
サトウ食品日本グランプリシリーズ、織田記念を明日に控え、男子短距離の桐生祥秀(日本生命)が前日会見に臨んだ。
すでに東京五輪の参加標準記録10秒05を突破済みの桐生だが、「タイムを切っているからといって安心できない」と気を引き締める。3月の日本選手権室内60mは左膝裏に違和感があったため決勝を棄権したが、「1、2週間休んで、最近はスピードアップしてきて良い感じ」と笑顔を浮かべる。
実質、屋外初戦で「いい流れを作りたい」と桐生。昨年は「50mまで省エネ過ぎた。物足りない感じがあった」と言う。その課題克服に向け、「トップスピードを上げたい」。スタートから中盤まで「踏む感じ」でトップスピードに乗せていくイメージで、「思いっ切り走るのとは違うけど、力を使わず進む」のだという。その結果、「100mを走りきった後に疲れ切っているのが良い走り」と、桐生の原点とも言える『よーいドン』の完成形を目指す。
織田記念は「自分にとって分岐点の一つ」と桐生。2013年に10秒01をマークし、一躍トップスプリンターへと駆け上がった。それから8年たってもなお、桐生は桐生であり続けてきた。「(高速)トラックについてはあまり気にしていない」としつつ、「僕にとっては好きな競技場」と話し、観客も入ることから「楽しんでもらえる走りをしたい」と言う。
山縣と織田記念で対決になると、その2013年以来、8年ぶりとなる。その時は桐生が0.01秒差で山縣を抑え、それが日本人による初の10秒0台決着だった。「山縣さんとは僕が高校生の時から走っていて、勝ったり負けたりしている相手。楽しみです。山縣さんに向けられる地元の応援を僕に変えられるようにします」とニヤリ。
山縣はもちろん、小池祐貴(住友電工)ら有力選手がそろうレース。「試合で緊張しないことはない。今も話していてドキドキしています。もちろん、(レースは)勝つ、そこに重点を置いていきます。そうすれば記録もついてくる」と話し、笑顔で会場を後にした。
サトウ食品日本グランプリシリーズ、織田記念を明日に控え、男子短距離の桐生祥秀(日本生命)が前日会見に臨んだ。
すでに東京五輪の参加標準記録10秒05を突破済みの桐生だが、「タイムを切っているからといって安心できない」と気を引き締める。3月の日本選手権室内60mは左膝裏に違和感があったため決勝を棄権したが、「1、2週間休んで、最近はスピードアップしてきて良い感じ」と笑顔を浮かべる。
実質、屋外初戦で「いい流れを作りたい」と桐生。昨年は「50mまで省エネ過ぎた。物足りない感じがあった」と言う。その課題克服に向け、「トップスピードを上げたい」。スタートから中盤まで「踏む感じ」でトップスピードに乗せていくイメージで、「思いっ切り走るのとは違うけど、力を使わず進む」のだという。その結果、「100mを走りきった後に疲れ切っているのが良い走り」と、桐生の原点とも言える『よーいドン』の完成形を目指す。
織田記念は「自分にとって分岐点の一つ」と桐生。2013年に10秒01をマークし、一躍トップスプリンターへと駆け上がった。それから8年たってもなお、桐生は桐生であり続けてきた。「(高速)トラックについてはあまり気にしていない」としつつ、「僕にとっては好きな競技場」と話し、観客も入ることから「楽しんでもらえる走りをしたい」と言う。
山縣と織田記念で対決になると、その2013年以来、8年ぶりとなる。その時は桐生が0.01秒差で山縣を抑え、それが日本人による初の10秒0台決着だった。「山縣さんとは僕が高校生の時から走っていて、勝ったり負けたりしている相手。楽しみです。山縣さんに向けられる地元の応援を僕に変えられるようにします」とニヤリ。
山縣はもちろん、小池祐貴(住友電工)ら有力選手がそろうレース。「試合で緊張しないことはない。今も話していてドキドキしています。もちろん、(レースは)勝つ、そこに重点を置いていきます。そうすれば記録もついてくる」と話し、笑顔で会場を後にした。 RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.31
これが世界メダリストの走り!ケジェルチャが25人ごぼう抜きで30万円ゲット
2025.12.31
棒高跳デュプランティスがジャーナリスト投票2年連続で年間MVP受賞
-
2025.12.30
2025.12.30
城西大が2冠達成!2区・本間香が区間新、順位下げるも7区で再逆転/富士山女子駅伝
-
2025.12.30
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝女子(2025年12月14日)
2025.12.21
【大会結果】第37回全国高校駅伝・女子(2025年12月21日)
2025.12.21
早大が来春入部選手発表!高校駅伝1区激闘の増子陽太、新妻、本田がそろって加入!
-
2025.12.14
-
2025.12.21
-
2025.12.21
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.31
これが世界メダリストの走り!ケジェルチャが25人ごぼう抜きで30万円ゲット
TBSでオールスター体育祭が放送され、番組内では「オールスター感謝祭」でもおなじみの赤坂5丁目ミニマラソンが行われた。 レースには1991年東京世界選手権男子マラソン金メダリストで65歳になった谷口浩美さん、レジェンドラ […]
2025.12.31
棒高跳デュプランティスがジャーナリスト投票2年連続で年間MVP受賞
国際スポーツプレス協会(AIPS)のアスリート・オブ・ザ・イヤーが12月30日に発表され、男子棒高跳のA.デュプランティス(スウェーデン)が「男子・アスリート・オブ・ザ・イヤー」に選ばれた。 121カ国836人のジャーナ […]
2025.12.31
逆境はねのけ初優勝の城西大「選手たちの思いが強かった」 ルーキー3人が区間賞/富士山女子駅伝
◇全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝、12月30日/静岡・富士山本宮浅間大社前~富士総合運動公園陸上競技場:7区間43.4km) 学生女子駅伝2大タイトルの一つ、富士山女子駅伝が行われ、城西大が2時間22分36秒で初 […]
2025.12.31
箱根駅伝 ご当地選手をチェック! 福岡市出身6人が登録 川崎市、新潟市、姫路市、北九州市からも多数エントリー 徳島県から4年ぶり箱根路なるか
2026年1月2、3日に開催される第102回箱根駅伝のスタートまであと2日。12月29日には各チームの区間エントリーも発表された。 今回も登録された21チーム336人全員にアンケートを実施。その回答を元に出身地を都道府県 […]
Latest Issue
最新号
2026年1月号 (12月12日発売)
箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳
