HOME 駅伝、大学

2025.05.08

1部10000m山口智規が日本人トップの3位 「気持ちを見せられた」 ムトゥクが3連覇/関東IC
1部10000m山口智規が日本人トップの3位 「気持ちを見せられた」 ムトゥクが3連覇/関東IC

関東インカレ男子1部10000mで日本人トップの3位に入った山口智規

◇第104回関東インカレ(5月8~11日/神奈川・相模原ギオンスタジアム)1日目

学校対抗の第104回関東インカレの1日目が行われ、男子1部10000mはジェームス・ムトゥク(山梨学大)が28分06秒37で3連覇を果たした。ヴィクター・キムタイ(城西大)が2位、山口智規(早大)が28分37秒82で日本人トップの3位に入った。

「スローペースになるのはもったいないと思いました。最初の100mで誰も出ないので、行ってやれ」と、山口は果敢に飛び出した。1000mを2分43秒で入ったが、1800m手前でムトゥクに抜かれると、石岡大侑(順大)、キムタイにも追いつかれる。

広告の下にコンテンツが続きます

その後は石岡が脱落し、キムタイの後ろにつくものの、中盤からは単独走に。「最低限の走りになってしまいましたが、気持ちを見せられて良かったと思います」と前向きに捉えた。

4月下旬の日本学生個人選手権内で行われたワールドユニバーシティゲームス代表選考レースでは、29分52秒00で11位に沈んだ。「2、3月の豪州合宿に行かせていただいて、充実した2ヵ月を過ごせました。しかし、帰ってきてから気候の変化などに対応できませんでした」と話す。

4月に体調不良や故障もあり、関東インカレに向けて「1週間ほどを強化に当てて、あまり調整せずにきました。それが結果として実りました」とうなずく。

今季は早大の駅伝主将を務める。「わがままばかり言っていられません。伝統あるチームに輝きを取り戻せたらと思っています」。駅伝シーズンへの戦いはまだ始まったばかりだ。

◇第104回関東インカレ(5月8~11日/神奈川・相模原ギオンスタジアム)1日目 学校対抗の第104回関東インカレの1日目が行われ、男子1部10000mはジェームス・ムトゥク(山梨学大)が28分06秒37で3連覇を果たした。ヴィクター・キムタイ(城西大)が2位、山口智規(早大)が28分37秒82で日本人トップの3位に入った。 「スローペースになるのはもったいないと思いました。最初の100mで誰も出ないので、行ってやれ」と、山口は果敢に飛び出した。1000mを2分43秒で入ったが、1800m手前でムトゥクに抜かれると、石岡大侑(順大)、キムタイにも追いつかれる。 その後は石岡が脱落し、キムタイの後ろにつくものの、中盤からは単独走に。「最低限の走りになってしまいましたが、気持ちを見せられて良かったと思います」と前向きに捉えた。 4月下旬の日本学生個人選手権内で行われたワールドユニバーシティゲームス代表選考レースでは、29分52秒00で11位に沈んだ。「2、3月の豪州合宿に行かせていただいて、充実した2ヵ月を過ごせました。しかし、帰ってきてから気候の変化などに対応できませんでした」と話す。 4月に体調不良や故障もあり、関東インカレに向けて「1週間ほどを強化に当てて、あまり調整せずにきました。それが結果として実りました」とうなずく。 今季は早大の駅伝主将を務める。「わがままばかり言っていられません。伝統あるチームに輝きを取り戻せたらと思っています」。駅伝シーズンへの戦いはまだ始まったばかりだ。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.17

日本陸連が育成年代の競技会ガイドラインを策定 来年の滋賀インターハイについて18時開始案など対応継続

日本陸連は12月17日に第106回理事会を開き、「育成年代における競技会ガイドライン」を策定したことを発表した。 このガイドラインは日本陸連がかねてから示している「競技者育成指針」に基づいたもので、「育成年代における競技 […]

NEWS 世界リレー日本代表要項を発表!北京世界選手権のメダル、出場目指して 世界競歩チーム選手権、世界ロードラニング選手権も

2025.12.17

世界リレー日本代表要項を発表!北京世界選手権のメダル、出場目指して 世界競歩チーム選手権、世界ロードラニング選手権も

日本陸連は12月17日、ボツワナ・ハボローネで26年5月2日~3日に開催される世界リレーの日本代表選考要項を発表した。 2027年北京世界選手権の出場権獲得、および世界選手権でのメダル獲得のため、戦略的に選手団をは編成す […]

NEWS U20世界選手権の日本代表選考要項を発表!U20世界8位以内など記録重視の選考に

2025.12.17

U20世界選手権の日本代表選考要項を発表!U20世界8位以内など記録重視の選考に

日本陸連は12月17日、米国・オレゴンで8月5日~9日に開催されるU20世界選手権の日本代表選考要項を発表した。 世界で活躍できるU20カテゴリートップレベルの競技者を派遣し、金メダル獲得を目指す選手団を編成する方針。参 […]

NEWS 26年日本選手権の参加資格発表 参加標準と申込資格記録の2つを採用 アジア大会選考

2025.12.17

26年日本選手権の参加資格発表 参加標準と申込資格記録の2つを採用 アジア大会選考

日本陸連は12月17日、第106回理事会を開き、来年の第110回日本選手権の参加資格について発表した。 今回は「参加標準記録」と「申込資格」の2つの参加資格を設定し、参加標準記録は高く定められている。ターゲットナンバー( […]

NEWS 今年度限りでの「引退」を表明した村澤明伸インタビュー【後編】 〝ぬけぬけ病〟に苦しんだ実業団生活、来年度からはチームのコーチに就任

2025.12.17

今年度限りでの「引退」を表明した村澤明伸インタビュー【後編】 〝ぬけぬけ病〟に苦しんだ実業団生活、来年度からはチームのコーチに就任

全国高校駅伝や箱根駅伝でヒーローになった村澤明伸(SGホールディングス、34歳)が今年度限りでの「引退」を表明した。実業団では故障に苦しみながら、マラソンにも挑戦。北海道マラソンで優勝して、MGCにも出場した。来年度から […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top