HOME 国内、日本代表、海外、五輪
男子100mにサニブラウン、坂井隆一郎、東田旺洋が出場 女子100mで“最速女王”が決定! 男子砲丸投クルーザー五輪3連覇なるか /パリ五輪Day3みどころ
男子100mにサニブラウン、坂井隆一郎、東田旺洋が出場 女子100mで“最速女王”が決定! 男子砲丸投クルーザー五輪3連覇なるか /パリ五輪Day3みどころ

パリ五輪男子100m予選に挑む坂井隆一郎、サニブラウン・アブデル・ハキーム、東田旺洋

◇パリ五輪・陸上競技(8月1日~11日/フランス・パリ)3日目

3日目の午前セッションではいよいよ男子100mのレースが始まる。

広告の下にコンテンツが続きます

日本時間3日17時35分から予備予選が行われ、各組上位2人とタイム上位4人が予選ラウンドに進む。

日本勢のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)、坂井隆一郎(大阪ガス)、東田旺洋(関彰商事)は予選からの登場。18時55分から始まる予選は9組行われる予定で、上位2人と3着以下のタイム上位6人までが準決勝に進む想定となっている。

サニブラウンは5月に標準記録突破して早々に内定。日本選手権には出場せず、パリ五輪に照準を合わせてきた。昨年のブダペスト世界選手権では世界のファイナリストとなったが、パリで再び決勝の舞台に立つには予選を余裕を持って通過したいところだ。

坂井と東田は激戦の日本選手権で1位、2位となり五輪切符をつかんだ。世界的に男子100mのレベルは上がっており、準決勝進出には10秒00に近いタイムが必要になると見られており、ともに予選から自己記録を目指す走りが求められるだろう。

広告の下にコンテンツが続きます

なお、3日目に日本人が出場する種目は男子100m予選のみとなっている。

本日の“メイン種目”は女子100m。準決勝(日本時間4日2時15分)と決勝(同4時20分)が行われる。世界選手権で2大会連続の銀メダルに輝いているシェリカ・ジャクソン(ジャマイカ)は200mに絞ったが、前日に行われた予選では有力選手が順調に通過した。全体トップはマリージョゼ・タルー・スミス(コートジボワール)の10秒87(+0.8)で、オードリー・ルデュック(カナダ)が10秒95(+1.2)のナショナルレコードを樹立している。

決勝ではブダペスト世界選手権を大会新&世界歴代5位タイの10秒65(-0.2)で制したシャカリ・リチャードソン(米国)、オレゴン世界選手権の覇者であるシェリーアン・フレイザー・プライス(ジャマイカ)、今年の世界室内選手権金メダルのジュリアン・アルフレッド(セントルシア)らが“最速女王”の座をめぐって激突するだろう。

フィールド最初の決勝種目となる男子砲丸投はライアン・クルーザー(米国)が五輪3連覇を目指す。前日の予選は一発で予選通過ラインをクリアした。世界記録(23m56)、五輪記録(23m30)を持つ怪人がどんな記録を打ち立てるのか。同国のライバルであるジョー・コヴァクスらの投てきにも注目したい。

女子三段跳決勝も前日に予選が行われた。ブダペスト世界選手権2位のレヤニス・ペレス(キューバ)が14m68(±0)で全体トップ。シャニカ・リケッツ(ジャマイカ)が14m47(-0.4)、ジャスミン・ムーア(米国)がシーズンベストの14m43(±0)で続いた。世界記録を保持するユリマール・ロハス(ベネズエラ)が不在の大会で誰がチャンピオンに輝くのか。

男女混合4×400mリレー決勝は予選1組で米国が3分07秒41の世界記録を樹立。地元のフランスがナショナルレコードの3分10秒60で2着に入っており、大歓声のなかでのレースになるだろう。再度、世界記録の更新が見られるかもしれない。

最終種目は男子十種競技の1500mだ。初日はブダペスト世界選手権5位のレオ・ノイゲバウアー(ドイツ)が4650点のトップで折り返した。ノイゲバウアーは6月の全米学生選手権で8961点の大会新を打ち立てて、今季の世界リストで1位につけている24歳。円盤投で十種歴代最高の57m70という記録を持っており、初の世界タイトルに突き進むか。それとも9018点の五輪記録を持つダミアン・ワーナー(カナダ)が初日4位(4561点)から大逆転を見せるのか。

