◇セイコーゴールデングランプリ2025(5月18日/東京・国立競技場)
世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・ゴールドのセイコーゴールデングランプリが行われ、男子100mは栁田大輝(東洋大)が10秒06(+1.1)で優勝した。
日本人2番手争いは井上直紀(早大)と桐生祥秀(日本生命)が10秒16で並び、着差ありで井上が4位、桐生が5位だった。
5月10日~11日の世界リレーでアンカーを務め、4位に貢献した井上は、「悔しいですね、もうそれだけです」と唇を噛む。
約2時間30分前に行われたチャレンジレースでは、中盤から伸びやかな加速で抜け出し、2組を通じて全体トップとなる自己タイの10秒12(+1.1)をマーク。世界リレーでも世界のエースたちを相手に互角以上に渡り合った力を、改めて示した。
だが、決勝は「前半、身体を起こすのがちょっと早かった」。スタートからの流れで「外国勢や栁田が見えていたので……もうその差ですね」と、自分の走りに集中してきれなかったことを課題に挙げる。ただ、今季は織田記念で優勝するなど、日本最速の争いに食い込みつつあり、「世界リレーではいい走りができた」という手応えと、この日の課題を胸に、さらなる躍進を誓う。
桐生は「中盤、後半は作れているけど、スタートからもうちょっと行きたかった」と振り返る。30m付近で身体を起こしたからの加速感がもう少し出てくれば、「タイムももっと変わってくる」。
それでも、「まだ冬季の延長線上で、250mや200mなど長い距離などを入れている段階」と桐生。ここから「150mや120mなどを入れて」、6月の布勢スプリントでさらにスピードに磨きをかけていくという。
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