HOME ニュース、国内

2021.05.05

東京五輪標準記録狙った山縣亮太 予選8.3m、決勝4.7mの向かい風に泣く/水戸招待
東京五輪標準記録狙った山縣亮太 予選8.3m、決勝4.7mの向かい風に泣く/水戸招待

サトウ食品日本グランプリシリーズの水戸招待が5月5日に行われた。男子100mにはロンドン、リオ五輪代表の山縣亮太(セイコー)が出場。東京五輪の参加標準記録となる10秒05を狙ってエントリーしたものの、この日はあいにくの天候に。12時過ぎに行われた予選は向かい風8.3mのなかで10秒95。スタートからいつも以上に前傾。2着に0.28秒差をつけたが、さすがの山縣もなかなか身体が進まなかった。

約3時間半後の決勝でも風は収まらず。向かい風4.7mの中で10秒71をマーク。悪コンディションにも「たまにあることなので、こういう中でもしっかり走ることが求められる」と山縣。「10秒05を切るつもりで臨んだので残念ですが、次に気持ちを切り替えたい。記録を切って日本選手権で順位をとってオリンピックにつなげたい」と語った。

3大会連続での五輪を目指す山縣は、4月29日の織田記念で桐生祥秀(日本生命)らを抑えて10秒14で優勝するなど、オリンピックシーズンにケガから復調の兆しを見せている。男子100mはすでに東京五輪の参加標準記録をkサニブラウン・アブデル・ハキーム(タンブルウィードTC)、桐生、小池祐貴(住友電工)が突破。参加標準記録を突破した選手が6月の日本選手権で3位以内に入れば代表に内定する。

その他のグランプリ種目では、男子走幅跳の小田大樹(ヤマダホールディングス)が7m95(+3.9)で優勝。4月29日の織田記念に続いて連勝した。男子円盤投は日本記録保持者の堤雄司(ALSOK群馬)が56m73でV。女子棒高跳は那須眞由(籠谷)が4m13で制し、7位の柳川美空(前橋育英高1群馬)は屋外での高1歴代最高となる3m93をマークしている。

サトウ食品日本グランプリシリーズの水戸招待が5月5日に行われた。男子100mにはロンドン、リオ五輪代表の山縣亮太(セイコー)が出場。東京五輪の参加標準記録となる10秒05を狙ってエントリーしたものの、この日はあいにくの天候に。12時過ぎに行われた予選は向かい風8.3mのなかで10秒95。スタートからいつも以上に前傾。2着に0.28秒差をつけたが、さすがの山縣もなかなか身体が進まなかった。 約3時間半後の決勝でも風は収まらず。向かい風4.7mの中で10秒71をマーク。悪コンディションにも「たまにあることなので、こういう中でもしっかり走ることが求められる」と山縣。「10秒05を切るつもりで臨んだので残念ですが、次に気持ちを切り替えたい。記録を切って日本選手権で順位をとってオリンピックにつなげたい」と語った。 3大会連続での五輪を目指す山縣は、4月29日の織田記念で桐生祥秀(日本生命)らを抑えて10秒14で優勝するなど、オリンピックシーズンにケガから復調の兆しを見せている。男子100mはすでに東京五輪の参加標準記録をkサニブラウン・アブデル・ハキーム(タンブルウィードTC)、桐生、小池祐貴(住友電工)が突破。参加標準記録を突破した選手が6月の日本選手権で3位以内に入れば代表に内定する。 その他のグランプリ種目では、男子走幅跳の小田大樹(ヤマダホールディングス)が7m95(+3.9)で優勝。4月29日の織田記念に続いて連勝した。男子円盤投は日本記録保持者の堤雄司(ALSOK群馬)が56m73でV。女子棒高跳は那須眞由(籠谷)が4m13で制し、7位の柳川美空(前橋育英高1群馬)は屋外での高1歴代最高となる3m93をマークしている。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.12.12

日本GPシリーズチャンピオンは福部真子と筒江海斗!種目別800mは落合晃&久保凛の高校日本記録保持者コンビがV、女子1500m田中希実が4連覇

日本グランプリ(GP)シリーズ2024のシリーズチャンピオンが発表され、男子は400mハードルの筒江海斗(ST-WAKO)、女子は100mハードルの福部真子(日本建設工業)と、ともにパリ五輪のハードル種目代表が初の栄冠に […]

NEWS 青学大・原晋監督 連覇へ「山で区間新を出せる準備」チームの雰囲気「単なる仲良しクラブじゃない」

2024.12.12

青学大・原晋監督 連覇へ「山で区間新を出せる準備」チームの雰囲気「単なる仲良しクラブじゃない」

第101回箱根駅伝に出場する前回王者の青学大が、東京の青山キャンパスで壮行会を開き、原晋監督やエントリー選手たちが登壇した。その後、会見が開かれて報道陣の取材に応えた。 原監督が掲げた恒例の作戦名は「あいたいね大作戦」。 […]

NEWS 青学大がキャンパスで箱根駅伝壮行会 太田蒼生「俺が箱根を勝たせてやる」残り3週間で体調管理徹底で臨む構え

2024.12.12

青学大がキャンパスで箱根駅伝壮行会 太田蒼生「俺が箱根を勝たせてやる」残り3週間で体調管理徹底で臨む構え

第101回箱根駅伝に出場する前回王者の青学大が、東京の青山キャンパスで壮行会を開き、原晋監督やエントリー選手たちが登壇した。 関係者だけでなく、学生やファンなどが見守るなか、一部授業のある選手以外が一人ひとりあいさつ。主 […]

NEWS 世界陸連が6つの世界記録を承認 川野将虎が男子35km初代世界記録保持者に

2024.12.12

世界陸連が6つの世界記録を承認 川野将虎が男子35km初代世界記録保持者に

12月11日、世界陸連は5月から10月にかけて誕生した世界記録を正式に承認したことを発表した。 10月27日の日本選手権35km競歩(山形・高畠)で、川野将虎(旭化成)が樹立した2時間21分47秒も世界記録として認定。同 […]

NEWS 月刊陸上競技2025年1月号

2024.12.12

月刊陸上競技2025年1月号

Contents W別冊付録 箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望 大会報道 福岡国際マラソン 吉田祐也 日本歴代3位の激走 涙の復活劇 全日本実業団対抗女子駅伝 JP日本郵政グループ 4年ぶりV 地域実業団駅伝 中学 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年12月号 (11月14日発売)

2024年12月号 (11月14日発売)

全日本大学駅伝
第101回箱根駅伝予選会
高校駅伝都道府県大会ハイライト
全日本35㎞競歩高畠大会
佐賀国民スポーツ大会

page top