HOME 国内

2021.12.16

来年のオレゴン世界選手権代表選考「参加標準記録突破+日本選手権3位以内で内定」陸連が発表
来年のオレゴン世界選手権代表選考「参加標準記録突破+日本選手権3位以内で内定」陸連が発表


日本陸連は12月16日に理事会が行われ、その後会見を行った。

今回、新たに来年7月に行われるオレゴン世界選手権(米国)の代表選考要項が理事会で承認されて発表された。トラック&フィールド種目(マラソン・競歩を除く)については、参加標準記録突破者で日本選手権3位以内に入れば内定。日本選手権は10000mが5月7日(会場未定)、混成競技が6月4、5日に秋田で、その他の一般種目は6月9日~12日に大阪・長居で開催される。

参加標準記録突破者で日本選手権3位以内は即時内定。日本選手権終了翌日の6月13日に内定者として一次日本代表が発表される。日本選手権後から参加標準記録の有効期間6月28日までに参加標準記録を突破した選手で日本選手権3位以内に入っている選手、日本選手権3位以内でワールドランキングにより出場資格を得た選手などが、優先して代表内定。一次発表以降の日本代表については6月29日に世界陸連から「出場資格を得た選手」が発表され、30日以降に二次日本代表として決定される。基本的には「東京五輪の選考要項を踏襲したかたち」(山崎一彦強化委員長)となっている。2022年についてはオレゴン世界選手権が「最重要競技大会」(山崎強化委員長)

また、9月に中国・杭州で開催されるアジア大会については、コロナ禍の関係で管轄の日本オリンピック委員会(JOC)より「5月中旬にエントリー」という意向が出されているため、日本選手権を代表選考にすることができないため、オレゴン世界選手権の参加標準記録突破者などを軸に、春の日本グランプリシーズシリーズ等を選考会としていく。なお、アジア大会は再来年以降の世界選手権など出場を狙う上で「重要な競技会」(山崎強化委員長)なため、不足の事態などで選手変更などはできるかぎり対応してもらえるようにJOCと交渉しているという。

来年の日本選手権についても一部要項が発表され、各種目とも運営管理上の都合もあり「ターゲットナンバー」制を導入。申し込み資格記録については来年1月に発表される見込みとなっている。

そのほかでは、ホクレン・ディスタンスチャレンジを2022年以降、北海道陸協主催だったものを、日本陸連と北海道陸連の主催大会とし、陸連の主要大会として開催していく方針を決定。また、2023年、24年の日本選手権の開催地について「公募制」ではなく、大会規模が大きくなった影響を鑑みて日本陸連が個別に依頼・決定する方向で進められる。

広告の下にコンテンツが続きます
日本陸連は12月16日に理事会が行われ、その後会見を行った。 今回、新たに来年7月に行われるオレゴン世界選手権(米国)の代表選考要項が理事会で承認されて発表された。トラック&フィールド種目(マラソン・競歩を除く)については、参加標準記録突破者で日本選手権3位以内に入れば内定。日本選手権は10000mが5月7日(会場未定)、混成競技が6月4、5日に秋田で、その他の一般種目は6月9日~12日に大阪・長居で開催される。 参加標準記録突破者で日本選手権3位以内は即時内定。日本選手権終了翌日の6月13日に内定者として一次日本代表が発表される。日本選手権後から参加標準記録の有効期間6月28日までに参加標準記録を突破した選手で日本選手権3位以内に入っている選手、日本選手権3位以内でワールドランキングにより出場資格を得た選手などが、優先して代表内定。一次発表以降の日本代表については6月29日に世界陸連から「出場資格を得た選手」が発表され、30日以降に二次日本代表として決定される。基本的には「東京五輪の選考要項を踏襲したかたち」(山崎一彦強化委員長)となっている。2022年についてはオレゴン世界選手権が「最重要競技大会」(山崎強化委員長) また、9月に中国・杭州で開催されるアジア大会については、コロナ禍の関係で管轄の日本オリンピック委員会(JOC)より「5月中旬にエントリー」という意向が出されているため、日本選手権を代表選考にすることができないため、オレゴン世界選手権の参加標準記録突破者などを軸に、春の日本グランプリシーズシリーズ等を選考会としていく。なお、アジア大会は再来年以降の世界選手権など出場を狙う上で「重要な競技会」(山崎強化委員長)なため、不足の事態などで選手変更などはできるかぎり対応してもらえるようにJOCと交渉しているという。 来年の日本選手権についても一部要項が発表され、各種目とも運営管理上の都合もあり「ターゲットナンバー」制を導入。申し込み資格記録については来年1月に発表される見込みとなっている。 そのほかでは、ホクレン・ディスタンスチャレンジを2022年以降、北海道陸協主催だったものを、日本陸連と北海道陸連の主催大会とし、陸連の主要大会として開催していく方針を決定。また、2023年、24年の日本選手権の開催地について「公募制」ではなく、大会規模が大きくなった影響を鑑みて日本陸連が個別に依頼・決定する方向で進められる。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.03.23

インゲブリグトセン、デュプランティス、ホロウェイが貫禄勝ち! 女子60mはカンブンジが2大会ぶりV/世界室内

◇南京世界室内選手権(3月21~23日/中国・南京)2日目 世界室内選手権の2日目が行われ、男子3000mではJ.インゲブリグトセン(ノルウェー)が7分46秒09で優勝した。 インゲブリグトセンは五輪・世界選手権金メダリ […]

NEWS サニブラウンが今季初戦 200mで東京世界陸上イヤー始動

2025.03.23

サニブラウンが今季初戦 200mで東京世界陸上イヤー始動

3月22日、米国フロリダ州マイアミでハリケーン招待が行われ、男子200mにパリ五輪代表のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)が出場。21秒18(+1.2)の組2着で今季初戦を終えた。1着はパリ五輪400m銀メダリスト […]

NEWS 3000m田中希実は中盤でトップも10位 初代表の60mH西徹朗が準決勝進出 丸山優真は七種前半11位/世界室内

2025.03.23

3000m田中希実は中盤でトップも10位 初代表の60mH西徹朗が準決勝進出 丸山優真は七種前半11位/世界室内

◇南京世界室内選手権(3月21~23日/中国・南京)2日目 中国・南京で世界室内選手権が行われ、2日目の日本代表は3選手が出場した。 女子3000m決勝には日本記録(8分33秒52)保持者の田中希実(New Balanc […]

NEWS ダンフィー35km競歩で2時間21分40秒の世界新!!昨年川野将虎が打ち立てた記録を7秒更新

2025.03.22

ダンフィー35km競歩で2時間21分40秒の世界新!!昨年川野将虎が打ち立てた記録を7秒更新

世界陸連(WA)競歩ツアー・ゴールド大会「デュディンス50」が3月22日、スロバキアで開かれ、男子35kmでエヴァン・ダンフィー(カナダ)が2時間21分40秒の世界新記録を樹立した。 これまでの世界記録は昨年10月の日本 […]

NEWS 小林市記録会に青学大現役、OBら出場 3000mで鶴川正也8分09秒45 福岡国際Vの吉田祐也が2着

2025.03.22

小林市記録会に青学大現役、OBら出場 3000mで鶴川正也8分09秒45 福岡国際Vの吉田祐也が2着

小林市長距離記録会が3月22日、宮崎・小林市の小林総合運動公園市営陸上競技場で行われ、青学大現役学生やOB、この春に入学する高校生らが多数出場した。 男子3000mではこの春に大学を卒業する鶴川正也(青学大4)が8分09 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

別冊付録 2024記録年鑑
山西 世界新!
大阪、東京、名古屋ウィメンズマラソン詳報

page top