5月14日、中国・重慶で世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・シルバーの中国グランプリ第3戦の初日が行われ、男子走幅跳で藤原孝輝(東洋大院)が8m03(+1.1)で優勝を飾った。
13日に23歳の誕生日を迎えたばかりの藤原は1回目、2回目ファウルの後、3回目に7m77(+2.6)を跳んでトップに立った。4回目、5回目でも記録を残せず不安定な試技が続いたものの、呉国航(中国)に7m79(+2.3)を跳ばれて逆転を許した6回目に、23年10月の鹿児島国体以来となる8mジャンプで優勝をもぎ取った。
藤原は京都・洛南高2年生だった19年にU20日本記録、高校記録となる8m12をマーク。その後は記録を伸ばせず、東洋大進学後には骨折などにより1年近く戦列を離れた。23年の日本インカレで8m05を跳ぶなど復活をの兆しも見えたが、昨年は再び故障が重なってパリ五輪出場も逃し、4年間は苦しい時期を過ごすことのほうが多かった。
この4月からは大学院に進み、研究を続けながら競技に励む。4月の日本学生個人選手権では7m70(+1.1)ながら久しぶりにタイトルを獲得し、7月のワールドユニバーシティゲームズの代表推薦選手に選出。今回、国際競技会で結果を残したことで、再び上昇への足掛かりとした。
このほか、午前中に行われた男子100m予選で多田修平(住友電工)が10秒52(-0.7)で組1着となり、15日の準決勝に駒を進めている。
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