2021.11.03
男子(7区間42.195km)は出水中央が2時間6分13秒で初優勝。創部19年目にして悲願の都大路出場を決めた。女子(5区間21.0975km)は、昨年全国2位の神村学園が1時間7分50秒で6年連続28回目の優勝を果たした。
出水中央は1区の石丸惇那(3年)が鹿児島実・平八重充希(3年)と激しい競り合いの末、ラスト500mで抜け出して1位中継。リードは4秒だったが2区(3km)の松下俊海(1年)は冷静な走りを見せた。序盤詰められながらも、「迫られても、ラストで離せる自信があったので、自分のペースで走りました」と8分21秒の区間新記録。2位に浮上した鹿児島城西に23秒差、鹿児島実に24秒差と、流れを引き寄せた。
その後も4区の玉目陸(1年)、5区の飯田翔大(1年)、6区の池田結楽(2年)が3区間連続区間賞。2位に1分53秒をつける総合力で初の全国切符を掴み取った。
東京五輪女子マラソン8位の一山麻緒(ワコール)の出身校だが、都大路は男女通じて初。玉目隆博監督は「うれしいですが、出来は80点ぐらい。九州大会で90点、全国で100点の走りをして、初出場初入賞を成し遂げたい」とさらなる高みを見据えた。
神村学園は1区を務めた主将の久保心優(3年)が、強い向かい風にも臆せず、先頭でレースを引っ張り、2位に27秒差をつけて留学生の2区のカリバ・カロライン(1年)にタスキリレー。カロラインは4.0975kmを12分20秒の区間新でリードを1分43秒まで広げた。3~5区の2年生も区間賞で、他を圧倒した。
日中の気温が25度を超え、5m近い風が吹く中、3年ぶりの全国制覇へ向けてその強さを披露。しかし、コロナ禍で例年より仕上がりが遅れているという。有川哲蔵監督は「風が強く、条件的にも厳しい中でよく走ったと思います。経験だけが不足しているチームですので、全国大会までに経験をプラスして、虎視眈々と優勝を狙いたい」と6年連続28回目の全国大会を意気込んだ。
全国高校駅伝は12月26日、京都・たけびしスタジアム京都を発着点に行われる。
文/田端慶子
※選手名に一部誤りがあり、訂正しました。
◇鹿児島県高校駅伝(11月2日/指宿市営陸上競技場発着)
男子(7区間42.195km)は出水中央が2時間6分13秒で初優勝。創部19年目にして悲願の都大路出場を決めた。女子(5区間21.0975km)は、昨年全国2位の神村学園が1時間7分50秒で6年連続28回目の優勝を果たした。
出水中央は1区の石丸惇那(3年)が鹿児島実・平八重充希(3年)と激しい競り合いの末、ラスト500mで抜け出して1位中継。リードは4秒だったが2区(3km)の松下俊海(1年)は冷静な走りを見せた。序盤詰められながらも、「迫られても、ラストで離せる自信があったので、自分のペースで走りました」と8分21秒の区間新記録。2位に浮上した鹿児島城西に23秒差、鹿児島実に24秒差と、流れを引き寄せた。
その後も4区の玉目陸(1年)、5区の飯田翔大(1年)、6区の池田結楽(2年)が3区間連続区間賞。2位に1分53秒をつける総合力で初の全国切符を掴み取った。
東京五輪女子マラソン8位の一山麻緒(ワコール)の出身校だが、都大路は男女通じて初。玉目隆博監督は「うれしいですが、出来は80点ぐらい。九州大会で90点、全国で100点の走りをして、初出場初入賞を成し遂げたい」とさらなる高みを見据えた。
神村学園は1区を務めた主将の久保心優(3年)が、強い向かい風にも臆せず、先頭でレースを引っ張り、2位に27秒差をつけて留学生の2区のカリバ・カロライン(1年)にタスキリレー。カロラインは4.0975kmを12分20秒の区間新でリードを1分43秒まで広げた。3~5区の2年生も区間賞で、他を圧倒した。
日中の気温が25度を超え、5m近い風が吹く中、3年ぶりの全国制覇へ向けてその強さを披露。しかし、コロナ禍で例年より仕上がりが遅れているという。有川哲蔵監督は「風が強く、条件的にも厳しい中でよく走ったと思います。経験だけが不足しているチームですので、全国大会までに経験をプラスして、虎視眈々と優勝を狙いたい」と6年連続28回目の全国大会を意気込んだ。
全国高校駅伝は12月26日、京都・たけびしスタジアム京都を発着点に行われる。
文/田端慶子
※選手名に一部誤りがあり、訂正しました。 RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.11.20
【箱根駅伝2026名鑑】中央大学
2025.11.20
【箱根駅伝2026名鑑】青山学院大学
-
2025.11.20
-
2025.11.20
-
2025.11.20
2025.11.02
青学大が苦戦の中で3位確保!作戦不発も「力がないチームではない」/全日本大学駅伝
-
2025.11.20
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.11.22
新所属初レースの赤﨑暁「調整もレースもうまくいかず」ニューイヤー駅伝へ「エースとして」/八王子LD
◇2025八王子ロングディスタンス(11月22日/東京・上柚木公園陸上競技場) 男子10000mに特化した八王子ロングディスタンスが行われ、パリ五輪マラソン6位の赤﨑暁(クラフティア)が出場。6組で28分57秒99を要し […]
2025.11.22
田澤廉が約2年ぶり10000m 27分31秒90「戻れるかずっと不安だった」今後はマラソン挑戦の可能性も示唆/八王子LD
◇2025八王子ロングディスタンス(11月22日/東京・上柚木公園陸上競技場) 男子10000mに特化した八王子ロングディスタンスが行われ、7組日本人トップ(6着)の鈴木芽吹(トヨタ自動車)が27分05秒92をマーク。塩 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025