HOME 駅伝、大学

2025.05.11

野沢悠真と山口翔輝の創価大勢が2部ハーフで2、3位 「2人で表彰台は収穫」/関東IC
野沢悠真と山口翔輝の創価大勢が2部ハーフで2、3位 「2人で表彰台は収穫」/関東IC

25年関東インカレ2部ハーフマラソン2位の野沢悠真(右)と山口翔輝

◇第104回関東インカレ(5月8~11日/神奈川・相模原ギオンスタジアム)4日目

学校対抗の第104回関東インカレの4日目が行われ、男子2部ハーフマラソンは帰山侑大(駒大)が1時間1分43秒で優勝した。創価大勢の野沢悠真が1時間1分49秒で2位、山口翔輝が2秒差の3位に続いている。なお、最初のトラックの周回で1周短い誘導となり、記録は参考扱いとなった。

広告の下にコンテンツが続きます

創価大の2人は山川が牽引した先頭集団で中盤以降で存在感を示した。

2位の野沢は冷静に先頭をマークするような走りが光った。「前半から様子を見つつ、先頭集団の前のほうで引っ張らずに力を溜めていました」。勝負どころを探りながら走っていた。

15km以降がポイントと見ていたが、周回コースの残り1周で高山豪起(國學院大)と帰山侑大(駒大)が抜け出す。「もともと自分はスピードがないので」と慌てることなく、「一人ずつ拾っていこうと冷静に切り替えられました」と話す。

結果的に2位まで追い上げたが、帰山には6秒届かず。「まだまだ力不足だと感じました」と悔しがりつつも、後輩の山口が3位に続いて「(2人で)表彰台に入れたことは収穫だと思います」と手応えも口にした。

広告の下にコンテンツが続きます

3位の山口は中盤から山川に代わって先頭を引っ張る場面が目立った。「ペースが遅かったら自分で引っ張って、粘り強さを生かしていくタイプです」。レースを作りながらも最後まで上位争いを繰り広げる強さを印象づけた。

昨年の創価大は青学大、駒大、國學院大の3強崩しをもくろんだが、出雲と全日本はともに4位、箱根は総合7位。今年度はエースだった吉田響(現・サンベルクス)らが卒業した。

「全員がエースになれる。そういった状況だと思います」と山口。野沢は「自分がエースとして認められる存在になっていくために、もっと力をつけたいです」。例年以上に個々の自覚の高まりを感じさせた。

◇第104回関東インカレ(5月8~11日/神奈川・相模原ギオンスタジアム)4日目 学校対抗の第104回関東インカレの4日目が行われ、男子2部ハーフマラソンは帰山侑大(駒大)が1時間1分43秒で優勝した。創価大勢の野沢悠真が1時間1分49秒で2位、山口翔輝が2秒差の3位に続いている。なお、最初のトラックの周回で1周短い誘導となり、記録は参考扱いとなった。 創価大の2人は山川が牽引した先頭集団で中盤以降で存在感を示した。 2位の野沢は冷静に先頭をマークするような走りが光った。「前半から様子を見つつ、先頭集団の前のほうで引っ張らずに力を溜めていました」。勝負どころを探りながら走っていた。 15km以降がポイントと見ていたが、周回コースの残り1周で高山豪起(國學院大)と帰山侑大(駒大)が抜け出す。「もともと自分はスピードがないので」と慌てることなく、「一人ずつ拾っていこうと冷静に切り替えられました」と話す。 結果的に2位まで追い上げたが、帰山には6秒届かず。「まだまだ力不足だと感じました」と悔しがりつつも、後輩の山口が3位に続いて「(2人で)表彰台に入れたことは収穫だと思います」と手応えも口にした。 3位の山口は中盤から山川に代わって先頭を引っ張る場面が目立った。「ペースが遅かったら自分で引っ張って、粘り強さを生かしていくタイプです」。レースを作りながらも最後まで上位争いを繰り広げる強さを印象づけた。 昨年の創価大は青学大、駒大、國學院大の3強崩しをもくろんだが、出雲と全日本はともに4位、箱根は総合7位。今年度はエースだった吉田響(現・サンベルクス)らが卒業した。 「全員がエースになれる。そういった状況だと思います」と山口。野沢は「自分がエースとして認められる存在になっていくために、もっと力をつけたいです」。例年以上に個々の自覚の高まりを感じさせた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.30

【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第64回「駅伝とチームマネジメント~棄権を今後の糧に~」

山梨学大の上田誠仁顧問の月陸Online特別連載コラム。これまでの経験や感じたこと、想いなど、心のままに綴っていただきます! 第64回「駅伝とチームマネジメント~棄権を今後の糧に~」 年の瀬が迫り、その先には箱根駅伝が待 […]

NEWS 今季の最終決戦を制するのは青学大、駒大、國學院大、中大、早大!? 創価大、帝京大などの5強崩しなるか/箱根駅伝

2025.12.30

今季の最終決戦を制するのは青学大、駒大、國學院大、中大、早大!? 創価大、帝京大などの5強崩しなるか/箱根駅伝

第102回箱根駅伝は2026年1月2日に往路、3日に復路の全10区間217.1kmで行われる。 前回大会でシード権を獲得した10校と、予選会を突破した10校とオープン参加の関東学生連合チームを合わせた21チームが出場。今 […]

NEWS SUBARU・三浦龍司「ワクワクしてもらえるようなレースに」 GMO・吉田祐也「優勝を目指して」ロジスティード・平林清澄「自分の走りでチームに貢献」 各選手が意気込み/ニューイヤー駅伝

2025.12.30

SUBARU・三浦龍司「ワクワクしてもらえるようなレースに」 GMO・吉田祐也「優勝を目指して」ロジスティード・平林清澄「自分の走りでチームに貢献」 各選手が意気込み/ニューイヤー駅伝

◇第70回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝/1月1日、群馬県庁発着・7区間100km) 第70回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)の記者会見が12月30日、スタート・フィニッシュ地点となる群馬県庁で行われた。 […]

NEWS 名城大が4位 主将・米澤「みんなのお陰でやりきれた」連覇狙った立命大は5位/富士山女子駅伝

2025.12.30

名城大が4位 主将・米澤「みんなのお陰でやりきれた」連覇狙った立命大は5位/富士山女子駅伝

◇2025富士山女子駅伝(12月30日/静岡・富士山本宮浅間大社前~富士総合運動公園陸上競技場:7区間43.4km) 学生女子駅伝2大タイトルの一つ、富士山女子駅伝が行われ城西大が2時間22分36秒で初優勝を飾った。城西 […]

NEWS 2年ぶりV奪還へトヨタ自動車・鈴木芽吹「レース全体で自分の力を発揮」 2週間前に痛みも/ニューイヤー駅伝

2025.12.30

2年ぶりV奪還へトヨタ自動車・鈴木芽吹「レース全体で自分の力を発揮」 2週間前に痛みも/ニューイヤー駅伝

◇第70回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝/1月1日、群馬県庁発着・7区間100km) 元日に開催される全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)の記者会見が12月30日、スタート・フィニッシュ地点となる群馬県庁で行 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top