◇日本学生個人選手権(6月14日~16日/神奈川・レモンガススタジアム平塚)3日目
“学生ナンバーワン”を決める日本学生個人選手権の3日目に行われた男子円盤投は北原博企(新潟医療福祉大4)が59m95のビッグスローで優勝。日本歴代6位、学生歴代2位で、60mの大台まであと5cmに迫った。
「悪くない投げだなとは思いましたが、あそこまでの記録が出るとは思っていなかったので、かなりビックリしています」
6月1日の北信越インカレで日本歴代9位、学生歴代4位の57m24を投げていた北原。「試合のなかで修正できた」と言うように、2回目に55m55を放つと、4回目に自己記録に迫る56m66を投げた。「腰が高くリリースポイントが合わなかった」部分を徐々に修正すると、5回目は「振り切りまでいけて、かなり良い投げだった」。
応援席が大きく沸く。幸長慎一(四国大、現・四国大AC)が持つ学生記録60m69、そして学生2人目の60mに近づく一投で、連覇を達成した。
新潟・開志国際高時代に円盤投を始め、卒業間際には高校歴代5位の55m36(1.75kg)をマークしている北原。昨年のこの大会で全国初タイトルをゲットした。
2週間後の日本選手権は地元・新潟。堤雄司(ALSOK群馬)、湯上剛輝(トヨタ自動車)、幸長という60mオーバーの“3強”、そして60mへの闘志はもちろんあるが、「記録や相手を意識すると硬くなるので、今回の投げ、記録を再現できるように、いつも通りの投げを意識します」と、自然体で臨むつもりだ。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.11.09
やり投・新井涼平が母校で引退試合「競技者としても人間としても成長」
-
2025.11.09
-
2025.11.08
-
2025.11.03
2025.10.18
【大会結果】第102回箱根駅伝予選会/個人成績(2025年10月18日)
2025.11.02
青学大が苦戦の中で3位確保!作戦不発も「力がないチームではない」/全日本大学駅伝
-
2025.10.18
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.11.09
女子七種競技・本多七が5414点! 自己記録80点更新し、U20歴代&高校歴代2位/エブリバディ・デカスロン
11月8日、9日の両日、愛知県の美浜町運動公園陸上競技場で第30回エブリバディ・デカスロン in 愛知が開催され、女子七種競技で本多七(園田学園高3兵庫)が5414点の高校歴代2位となる好記録で優勝を飾った。 昨年、今年 […]
2025.11.09
ニューイヤー駅伝出場チームが決定! 3チームが記念大会枠獲得で40チーム 旭化成は40年連続の節目 MABPが初全国
来年元日の第70回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝、群馬県庁発着)の出場チームが、11月9日の中部・北陸、関西、中国地区予選の終了をもって出そろった。 ニューイヤー駅伝の出場枠は例年37チームだが、今回は70回の記 […]
2025.11.09
やり投・新井涼平が母校で引退試合「競技者としても人間としても成長」
男子やり投で今季限りでの引退を表明している新井涼平(スズキ)が11月8日、母校・国士舘大の記録会に出場して競技生活に別れを告げた。 1991年6月23日生まれの34歳。埼玉県長瀞町出身で、小学校時代はソフトボール部、中学 […]
2025.11.09
中国電力が2年ぶり22回目のV 6区・池田勘汰で逆転/中国実業団対抗駅伝
◇第64回中国実業団対抗駅伝(11月9日/広島・せら文化センター発着、7区間80.8km) 第64回中国実業団対抗駅伝が行われ、中国電力が3時間58分08秒の大会新記録で2年ぶり22回目の優勝を果たした。 中国電力は1区 […]
Latest Issue
最新号
2025年11月号 (10月14日発売)
東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望