HOME 国内

2024.10.15

阿部竜希が成年110mH13秒29で快勝 東京世界陸上標準に0.02秒及ばず「立て直してまとめられた」/佐賀国スポ
阿部竜希が成年110mH13秒29で快勝 東京世界陸上標準に0.02秒及ばず「立て直してまとめられた」/佐賀国スポ

24年佐賀国スポ成年男子110mハードルを13秒29で制した阿部竜希(千葉・順大)

◇佐賀国民スポーツ大会(10月11~15日/佐賀・SAGAサンライズパーク/SAGAスタジアム)5日目

佐賀国民スポーツ大会の5日目が行われ、成年男子110mハードルは阿部竜希(千葉・順大)が13秒29(+0.1)の日本歴代6位タイ、学生歴代3位タイ、大会新の好記録で優勝した。

わずか0.02秒だった。来年9月の東京世界選手権の参加標準記録(13秒27)に肉薄した阿部は「ここで13秒27を切らないと来年につながらなかった。調子に不安な部分もあったので、立て直して13秒29でまとめられて良かった部分もあります」。少し悔しげな表情を浮かべながらレースを振り返った。

広告の下にコンテンツが続きます

決勝では先行されがちな前半から先頭争いを繰り広げ、中盤も焦らずに前に出る。「ラストの2台で少し詰まって浮いてしまいました」と、わずかなミスが標準記録までの距離となったか。「0.01秒とかもっと小さい数字かもしれませんが、まだまだ改善点のあるレ-スでした」と捉える。

大学3年目の今季は2月に海外のレースでシーズンイン。7ヵ月超の期間を戦い抜き、日本グランプリシリーズや日本選手権などで国内トップ争いに加わってきた。自己ベストも13秒64から0.35秒伸ばしたが、「やっぱり身体は少し疲れている感覚がありました。シーズンのアベレージは高い自信があったので、最後は走りました」。

順大出身の先輩には、ともにパリ五輪代表の泉谷駿介(住友電工)と村竹ラシッド(JAL)がいる。「まだ届かない位置にいる先輩2人ですが、1本でも勝てるように練習していきたいです」と阿部。東京世界選手権では「順大の3人で出たいという思いがあります」と話す。

「やっぱり、泉谷さん、ラシッドさんほどの力はありません。まずはどれだけレースを完璧に近づけられるかだと思っています」。自らの100%をぶつけて、先輩たちの後ろ姿を追いかけていく。

◇佐賀国民スポーツ大会(10月11~15日/佐賀・SAGAサンライズパーク/SAGAスタジアム)5日目 佐賀国民スポーツ大会の5日目が行われ、成年男子110mハードルは阿部竜希(千葉・順大)が13秒29(+0.1)の日本歴代6位タイ、学生歴代3位タイ、大会新の好記録で優勝した。 わずか0.02秒だった。来年9月の東京世界選手権の参加標準記録(13秒27)に肉薄した阿部は「ここで13秒27を切らないと来年につながらなかった。調子に不安な部分もあったので、立て直して13秒29でまとめられて良かった部分もあります」。少し悔しげな表情を浮かべながらレースを振り返った。 決勝では先行されがちな前半から先頭争いを繰り広げ、中盤も焦らずに前に出る。「ラストの2台で少し詰まって浮いてしまいました」と、わずかなミスが標準記録までの距離となったか。「0.01秒とかもっと小さい数字かもしれませんが、まだまだ改善点のあるレ-スでした」と捉える。 大学3年目の今季は2月に海外のレースでシーズンイン。7ヵ月超の期間を戦い抜き、日本グランプリシリーズや日本選手権などで国内トップ争いに加わってきた。自己ベストも13秒64から0.35秒伸ばしたが、「やっぱり身体は少し疲れている感覚がありました。シーズンのアベレージは高い自信があったので、最後は走りました」。 順大出身の先輩には、ともにパリ五輪代表の泉谷駿介(住友電工)と村竹ラシッド(JAL)がいる。「まだ届かない位置にいる先輩2人ですが、1本でも勝てるように練習していきたいです」と阿部。東京世界選手権では「順大の3人で出たいという思いがあります」と話す。 「やっぱり、泉谷さん、ラシッドさんほどの力はありません。まずはどれだけレースを完璧に近づけられるかだと思っています」。自らの100%をぶつけて、先輩たちの後ろ姿を追いかけていく。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.12

國學院大がライフネット生命とスポンサーシップ契約「箱根路で最高の景色を見せられるよう邁進」

ライフネット生命保険株式会社は12月12日、昨年から結んでいる國學院大陸上競技部とのスポンサーシップ契約を延長したと発表した。 2008年に開業したライフネット生命は、オンライン生保のリーディングカンパニーとして知られる […]

NEWS 全中3000mV出田隆之助擁する中京、前回8位の大淀、戦力充実の稲美北、常盤松などが有力  14日に中学駅伝日本一決定戦/全中駅伝男子展望

2025.12.12

全中3000mV出田隆之助擁する中京、前回8位の大淀、戦力充実の稲美北、常盤松などが有力 14日に中学駅伝日本一決定戦/全中駅伝男子展望

第33回全国中学校駅伝が、12月14日に滋賀県の野洲市と湖南市にまたがる希望が丘文化公園で開催される。 男子6区間18km、女子5区間12kmのコースに、各都道府県代表に開催地枠を加えた男女それぞれ48チームが出場し、中 […]

NEWS 京山が3連覇に向けて前進 東北勢初のトップ3目指す黒石野、初出場の男山三、鶴ヶ島藤が上位候補/全中駅伝女子展望

2025.12.12

京山が3連覇に向けて前進 東北勢初のトップ3目指す黒石野、初出場の男山三、鶴ヶ島藤が上位候補/全中駅伝女子展望

第33回全国中学校駅伝が、12月14日に滋賀県の野洲市と湖南市にまたがる希望が丘文化公園で開催される。 男子6区間18km、女子5区間12kmのコースに、各都道府県代表に開催地枠を加えた男女それぞれ48チームが出場し、中 […]

NEWS 豪州で18歳・ビークロフトが10000m競歩38分02秒68のU20世界新

2025.12.12

豪州で18歳・ビークロフトが10000m競歩38分02秒68のU20世界新

12月11日、豪州シドニーで、ニューサウスウェールズ州10000m競歩選手権が行われ、I.ビークロフト(豪州)が38分02秒68のU20世界新記録をマークした。 ビークロフトは2007年生まれの18歳。競歩選手だった父の […]

NEWS 箱根駅伝初Vへ國學院大・前田康弘監督「ジョーカーにどう立ち向かっていくか」 主将・上原琉翔「先頭でタスキを」

2025.12.12

箱根駅伝初Vへ國學院大・前田康弘監督「ジョーカーにどう立ち向かっていくか」 主将・上原琉翔「先頭でタスキを」

第102回箱根駅伝で初優勝を狙う國學院大が12月12日、都内の渋谷キャンパスで壮行会と記者会見を開いた。 例年の合同による囲み取材形式から急遽、記者会見方式への変更。前田康弘監督は「今年は今のところ16人全員が元気で良い […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top