サトウ食品日本グランプリシリーズの水戸招待が5月5日に行われた。男子100mにはロンドン、リオ五輪代表の山縣亮太(セイコー)が出場。東京五輪の参加標準記録となる10秒05を狙ってエントリーしたものの、この日はあいにくの天候に。12時過ぎに行われた予選は向かい風8.3mのなかで10秒95。スタートからいつも以上に前傾。2着に0.28秒差をつけたが、さすがの山縣もなかなか身体が進まなかった。
約3時間半後の決勝でも風は収まらず。向かい風4.7mの中で10秒71をマーク。悪コンディションにも「たまにあることなので、こういう中でもしっかり走ることが求められる」と山縣。「10秒05を切るつもりで臨んだので残念ですが、次に気持ちを切り替えたい。記録を切って日本選手権で順位をとってオリンピックにつなげたい」と語った。
3大会連続での五輪を目指す山縣は、4月29日の織田記念で桐生祥秀(日本生命)らを抑えて10秒14で優勝するなど、オリンピックシーズンにケガから復調の兆しを見せている。男子100mはすでに東京五輪の参加標準記録をkサニブラウン・アブデル・ハキーム(タンブルウィードTC)、桐生、小池祐貴(住友電工)が突破。参加標準記録を突破した選手が6月の日本選手権で3位以内に入れば代表に内定する。
その他のグランプリ種目では、男子走幅跳の小田大樹(ヤマダホールディングス)が7m95(+3.9)で優勝。4月29日の織田記念に続いて連勝した。男子円盤投は日本記録保持者の堤雄司(ALSOK群馬)が56m73でV。女子棒高跳は那須眞由(籠谷)が4m13で制し、7位の柳川美空(前橋育英高1群馬)は屋外での高1歴代最高となる3m93をマークしている。

RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.06.15
小原響が3000m障害で8分22秒64の日本歴代8位!セイコーGGPに続く自己新マーク
-
2025.06.11
2025.05.28
女子10000mがレース途中で異例の中断!! 大雨と雷の影響も選手困惑/アジア選手権
2025.05.16
2025高校最新ランキング【女子】
-
2025.06.04
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.06.15
NCG5000mはアジア選手権5位・荒井七海が13分47秒58で日本人トップ!東海大・永本脩が学生トップ/日体大長距離競技会
第322回日本体育大学長距離競技会兼第16回NITTAIDAI Challenge Games(NCG)の2日目が6月15日に行われ、最終種目のNCG男子5000mはB.キプトゥー(麗澤大)が13分46秒77で1着を占め […]
2025.06.15
小原響が3000m障害で8分22秒64の日本歴代8位!セイコーGGPに続く自己新マーク
6月14日に米国・ポートランドで行われたポートランド・トラックフェスティバルの男子3000m障害で、小原響(GMOインターネットグループ)が日本歴代8位の8分22秒64をマークした。 大会は世界陸連コンチネンタルツアー・ […]
Latest Issue
最新号

2025年7月号 (6月13日発売)
詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会