HOME 国内、大学

2025.05.11

新戸怜音が女子400mH初優勝! 「本当にビックリしています」 大幅自己新の57秒10/関東IC
新戸怜音が女子400mH初優勝! 「本当にビックリしています」 大幅自己新の57秒10/関東IC

25年関東インカレ1部女子400mハードルで優勝した新戸怜音

◇第104回関東インカレ(5月8~11日/神奈川・相模原ギオンスタジアム)4日目

学校対抗の第104回関東インカレの4日目が行われ、女子1部400mハードルは新戸怜音(尚美学大)が57秒10で初優勝した。

広告の下にコンテンツが続きます

大会前の自己ベスト58秒87を決勝の舞台で、57秒10まで縮めた新戸が、初の頂点に立った。「表彰台に上がれれば良いと自分的には思っていました。本当にビックリしています」。レース後、満開の笑顔を咲かせた。

もともと100mハードルもやっていたことから逆脚が苦手で、ここ5年はずっとオール17歩の設定。「もともと前半は遅いタイプでしたが、準決勝で速く入っても落ちないことが自信になりました」と、最後のコーナーを抜けると一気にトップに立った。

埼玉・花咲徳栄高での自己ベストは61秒87。3年時の北関東大会2週間前に左膝の前十字靱帯を断裂し、インターハイへの道を絶たれた。

全国規模の大会への出場はかなわず、「大学では自己記録くらい出せれば良いと思っていました」と話しつつ、「周りと走っているうちに頑張れるんじゃないかと思うようになっていきました」。

広告の下にコンテンツが続きます

冬季は「できることを全部やって、自分にも自信がつきました」と、5月上旬の静岡国際で58秒87と2年ぶりの自己記録を叩き出した。「毎週のようにこうやってベストを出せていることは自信になります」と充実感を滲ませる。

2009年に創部された尚美学大にとって、関東インカレでの女子優勝は初となる。「監督には『日本選手権優勝するぐらい』と言われていますが、こんなに出るとは思いませんでした」。最終学年にして、伸び盛りを迎えている。

◇第104回関東インカレ(5月8~11日/神奈川・相模原ギオンスタジアム)4日目 学校対抗の第104回関東インカレの4日目が行われ、女子1部400mハードルは新戸怜音(尚美学大)が57秒10で初優勝した。 大会前の自己ベスト58秒87を決勝の舞台で、57秒10まで縮めた新戸が、初の頂点に立った。「表彰台に上がれれば良いと自分的には思っていました。本当にビックリしています」。レース後、満開の笑顔を咲かせた。 もともと100mハードルもやっていたことから逆脚が苦手で、ここ5年はずっとオール17歩の設定。「もともと前半は遅いタイプでしたが、準決勝で速く入っても落ちないことが自信になりました」と、最後のコーナーを抜けると一気にトップに立った。 埼玉・花咲徳栄高での自己ベストは61秒87。3年時の北関東大会2週間前に左膝の前十字靱帯を断裂し、インターハイへの道を絶たれた。 全国規模の大会への出場はかなわず、「大学では自己記録くらい出せれば良いと思っていました」と話しつつ、「周りと走っているうちに頑張れるんじゃないかと思うようになっていきました」。 冬季は「できることを全部やって、自分にも自信がつきました」と、5月上旬の静岡国際で58秒87と2年ぶりの自己記録を叩き出した。「毎週のようにこうやってベストを出せていることは自信になります」と充実感を滲ませる。 2009年に創部された尚美学大にとって、関東インカレでの女子優勝は初となる。「監督には『日本選手権優勝するぐらい』と言われていますが、こんなに出るとは思いませんでした」。最終学年にして、伸び盛りを迎えている。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.29

【高校生FOCUS】走高跳・中村佳吾(関大北陽高)「プレッシャーがあったほうが跳べる」

FOCUS! 高校生INTERVIEW 中村佳吾 Nakamura Keigo 関大北陽3大阪 毎月恒例掲載の高校生FOCUSは、男子走高跳の中村佳吾選手(関大北陽3大阪)に2025年を締めくくってもらいます。7月の広島 […]

NEWS インフル乗り越えた大東大・外園監督「出場できることに感謝」名城大・米田監督「総合力で勝ち切る」/富士山女子駅伝

2025.12.29

インフル乗り越えた大東大・外園監督「出場できることに感謝」名城大・米田監督「総合力で勝ち切る」/富士山女子駅伝

12月30日に開催される2025全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝)の前日会見と開会式が、29日に静岡県富士市内で行われた。 会見には城西大の赤羽周平監督、大東大の外園隆監督、名城大の米田勝朗監督、東北福祉大の冠木雅 […]

NEWS 全日本女王・城西大の赤羽監督は初Vへ「100%が出せれば見えてくる」立命大・杉村監督「この布陣で連覇を」/富士山女子駅伝

2025.12.29

全日本女王・城西大の赤羽監督は初Vへ「100%が出せれば見えてくる」立命大・杉村監督「この布陣で連覇を」/富士山女子駅伝

12月30日に開催される2025全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝)の前日会見と開会式が、29日に静岡県富士市内で行われた。 会見には城西大の赤羽周平監督、大東大の外園隆監督、名城大の米田勝朗監督、東北福祉大の冠木雅 […]

NEWS 【箱根駅伝区間エントリー】全日本王者・駒大は6区に3度目となる伊藤蒼唯! 主将・山川拓馬、エース・佐藤圭汰らは補欠

2025.12.29

【箱根駅伝区間エントリー】全日本王者・駒大は6区に3度目となる伊藤蒼唯! 主将・山川拓馬、エース・佐藤圭汰らは補欠

第102回箱根駅伝(2026年1月2日、3日)の区間エントリーが12月29日に発表された。 全日本大学駅伝を制し、3年ぶりの優勝を狙う駒大は前回経験者4人を登録。1区は伊勢路でも同区間で区間4位と好走した小山翔也(3年) […]

NEWS 【箱根駅伝区間エントリー】悲願の初Vへ國學院大は2区に主将・上原琉翔! ルーキー・髙石樹が5区 野中恒亨らは補欠

2025.12.29

【箱根駅伝区間エントリー】悲願の初Vへ國學院大は2区に主将・上原琉翔! ルーキー・髙石樹が5区 野中恒亨らは補欠

第102回箱根駅伝(2026年1月2日、3日)の区間エントリーが12月29日に発表された。 出雲駅伝を制し、悲願の初優勝を狙う國學院大は2区に主将の上原琉翔(4年)を登録。1区には前回6区の嘉数純平(4年)、4区には出雲 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top