HOME 国内、大学

2025.05.14

男子走幅跳・藤原孝輝が8m03でV 中国で23年以来の8mジャンプ/WAコンチネンタルツアー
男子走幅跳・藤原孝輝が8m03でV 中国で23年以来の8mジャンプ/WAコンチネンタルツアー

WAコンチネンタルツアー・シルバーの大会で優勝した藤原孝輝

5月14日、中国・重慶で世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・シルバーの中国グランプリ第3戦の初日が行われ、男子走幅跳で藤原孝輝(東洋大院)が8m03(+1.1)で優勝を飾った。

13日に23歳の誕生日を迎えたばかりの藤原は1回目、2回目ファウルの後、3回目に7m77(+2.6)を跳んでトップに立った。4回目、5回目でも記録を残せず不安定な試技が続いたものの、呉国航(中国)に7m79(+2.3)を跳ばれて逆転を許した6回目に、23年10月の鹿児島国体以来となる8mジャンプで優勝をもぎ取った。

広告の下にコンテンツが続きます

藤原は京都・洛南高2年生だった19年にU20日本記録、高校記録となる8m12をマーク。その後は記録を伸ばせず、東洋大進学後には骨折などにより1年近く戦列を離れた。23年の日本インカレで8m05を跳ぶなど復活をの兆しも見えたが、昨年は再び故障が重なってパリ五輪出場も逃し、4年間は苦しい時期を過ごすことのほうが多かった。

この4月からは大学院に進み、研究を続けながら競技に励む。4月の日本学生個人選手権では7m70(+1.1)ながら久しぶりにタイトルを獲得し、7月のワールドユニバーシティゲームズの代表推薦選手に選出。今回、国際競技会で結果を残したことで、再び上昇への足掛かりとした。

このほか、午前中に行われた男子100m予選で多田修平(住友電工)が10秒52(-0.7)で組1着となり、15日の準決勝に駒を進めている。

5月14日、中国・重慶で世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・シルバーの中国グランプリ第3戦の初日が行われ、男子走幅跳で藤原孝輝(東洋大院)が8m03(+1.1)で優勝を飾った。 13日に23歳の誕生日を迎えたばかりの藤原は1回目、2回目ファウルの後、3回目に7m77(+2.6)を跳んでトップに立った。4回目、5回目でも記録を残せず不安定な試技が続いたものの、呉国航(中国)に7m79(+2.3)を跳ばれて逆転を許した6回目に、23年10月の鹿児島国体以来となる8mジャンプで優勝をもぎ取った。 藤原は京都・洛南高2年生だった19年にU20日本記録、高校記録となる8m12をマーク。その後は記録を伸ばせず、東洋大進学後には骨折などにより1年近く戦列を離れた。23年の日本インカレで8m05を跳ぶなど復活をの兆しも見えたが、昨年は再び故障が重なってパリ五輪出場も逃し、4年間は苦しい時期を過ごすことのほうが多かった。 この4月からは大学院に進み、研究を続けながら競技に励む。4月の日本学生個人選手権では7m70(+1.1)ながら久しぶりにタイトルを獲得し、7月のワールドユニバーシティゲームズの代表推薦選手に選出。今回、国際競技会で結果を残したことで、再び上昇への足掛かりとした。 このほか、午前中に行われた男子100m予選で多田修平(住友電工)が10秒52(-0.7)で組1着となり、15日の準決勝に駒を進めている。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.06.30

日本陸連・有森裕子新会長が小池百合子都知事訪問 東京世界陸上の成功誓う「素晴らしさと感動ふんだんに味わえるように」

日本陸連の新会長に就任した有森裕子会長と、同前会長で東京2025世界陸上財団の尾縣貢会長が6月30日に東京都庁を訪問し、小池百合子都知事と面会した。 冒頭で小池都知事は、有森氏が女性初の会長に就任したことに際し祝福し、「 […]

NEWS 64年東京五輪5000m銅のデリンジャー氏が死去 91歳 米国代表やオレゴン大コーチも務める

2025.06.30

64年東京五輪5000m銅のデリンジャー氏が死去 91歳 米国代表やオレゴン大コーチも務める

6月27日、米国の元長距離選手で、後にコーチとしても活躍したビル・デリンジャー氏が逝去した。91歳だった。 デリンジャー氏は5000mで3大会連続してオリンピックに出場(1956年メルボルン、1960年ローマ、1964年 […]

NEWS 100mトンプソンが世界歴代6位の9秒75!! シェリー・アンも最後の国内選手権で3位/ジャマイカ選手権

2025.06.30

100mトンプソンが世界歴代6位の9秒75!! シェリー・アンも最後の国内選手権で3位/ジャマイカ選手権

東京世界選手権の代表選考会となるジャマイカ選手権が6月26日から29日にキングストンで開催された。 男子100mはK.トンプソンが世界歴代6位、今季世界最高の9秒75(+0.8)で優勝した。トンプソンは現在23歳。これま […]

NEWS 砲丸投・ジャクソンが米国新の20m95 直近10年で最長投てき! やり投・ハドソンは今季世界最高67m76

2025.06.30

砲丸投・ジャクソンが米国新の20m95 直近10年で最長投てき! やり投・ハドソンは今季世界最高67m76

アイロンウッドクラシックは6月28日、米国・アイダホ州で開催され、女子砲丸投でC.ジャクソン(米国)が今季世界最高、自国新の20m95で優勝した。 ジャクソンは2022年オレゴン、23年ブダペストの世界選手権を連覇中の3 […]

NEWS 走幅跳・テントグルーが8m46の今季世界最高! ボルは400m49秒48で快勝 総合はイタリアが連覇/欧州チーム選手権

2025.06.30

走幅跳・テントグルーが8m46の今季世界最高! ボルは400m49秒48で快勝 総合はイタリアが連覇/欧州チーム選手権

6月26日から29日、欧州チーム選手権1部がスペイン・マドリードで開催され、男子走幅跳では五輪2連覇中のM.テントグルー(ギリシャ)が今季世界最高の8m46(+1.1)で優勝した。世界選手権はオレゴンで銀、ブダペストでは […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年7月号 (6月13日発売)

2025年7月号 (6月13日発売)

詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会

page top