2021年の東京五輪でも銀メダ […]

NEWS 女子・ジェプコスゲイが歴代4位の2時間14分00秒 男子はコリルが2時間2分24秒でV/バレンシアマラソン

2025.12.07

女子・ジェプコスゲイが歴代4位の2時間14分00秒 男子はコリルが2時間2分24秒でV/バレンシアマラソン

バレンシアマラソンが12月7日、スペインの同地で行われ、女子はJ.ジェプコスゲイ(ケニア)が世界歴代4位の2時間14分00秒で優勝を飾った。 女子にはジェプコスゲイのほか、9月の東京世界選手権金メダリストのP.ジェプチル […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top