◇パリ五輪・陸上競技(8月1日~11日/フランス・パリ)3日目 3日目の午前セッションではいよいよ男子100mのレースが始まる。 日本時間3日17時35分から予備予選が行われ、各組上位2人とタイム上位4人が予選ラウンドに進む。 日本勢のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)、坂井隆一郎(大阪ガス)、東田旺洋(関彰商事)は予選からの登場。18時55分から始まる予選は9組行われる予定で、上位2人と3着以下のタイム上位6人までが準決勝に進む想定となっている。 サニブラウンは5月に標準記録突破して早々に内定。日本選手権には出場せず、パリ五輪に照準を合わせてきた。昨年のブダペスト世界選手権では世界のファイナリストとなったが、パリで再び決勝の舞台に立つには予選を余裕を持って通過したいところだ。 坂井と東田は激戦の日本選手権で1位、2位となり五輪切符をつかんだ。世界的に男子100mのレベルは上がっており、準決勝進出には10秒00に近いタイムが必要になると見られており、ともに予選から自己記録を目指す走りが求められるだろう。 なお、3日目に日本人が出場する種目は男子100m予選のみとなっている。 本日の“メイン種目”は女子100m。準決勝(日本時間4日2時15分)と決勝(同4時20分)が行われる。世界選手権で2大会連続の銀メダルに輝いているシェリカ・ジャクソン(ジャマイカ)は200mに絞ったが、前日に行われた予選では有力選手が順調に通過した。全体トップはマリージョゼ・タルー・スミス(コートジボワール)の10秒87(+0.8)で、オードリー・ルデュック(カナダ)が10秒95(+1.2)のナショナルレコードを樹立している。 決勝ではブダペスト世界選手権を大会新&世界歴代5位タイの10秒65(-0.2)で制したシャカリ・リチャードソン(米国)、オレゴン世界選手権の覇者であるシェリーアン・フレイザー・プライス(ジャマイカ)、今年の世界室内選手権金メダルのジュリアン・アルフレッド(セントルシア)らが“最速女王”の座をめぐって激突するだろう。 フィールド最初の決勝種目となる男子砲丸投はライアン・クルーザー(米国)が五輪3連覇を目指す。前日の予選は一発で予選通過ラインをクリアした。世界記録(23m56)、五輪記録(23m30)を持つ怪人がどんな記録を打ち立てるのか。同国のライバルであるジョー・コヴァクスらの投てきにも注目したい。 女子三段跳決勝も前日に予選が行われた。ブダペスト世界選手権2位のレヤニス・ペレス(キューバ)が14m68(±0)で全体トップ。シャニカ・リケッツ(ジャマイカ)が14m47(-0.4)、ジャスミン・ムーア(米国)がシーズンベストの14m43(±0)で続いた。世界記録を保持するユリマール・ロハス(ベネズエラ)が不在の大会で誰がチャンピオンに輝くのか。 男女混合4×400mリレー決勝は予選1組で米国が3分07秒41の世界記録を樹立。地元のフランスがナショナルレコードの3分10秒60で2着に入っており、大歓声のなかでのレースになるだろう。再度、世界記録の更新が見られるかもしれない。 最終種目は男子十種競技の1500mだ。初日はブダペスト世界選手権5位のレオ・ノイゲバウアー(ドイツ)が4650点のトップで折り返した。ノイゲバウアーは6月の全米学生選手権で8961点の大会新を打ち立てて、今季の世界リストで1位につけている24歳。円盤投で十種歴代最高の57m70という記録を持っており、初の世界タイトルに突き進むか。それとも9018点の五輪記録を持つダミアン・ワーナー(カナダ)が初日4位(4561点)から大逆転を見せるのか。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.06.30

【高校生FOCUS】男子棒高跳・井上直哉(阿南光高)「全国3冠取りたい」と意気込むボウルターは柔道黒帯

FOCUS! 高校生INTERVIEW 井上直哉 Inoue Naoya 阿南光高3徳島 注目の高校アスリートに焦点を当てる高校生FOCUS。今回はインターハイ徳島県大会男子棒高跳で5m21の県高校新記録をマークし、続く […]

NEWS 【学生長距離Close-upインタビュー】急成長を続ける大東大・大濱逞真 「自信を持ってエースと言えるように」

2025.06.30

【学生長距離Close-upインタビュー】急成長を続ける大東大・大濱逞真 「自信を持ってエースと言えるように」

学生長距離Close-upインタビュー 大濱逞真 Ohama Takuma 大東大2年 「月陸Online」限定で大学長距離選手のインタビューをお届けする「学生長距離Close-upインタビュー」。49回目は、大東大の大 […]

NEWS 日本陸連・有森裕子新会長が小池百合子都知事訪問 東京世界陸上の成功誓う「素晴らしさと感動ふんだんに味わえるように」

2025.06.30

日本陸連・有森裕子新会長が小池百合子都知事訪問 東京世界陸上の成功誓う「素晴らしさと感動ふんだんに味わえるように」

日本陸連の新会長に就任した有森裕子会長と、同前会長で東京2025世界陸上財団の尾縣貢会長が6月30日に東京都庁を訪問し、小池百合子都知事と面会した。 冒頭で小池都知事は、有森氏が女性初の会長に就任したことに際し祝福し、「 […]

NEWS 64年東京五輪5000m銅のデリンジャー氏が死去 91歳 米国代表やオレゴン大コーチも務める

2025.06.30

64年東京五輪5000m銅のデリンジャー氏が死去 91歳 米国代表やオレゴン大コーチも務める

6月27日、米国の元長距離選手で、後にコーチとしても活躍したビル・デリンジャー氏が逝去した。91歳だった。 デリンジャー氏は5000mで3大会連続してオリンピックに出場(1956年メルボルン、1960年ローマ、1964年 […]

NEWS 100mトンプソンが世界歴代6位の9秒75!! シェリー・アンも最後の国内選手権で3位/ジャマイカ選手権

2025.06.30

100mトンプソンが世界歴代6位の9秒75!! シェリー・アンも最後の国内選手権で3位/ジャマイカ選手権

東京世界選手権の代表選考会となるジャマイカ選手権が6月26日から29日にキングストンで開催された。 男子100mはK.トンプソンが世界歴代6位、今季世界最高の9秒75(+0.8)で優勝した。トンプソンは現在23歳。これま […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年7月号 (6月13日発売)

2025年7月号 (6月13日発売)

詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会

page top