HOME 箱根駅伝

2025.01.03

やはり鉄紺は箱根で真価! 20年連続シードの東洋大 酒井俊幸監督「まずは安堵感がある」/箱根駅伝
やはり鉄紺は箱根で真価! 20年連続シードの東洋大 酒井俊幸監督「まずは安堵感がある」/箱根駅伝

25年箱根駅伝で総合9位だった東洋大(10区・薄根大河)

◇第101回箱根駅伝(東京・大手町~神奈川・箱根町往復/10区間217.1km)

箱根駅伝が行われ2日間にわたって行われ、青学大が2年連続の総合優勝を果たした。東洋大は総合9位で継続中では最長となる20年連続シード権を獲得した。

鉄紺軍団は、やはり箱根で真価を発揮した。エースで主将の梅崎蓮や、今季復活していた石田洸介といった主力の4年生を当日変更で欠いた“緊急事態”にもチームは揺るがなかった。

「まずは安堵感がありますが、シード権を確保する大変さも学生たちはわかったと思います。進化をしなくてはいけないと思うような、シード権獲得にしたいです」。酒井俊幸監督はこれをクスリにさらなる成長を求める。

最も緊張感があったのは、4人の8位集団で最後までシード権を争ったアンカー・薄根大河(2年)だ。「ずっと怖くて。4年生が大手町で待っているという思いで持てる力をけずり出しました」と薄根。最終盤で東京国際大とともに抜けだし、11位と9秒差でシード権を確保した。

先輩たちが脈々とつないできた伝統を守った。薄根は「フィニッシュしてから、本当に危なかったと思いました」と安堵の表情を浮かべていた。

広告の下にコンテンツが続きます
◇第101回箱根駅伝(東京・大手町~神奈川・箱根町往復/10区間217.1km) 箱根駅伝が行われ2日間にわたって行われ、青学大が2年連続の総合優勝を果たした。東洋大は総合9位で継続中では最長となる20年連続シード権を獲得した。 鉄紺軍団は、やはり箱根で真価を発揮した。エースで主将の梅崎蓮や、今季復活していた石田洸介といった主力の4年生を当日変更で欠いた“緊急事態”にもチームは揺るがなかった。 「まずは安堵感がありますが、シード権を確保する大変さも学生たちはわかったと思います。進化をしなくてはいけないと思うような、シード権獲得にしたいです」。酒井俊幸監督はこれをクスリにさらなる成長を求める。 最も緊張感があったのは、4人の8位集団で最後までシード権を争ったアンカー・薄根大河(2年)だ。「ずっと怖くて。4年生が大手町で待っているという思いで持てる力をけずり出しました」と薄根。最終盤で東京国際大とともに抜けだし、11位と9秒差でシード権を確保した。 先輩たちが脈々とつないできた伝統を守った。薄根は「フィニッシュしてから、本当に危なかったと思いました」と安堵の表情を浮かべていた。

箱根駅伝2025 東洋大の総合成績をチェック!

総合9位 10時間54分56秒 往路9位 5時間27分53秒 復路7位 5時間27分03秒 1区 小林亮太(4年) 1時間2分52秒 区間11位 2区 緒方澪那斗(3年) 1時間8分50秒 区間20位 3区 迎暖人(1年) 1時間2分40秒 区間8位 4区 岸本遼太郎(3年) 1時間1分15秒 区間3位 5区 宮崎優(1年) 1時間12分16秒 区間9位 6区 西村真周(3年) 58分56秒 区間9位 7区 内堀勇(1年) 1時間4分16秒 区間12位 8区 網本佳悟(3年) 1時間4分18秒 区間2位 9区 吉田周(4年) 1時間9分22秒 区間7位 10区 薄根大河(2年) 1時間10分11秒 区間10位

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.07.16

28年・国スポの長野県開催が決定 30年は島根県開催で内定

日本スポーツ協会は7月16日、都内で理事会を開き、2028年(令和10年)の第82回国民スポーツ大会(国スポ)の開催地を長野県とすることを決定した。また、2030年(令和12年)の第84回大会の開催地として島根県が内定し […]

NEWS 2029年日・韓・中ジュニア交流競技会の愛媛開催が決定! 2026年は佐賀で実施予定

2025.07.16

2029年日・韓・中ジュニア交流競技会の愛媛開催が決定! 2026年は佐賀で実施予定

日本スポーツ協会は7月16日に理事会を開き、2029年に開催される「第37回日・韓・中ジュニア交流競技会」の開催地が愛媛県に決定したと発表した。 同競技会は、東アジア諸国との青少年スポーツを促進し、相互理解を深め、競技力 […]

NEWS 湯浅仁が5000m13分39秒59の自己新で日本人トップ! 800m・塩見綾乃はサードベスト2分02秒60/ホクレンDC北見

2025.07.16

湯浅仁が5000m13分39秒59の自己新で日本人トップ! 800m・塩見綾乃はサードベスト2分02秒60/ホクレンDC北見

7月16日、北海道北見市の北見市東陵公園陸上競技場でホクレンディスタンスチャレンジ第4戦・北見大会が行われ、男子5000mはA組の湯浅仁(トヨタ自動車)が自己新記録となる13分39秒59で日本人トップの11着だった。 レ […]

NEWS 荒井七海が1500m日本歴代3位の3分36秒58!自己ベストを3年ぶり0.05秒更新/ホクレンDC北見

2025.07.16

荒井七海が1500m日本歴代3位の3分36秒58!自己ベストを3年ぶり0.05秒更新/ホクレンDC北見

7月15日、北海道北見市の北見市東陵公園陸上競技場でホクレンディスタンスチャレンジ第4戦・北見大会が行われ、男子1500mで荒井七海(Honda)が日本歴代3位の3分36秒58をマークして日本人トップの2位を占めた。トッ […]

NEWS 廣中璃梨佳が3000mで8分48秒90! 連戦でも日本歴代5位!/ホクレンDC北見

2025.07.16

廣中璃梨佳が3000mで8分48秒90! 連戦でも日本歴代5位!/ホクレンDC北見

7月15日、北海道北見市の北見市東陵公園陸上競技場でホクレンディスタンスチャレンジ第4戦・北見大会が行われ、女子3000mA組では、廣中璃梨佳(日本郵政グループ)が8分48秒90の日本歴代5位となるタイムで、2位に入った […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年8月号 (7月14日発売)

2025年8月号 (7月14日発売)

詳報!日本選手権
IH地区大会

page top