◇第24回日本学生ハーフマラソン選手権(3月14日/東京・立川市・陸上自衛隊立川駐屯地内周回コース)
3月14日に2年ぶりに開催された日本学生ハーフマラソン選手権は法大の鎌田航生(3年)が1時間3分00秒で初優勝。1月の箱根駅伝で1区区間賞に輝いた男が、再びその実力を見せつけた。
レースは強風が吹き荒れた影響で序盤からペースが上がらず、先頭集団は5kmを14分50秒、10kmを29分50秒、15kmを44分58秒で通過。鎌田は集団の中でじっと力を溜めていた。
「(昨年10月の箱根駅伝)予選会でも同じコースを走り、路面が硬くて後半が伸びにくいことも含めてどんなコースかわかっていた。風が強く、暑くなるとわかった時点でタイムよりも着順ということを意識しました」(鎌田)
勝負どころになったのはラスト1周(約2.6km)だった。「常にどこで仕掛けるかを考えて走っていた」という鎌田がスパートし、後続を引き離していく。最終的には2位の鈴木芽吹(1年)に7秒差をつけて初の全国タイトルを獲得した。
箱根駅伝に続く勲章に「優勝はうれしいです。ラストで競り勝てたということが良かった。風が強い中で最後までしっかり押し切れたのは自信につながります」とコメント。2月は学生ハーフに向けて距離を意識して取り組んでいたとのことで、「今回のレース終盤の粘りにつながった」と自信を深めた様子だった。
神奈川・法政二高時代は全国都道府県対抗駅伝の5区(8.5km)で区間3位と好走した実績はあるものの、インターハイは5000mで予選落ち。法大に入学して2年時から箱根駅伝のエース区間である2区を任せられると、3年生になった今年の箱根駅伝では1区区間賞と覚醒した。
ユニバでの目標については「やはり優勝。今まで出場されてきた先輩方に負けないような結果を残していきたい」と力強くコメントしつつ、「チームを引っ張っていけるように1年間がんばっていきます」と最終学年に懸ける思いも口にした。
■日本学生ハーフマラソン選手権
1位 鎌田航生(法大3)1.03.00
2位 鈴木芽吹(駒大1)1.03.07
3位 島﨑慎愛(國學院大3)1.03.08
4位 藤木宏太(國學院大3)1.03.09
5位 小林 歩(駒大4)1.03.09
6位 伊豫田達弥(順大2)1.03.12
7位 栗原啓吾(中央学大3)1.03.24
8位 中谷雄飛(早大3)1.03.31
◇第24回日本学生ハーフマラソン選手権(3月14日/東京・立川市・陸上自衛隊立川駐屯地内周回コース)
3月14日に2年ぶりに開催された日本学生ハーフマラソン選手権は法大の鎌田航生(3年)が1時間3分00秒で初優勝。1月の箱根駅伝で1区区間賞に輝いた男が、再びその実力を見せつけた。
レースは強風が吹き荒れた影響で序盤からペースが上がらず、先頭集団は5kmを14分50秒、10kmを29分50秒、15kmを44分58秒で通過。鎌田は集団の中でじっと力を溜めていた。
「(昨年10月の箱根駅伝)予選会でも同じコースを走り、路面が硬くて後半が伸びにくいことも含めてどんなコースかわかっていた。風が強く、暑くなるとわかった時点でタイムよりも着順ということを意識しました」(鎌田)
勝負どころになったのはラスト1周(約2.6km)だった。「常にどこで仕掛けるかを考えて走っていた」という鎌田がスパートし、後続を引き離していく。最終的には2位の鈴木芽吹(1年)に7秒差をつけて初の全国タイトルを獲得した。 箱根駅伝に続く勲章に「優勝はうれしいです。ラストで競り勝てたということが良かった。風が強い中で最後までしっかり押し切れたのは自信につながります」とコメント。2月は学生ハーフに向けて距離を意識して取り組んでいたとのことで、「今回のレース終盤の粘りにつながった」と自信を深めた様子だった。 神奈川・法政二高時代は全国都道府県対抗駅伝の5区(8.5km)で区間3位と好走した実績はあるものの、インターハイは5000mで予選落ち。法大に入学して2年時から箱根駅伝のエース区間である2区を任せられると、3年生になった今年の箱根駅伝では1区区間賞と覚醒した。 ユニバでの目標については「やはり優勝。今まで出場されてきた先輩方に負けないような結果を残していきたい」と力強くコメントしつつ、「チームを引っ張っていけるように1年間がんばっていきます」と最終学年に懸ける思いも口にした。 ■日本学生ハーフマラソン選手権 1位 鎌田航生(法大3)1.03.00 2位 鈴木芽吹(駒大1)1.03.07 3位 島﨑慎愛(國學院大3)1.03.08 4位 藤木宏太(國學院大3)1.03.09 5位 小林 歩(駒大4)1.03.09 6位 伊豫田達弥(順大2)1.03.12 7位 栗原啓吾(中央学大3)1.03.24 8位 中谷雄飛(早大3)1.03.31RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.30
【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第64回「駅伝とチームマネジメント~棄権を今後の糧に~」
2025.12.30
城西大が2冠達成!2区・本間香が区間新、順位下げるも7区で再逆転/富士山女子駅伝
-
2025.12.30
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝女子(2025年12月14日)
2025.12.21
【大会結果】第37回全国高校駅伝・女子(2025年12月21日)
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝男子(2025年12月14日)
-
2025.12.21
-
2025.12.21
-
2025.12.21
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.30
名城大が4位 主将・米澤「みんなのお陰でやりきれた」連覇狙った立命大は5位/富士山女子駅伝
◇2025富士山女子駅伝(12月30日/静岡・富士山本宮浅間大社前~富士総合運動公園陸上競技場:7区間43.4km) 学生女子駅伝2大タイトルの一つ、富士山女子駅伝が行われ城西大が2時間22分36秒で初優勝を飾った。城西 […]
2025.12.30
2年ぶりV奪還へトヨタ自動車・鈴木芽吹「レース全体で自分の力を発揮」 2週間前に痛みも/ニューイヤー駅伝
◇第70回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝/1月1日、群馬県庁発着・7区間100km) 元日に開催される全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)の記者会見が12月30日、スタート・フィニッシュ地点となる群馬県庁で行 […]
Latest Issue
最新号
2026年1月号 (12月12日発売)
箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳
