2024.10.15
スイスのスポーツブランド「On(オン)」がこの夏発売した同社史上最高のレーシングシューズ「Cloudboom Strike(クラウドブーム ストライク)」の人気が止まらない。
日本選手権の5000mで2022年、2023年ともに3位を占め、2023年は世界ロードランニング選手権の日本代表にもなった実業団選手の清水歓太(SUBARU)もCloudboom Strikeの履き心地を絶賛している一人だ。
清水とOnとの出会いは昨年。チームがOnとパートナーシップ契約を結び、そこからたくさんのシューズを試す機会が増えたのがきっかけだ。今では普段からOnのシューズとアパレルも愛用している。
「Onは他メーカーと比べてランニング業界に進出したばかりのイメージで、正直、最初は不安でした。でも、いろいろなシューズの試し履きをして『ものすごく良い製品が多いな』という印象に変わりました。On独自の着眼点でどんどん改良され、ワクワクするようなシューズばかりです」
ピッチ走法の清水は、ソールが硬く、地面をしっかりとらえて反発するシューズが好みで、昨年10月の世界ロードランニング選手権(5km)以降の主要ロードレースでは主にOnのエリートモデル「Cloudboom Echo 3(クラウドブーム エコー 3)」を履いていたが、この秋冬はCloudboom Strikeで勝負するつもりだ。
軟らかい中にも硬さは残っていて、反発もある
「初めてCloudboom Strikeを履いた時は『ソールが少し軟らかいな』という印象はありましたが、軟らかい中にも硬さは残っていて、反発もいい。僕の好きな〝叩いて反発を得る感覚〟もつかめたので驚きました。取り外し可能な『バウンスボード』によって反発とクッション性も感じ、推進力を得ながら自然に走れるのが魅力ですね」
ソールが硬く、地面を叩くように進めるシューズは反発が強い分、足へのダメージが多く、後半動けなくなってしまうことがある。だがCloudboom Strikeは、その心配を軽減してくれそうだ。
「Cloudboom Strikeは自分から叩きに行かなくても前に進み、ほどよい軟らかさで足をためられるようなイメージがある。これまでの半分の力で同じような出力が出せて、足へのダメージは半分ぐらいしか残らない感覚もある。軽くて扱い易く、いろんなタイプの人に合いそうなシューズです」

「Cloudboom Strike」は反発とクッション性に優れ、推進力を得ながら自然な感覚で走れるのが清水の好みという
〝42kmを走りきれるシューズ〟としてOnが2年の歳月をかけて開発したCloudboom Strikeは、マラソンやハーフマラソン向きと言われるが、「駅伝でも10km程度の区間なら十分行ける」と清水は太鼓判を押す。
5000m13分21秒18、10000m27分31秒27のスピードが武器。今後は来年の東京世界選手権をトラックで目指すより、4年後のロサンゼルスにマラソンで挑むための準備をより早く進めたい意向で、今年度のうちに42.195kmへ初挑戦する構想もある。
その前に駅伝でチームに貢献するために調整中で、11月3日の東日本実業団駅伝では初優勝、その先にある地元・群馬でのニューイヤー駅伝では3位以内を視野に入れる。駅伝の最長区間を担うことが多いSUBARUのエースは、Cloudboom Strikeを履いてどんな快走を見せるだろうか。
問い合わせ先: オン・ジャパン 050-3196-4189
軟らかい中にも硬さは残っていて、反発もある
「初めてCloudboom Strikeを履いた時は『ソールが少し軟らかいな』という印象はありましたが、軟らかい中にも硬さは残っていて、反発もいい。僕の好きな〝叩いて反発を得る感覚〟もつかめたので驚きました。取り外し可能な『バウンスボード』によって反発とクッション性も感じ、推進力を得ながら自然に走れるのが魅力ですね」 ソールが硬く、地面を叩くように進めるシューズは反発が強い分、足へのダメージが多く、後半動けなくなってしまうことがある。だがCloudboom Strikeは、その心配を軽減してくれそうだ。 「Cloudboom Strikeは自分から叩きに行かなくても前に進み、ほどよい軟らかさで足をためられるようなイメージがある。これまでの半分の力で同じような出力が出せて、足へのダメージは半分ぐらいしか残らない感覚もある。軽くて扱い易く、いろんなタイプの人に合いそうなシューズです」 [caption id="attachment_148323" align="alignnone" width="800"]
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.09.18
-
2025.09.18
2025.09.12
前夜祭イベントでギネス“世界新” 寺田明日香が高速道路KK線でリレー参加/東京世界陸上
2025.09.13
明日午前開催の女子マラソン 鈴木優花の補欠登録を解除/東京世界陸上
-
2025.09.14
-
2025.09.13
-
2025.09.15
2025.08.27
アディダス アディゼロから2025年秋冬新色コレクションが登場!9月1日より順次販売
-
2025.08.19
-
2025.08.24
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.09.18
400m・中島佑気ジョセフが日本勢34年ぶり決勝! 200m・鵜澤飛羽、井戸アビゲイル風果が準決勝に登場/東京世界陸上DAY6イブニングみどころ
◇東京世界陸上(9月13日〜21日/国立競技場)6日目 大会も後半戦を迎える東京世界陸上。日本男子短距離界に新たな歴史が生まれようとしている。 男子400m決勝に中島佑気ジョセフ(富士通)が挑む。予選で44秒44の日本記 […]
2025.09.18
DAY6イブニングセッションのチケット完売 残りのイブニングセッションも完売間近/東京世界陸上
◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)6日目 東京2025世界陸上財団は9月18日、大会6日目のイブニングセッションのチケットが完売したと発表した。13日のDAY1、14日のDAY2のイブニングセッションに続く […]
2025.09.18
川上勇士が富士山GXに入社 東海大などで活躍「チーム・会社に貢献できるように頑張る」
富士山GXは9月18日、川上勇士が9月16日付で入社・入部したと発表した。 千葉県出身の川上は鎌ケ谷中時代に、全中やジュニア五輪に出場。市船橋高では全国高校駅伝で1年時に5区、2年時には4区3位となっている。 進学した東 […]
Latest Issue
最新号

2025年10月号 (9月9日発売)
【別冊付録】東京2025世界陸上観戦ガイド
村竹ラシッド/桐生祥秀/中島佑気ジョセフ/中島ひとみ/瀬古優斗
【Coming EKIDEN Season 25-26】
学生長距離最新戦力分析/青学大/駒大/國學院大/中大/