◇佐賀国民スポーツ大会(10月11~15日/佐賀・SAGAサンライズパーク/SAGAスタジアム)5日目
佐賀国民スポーツ大会の5日目が行われ、少年男子B3000mは吉田星(北海道・東海大札幌高1)が高1歴代4位となる8分07秒12で優勝した。2位の稲垣翔馴(神奈川・KERT3)は8分07秒29の中学新記録だった。
序盤から昨年の全中覇者の吉田が集団を牽引し、今年の全中V・稲垣がピタリと背後につけてレースが進んだ。
「自分でペースを作って出ると、絶対誰かが出てくると思っていました。その選手に競り勝ちたかった」と吉田。1000mを2分45秒、2000mを5分32秒で通過すると、集団は4人に絞られた。残り2周からさらにペースを上げると、稲垣とのマッチアップに。
「(稲垣)翔馴は本当に強い。何回もモニターで確認しましたが、ラストは絶対に勝てる自信がありました」。残り200mでギアを上げ、粘る稲垣をわずかに振り切った。
一方の稲垣は「ラストで追いつこうとしたらもう一度上げられてしまいました。カーブで抜こうとして、外側で体力を使ってしまいました」と悔しげ。目標としてきた増子陽太(鏡石・福島/現・学法石川高)の8分11秒12を大幅に塗り替え、「本当に良かったです」とフィニッシュでは大きくガッツポーズを繰り出した。
親の仕事の関係で、今年の4月に兵庫から神奈川へと移った稲垣。兵庫では東農大・前田和摩と家が近く、「良くしてもらいました。選手にはあまりあこがれないようにしていますが、目標にしています」と話す。
ともにこれから駅伝シーズンへと突入する。「チームに貢献できるようにがんばりたいです」と吉田。稲垣は「日本記録保持者として、アンカーとかで勝負できるように頑張りたいです」と活躍を誓っていた。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.10.26
-
2025.10.26
2025.10.18
【大会結果】第102回箱根駅伝予選会/個人成績(2025年10月18日)
-
2025.10.18
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.10.26
ゲティチ1時間3分08秒で世界記録にあと16秒 男子はケジェルチャ58分02秒、アルムグレンが欧州記録/バレンシアハーフ
バレンシアハーフマラソンが10月26日、スペインの同地で行われ、女子ではA.ゲティチ(ケニア)が1時間3分08秒で2連覇した。 この記録は世界歴代2位の自己記録(1時間3分04秒)に続く、歴代パフォーマンス3位。ゲティチ […]
2025.10.26
走高跳・仲野春花が現役引退「自分と競技と向き合えた」17、18年日本選手権V、低迷期支えたジャンパー
女子走高跳の仲野春花(ニッパツ)が今季限りでの引退を表明した。 仲野は福岡県出身の29歳。母(牧子さん)は100mハードルで日本トップ選手だった。その影響もあり小1から陸上を始めた。 行橋中京中から中村学園女高へ進むと、 […]
2025.10.26
ハーフマラソン競歩は東洋大・逢坂草太朗1時間23分33秒で制覇 女子は永井優会が優勝/高畠競歩
◇第62回全日本競歩高畠大会(10月26日/山形・高畠まほろば競歩/1周1.0kmの周回) 来年秋に開催される名古屋アジア大会の代表選考会を兼ねた第62回全日本競歩高畠大会が行われ、ハーフマラソン競歩は男子が逢坂草太朗( […]
2025.10.26
最多出場校・福岡大が8位で11年ぶりシード!目標達成へ最後まで「熱いレース」やり遂げる/全日本大学女子駅伝
◇第43回全日本大学女子駅伝(10月26日/宮城・弘進ゴムアスリートパーク仙台発着6区間38.0km) 第43回全日本大学女子駅伝が行われ、城西大が2時間3分28秒で25年ぶり3度目の優勝を飾った。 白熱のシード争い。そ […]
2025.10.26
前回女王・立命大は5位「前半から出し切れなかった」98年からのトップ5継続/全日本大学女子駅伝
◇第43回全日本大学女子駅伝(10月26日/宮城・弘進ゴムアスリートパーク仙台発着6区間38.0km) 第43回全日本大学女子駅伝が行われ、城西大が2時間3分28秒で25年ぶり3度目の優勝を飾った。 連覇を狙った立命大は […]
Latest Issue
最新号
2025年11月号 (10月14日発売)
東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望