◇第104回関東インカレ(5月8~11日/神奈川・相模原ギオンスタジアム)4日目
学校対抗の第104回関東インカレの4日目が行われ、男子2部ハーフマラソンは帰山侑大(駒大)が1時間1分43秒で優勝した。創価大勢の野沢悠真が1時間1分49秒で2位、山口翔輝が2秒差の3位に続いている。なお、最初のトラックの周回で1周短い誘導となり、記録は参考扱いとなった。
創価大の2人は山川が牽引した先頭集団で中盤以降で存在感を示した。
2位の野沢は冷静に先頭をマークするような走りが光った。「前半から様子を見つつ、先頭集団の前のほうで引っ張らずに力を溜めていました」。勝負どころを探りながら走っていた。
15km以降がポイントと見ていたが、周回コースの残り1周で高山豪起(國學院大)と帰山侑大(駒大)が抜け出す。「もともと自分はスピードがないので」と慌てることなく、「一人ずつ拾っていこうと冷静に切り替えられました」と話す。
結果的に2位まで追い上げたが、帰山には6秒届かず。「まだまだ力不足だと感じました」と悔しがりつつも、後輩の山口が3位に続いて「(2人で)表彰台に入れたことは収穫だと思います」と手応えも口にした。
3位の山口は中盤から山川に代わって先頭を引っ張る場面が目立った。「ペースが遅かったら自分で引っ張って、粘り強さを生かしていくタイプです」。レースを作りながらも最後まで上位争いを繰り広げる強さを印象づけた。
昨年の創価大は青学大、駒大、國學院大の3強崩しをもくろんだが、出雲と全日本はともに4位、箱根は総合7位。今年度はエースだった吉田響(現・サンベルクス)らが卒業した。
「全員がエースになれる。そういった状況だと思います」と山口。野沢は「自分がエースとして認められる存在になっていくために、もっと力をつけたいです」。例年以上に個々の自覚の高まりを感じさせた。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.08
富士山女子駅伝の全日本大学選抜に立教大・小川陽香、明治国際医療大・古西亜海ら12人選出
-
2025.12.08
-
2025.12.08
-
2025.12.08
-
2025.12.07
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.08
サニブラウンがU20合宿にサプライズ登場!「みなさんが日本陸上界の未来」期待のジュニア選手たちにエール
有力ジュニア選手が全国から集まるU20オリンピック育成競技者研修合宿が12月4日から7日までの4日間、ナショナルトレーニングセンターで行われた。 選手たちが集合し、開講式が開かれて最初の研修に登場したのが男子短距離のサニ […]
2025.12.08
U20世代トップ選手約60人が4日間合宿! 100mインターハイ2位の菅野翔唯、100mH高校記録保持者・石原南菜ら参加
ジュニア世代の有力選手が対象の「U20オリンピック育成競技者研修合宿」が12月4~7日の4日間、東京都北区のナショナルトレーニングセンターで行われた。 インターハイやU20日本選手権、U18大会などで上位に入った高校生や […]
2025.12.08
富士山女子駅伝の全日本大学選抜に立教大・小川陽香、明治国際医療大・古西亜海ら12人選出
日本学生陸上競技連合は12月8日、2025全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝)に出場する全日本大学選抜チームの選手を発表した。 全日本大学選抜チームは全国8地区学連(北海道、東北、関東、北信越、東海、関西、中国四国、 […]
2025.12.08
2026年関東インカレは5月21日~24日に宇都宮で初開催! 参加標準記録も発表
12月8日、関東学連は2026年の関東インカレを、栃木県宇都宮市のカンセキスタジアムとちぎで5月21日から24日に開催すると発表した。 関東の学生ナンバーワンを決める関東インカレは、来年で第105回を迎える伝統の対校戦。 […]
2025.12.08
女子400mのナセルがアディダスと契約 パリ五輪銀、東京世界陸上銅メダリスト
女子400mのアジア記録保持者、S.E.ナセル(バーレーン)がアディダスとのプロ契約を結んだことを発表した。自身のSNSで契約締結に関して「新たな挑戦と歴史的偉業に向け、アディダスの献身的な取り組みとパートナーシップは極 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025