HOME 国内

2024.10.14

北口榛花が旭川で陸上教室「いろんな動きにチャレンジしてほしい」思い出たっぷりの競技場に“凱旋”
北口榛花が旭川で陸上教室「いろんな動きにチャレンジしてほしい」思い出たっぷりの競技場に“凱旋”

地元・旭川でJALアスリートアカデミーに参加した北口榛花(JAL)

トップ選手が各地をめぐり「スポーツの楽しさや競技スキルの上達に向けたアドバイスを直接伝えるとともに、地域の人たちと交流する」を目的とする『JALアスリートアカデミー』が10月14日、北海道旭川市で行われた。

地元のスター凱旋に子どもたちの目が輝いた。パリ五輪女子やり投で金メダルを獲得した北口。前日には市内でパレードが行われ、約4万8000人もの人が沿道にかけつけた。

この日は帰国後、旭川で初のアカデミー。前年も開催したものの雨天だったため、「場所が制限されて思いっきり投げられなかった」というが、晴天に恵まれて80人以上の小学生が参加した。

110mハードルの日本記録保持者でパリ五輪5位の村竹ラシッドも特別講師。さらに、村竹がやや脚に不安があるため、急きょ男子走高跳日本記録保持者の戸邉直人も参加し、豪華な3人がそろった。

それでも参加者、そして保護者からもひときわ大きな拍手を受けたのが北口。ウォーミングアップで身体を温めると、ジャベリックボール投げを子どもたちに教えた。手拍子を求めて見本を見せると「すごい!」とどよめきが起こる。

「私も投げたことがないんだけど」と笑いつつ、指のかけかたや「遠くに投げるために遠くを目指して投げよう」とアドバイス。最後は「この日一番遠くに投げられるように」と子どもたちの投てきを見守った。また、戸邉と村竹も走りやジャンプ、ハードルのコツを伝授。「腕を大きく」「マリオののようにジャンプしよう」と指導していた。

広告の下にコンテンツが続きます

最後にはサインや写真撮影にすべて応じる姿も。昨年に続いて参加した遠藤優駕くん(旭川市立神居東小6年)は「北口選手は地元のスター。テレビで見るより大きかったです。ジャベリックボール投げがすごくて印象に残りました」と笑顔。小3から陸上をしているようで「中学でも陸上を続けて、将来はオリンピックに出られる選手になりたいです」と目を輝かせた。

北口は「旭川で屋外で陸上教室ができるのは初めてなのでうれしかったです。少しでも楽しさが伝わればうれしい」と喜び、花咲スポーツ公園陸上競技場は「トラックが新しくなったりしていますが、たくさん練習した場所なので久しぶりで懐かしい」と凱旋に感慨深げ。

子どもたち向けて「陸上だけでなくいろんなスポーツをどんどんやってほしいですし、走るだけ、跳ぶだけ、投げるだけじゃなく、いろんな動きにチャレンジしてほしいです」とメッセージを送った。

午後にはより専門的な陸上部の中高生を対象にも行われる。

トップ選手が各地をめぐり「スポーツの楽しさや競技スキルの上達に向けたアドバイスを直接伝えるとともに、地域の人たちと交流する」を目的とする『JALアスリートアカデミー』が10月14日、北海道旭川市で行われた。 地元のスター凱旋に子どもたちの目が輝いた。パリ五輪女子やり投で金メダルを獲得した北口。前日には市内でパレードが行われ、約4万8000人もの人が沿道にかけつけた。 この日は帰国後、旭川で初のアカデミー。前年も開催したものの雨天だったため、「場所が制限されて思いっきり投げられなかった」というが、晴天に恵まれて80人以上の小学生が参加した。 110mハードルの日本記録保持者でパリ五輪5位の村竹ラシッドも特別講師。さらに、村竹がやや脚に不安があるため、急きょ男子走高跳日本記録保持者の戸邉直人も参加し、豪華な3人がそろった。 それでも参加者、そして保護者からもひときわ大きな拍手を受けたのが北口。ウォーミングアップで身体を温めると、ジャベリックボール投げを子どもたちに教えた。手拍子を求めて見本を見せると「すごい!」とどよめきが起こる。 「私も投げたことがないんだけど」と笑いつつ、指のかけかたや「遠くに投げるために遠くを目指して投げよう」とアドバイス。最後は「この日一番遠くに投げられるように」と子どもたちの投てきを見守った。また、戸邉と村竹も走りやジャンプ、ハードルのコツを伝授。「腕を大きく」「マリオののようにジャンプしよう」と指導していた。 最後にはサインや写真撮影にすべて応じる姿も。昨年に続いて参加した遠藤優駕くん(旭川市立神居東小6年)は「北口選手は地元のスター。テレビで見るより大きかったです。ジャベリックボール投げがすごくて印象に残りました」と笑顔。小3から陸上をしているようで「中学でも陸上を続けて、将来はオリンピックに出られる選手になりたいです」と目を輝かせた。 北口は「旭川で屋外で陸上教室ができるのは初めてなのでうれしかったです。少しでも楽しさが伝わればうれしい」と喜び、花咲スポーツ公園陸上競技場は「トラックが新しくなったりしていますが、たくさん練習した場所なので久しぶりで懐かしい」と凱旋に感慨深げ。 子どもたち向けて「陸上だけでなくいろんなスポーツをどんどんやってほしいですし、走るだけ、跳ぶだけ、投げるだけじゃなく、いろんな動きにチャレンジしてほしいです」とメッセージを送った。 午後にはより専門的な陸上部の中高生を対象にも行われる。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.04.30

水戸招待のエントリー発表! 棒高跳に柄澤智哉、山本聖途、諸田実咲ら男女トップ集結 戸邉直人、城山正太郎も出場予定

5月5日に行われる日本グランプリシリーズ第7戦「2025水戸招待陸上」のエントリー選手が発表された。男子棒高跳には東京五輪代表の山本聖途(トヨタ自動車)、江島雅紀(富士通)や世界選手権代表経験のある柄澤智哉(東京陸協)ら […]

NEWS 【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」

2025.04.30

【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」

山梨学大の上田誠仁顧問の月陸Online特別連載コラム。これまでの経験や感じたこと、想いなど、心のままに綴っていただきます! 第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」 昨年は記念大会となる第100回箱根駅伝が開催され […]

NEWS 【高校生FOCUS】男子競歩・山田大智(西脇工高)インターハイで昨夏の雪辱誓う 高校記録更新にも挑戦

2025.04.30

【高校生FOCUS】男子競歩・山田大智(西脇工高)インターハイで昨夏の雪辱誓う 高校記録更新にも挑戦

FOCUS! 高校生INTERVIEW 山田大智 Yamada Daichi 西脇工高3兵庫 2025年シーズンが本格的に始まり、高校陸上界では記録会、競技会が次々と開かれています。その中で好記録も生まれており、男子50 […]

NEWS 5.3静岡国際、パリ五輪代表の坂井隆一郎、200m世界陸上標準突破の水久保漱至らが欠場

2025.04.30

5.3静岡国際、パリ五輪代表の坂井隆一郎、200m世界陸上標準突破の水久保漱至らが欠場

5月3日に行われる静岡国際のエントリーリストが更新され、現時点で欠場届を提出した選手が判明した。 男子100mはパリ五輪代表の坂井隆一郎(大阪ガス)が欠場。坂井は4月13日の出雲陸上で脚を痛め、29日の織田記念の出場も見 […]

NEWS 26年ブダペスト開催の「世界陸上アルティメット選手権」やり投・北口榛花が出場権獲得

2025.04.30

26年ブダペスト開催の「世界陸上アルティメット選手権」やり投・北口榛花が出場権獲得

世界陸連(WA)は4月29日、2026年に新設する「世界陸上アルティメット選手権」の大会500日前を受け、昨年のパリ五輪の金メダリストに出場資格を与えることを発表した。女子やり投で金メダルを獲得した北口榛花(JAL)も含 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL) 
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)

page top