2024.05.18
◇セイコーゴールデングランプリ(5月19日/東京・国立競技場)
世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・ゴールドのセイコーゴールデングランプリを前日に控えた5月18日、国立競技場で前日会見が開かれ、女子やり投の北口榛花(JAL)が登壇した。
すでにパリ五輪代表に内定している北口。金メダルを獲得したブダペスト世界選手権で2、3位に入り激闘を繰り広げたフロル・デニス・ルイス・フルタド(コロンビア)、マッケンジー・リトル(豪州)も出場する。
今季はダイヤモンドリーグ(DL)蘇州で62m97、水戸招待は61m38で2連勝を飾っているが、「自分の身体が満足に動ける状態で試合に臨めていない」と言う。
水戸招待以降はトレーナーややアドバイスをもらう解剖学を専門とする足立和隆氏(元・筑波大准教授)らと身体のチェックに努め、柔軟性を取り戻すことに注力した。
チェコのデイヴィッド・セケラック・コーチも来日しているが、「コンディショニング第一でやりたいと伝えました」。ここまで「水戸よりは良い状態になっています」という。
本番は夏のパリ五輪。「勝負もすごく大事ですが、今のコンディションをチェックできる試合にしたい」と先を見据えての試合運びになる。
同じく会見に登壇した走高跳のウ・サンヒョク(韓国)もダイヤモンドリーグ・ファイナルをともに優勝するなど、アジア人として世界と吾して戦う仲間。
「ウさんが東京に来てくれてうれしいです。ダイヤモンドリーグでもたまにお会いするとちょっとうれしいですし、力になります。これからもアジア人の枠を越えられるように頑張りたい」と話した。
これまで同大会で女子やり投はやや早い時間帯で行われることも多かったが、今ではフィールド種目のメインに据えられ、世界トップ選手が日本に集結するのも、北口がいるからこそ。
この大会の後は再び欧州へ渡る北口。本調子はまだまだここからだが、日本のファンにしっかり力を見せて弾みをつけるつもりだ。
セイコーゴールデングランプリは5月19日、国立競技場で行われる。大会の模様はTBSで中継される。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.10.26
-
2025.10.26
2025.10.18
【大会結果】第102回箱根駅伝予選会/個人成績(2025年10月18日)
2025.10.18
【大会結果】第102回箱根駅伝予選会/チーム総合(2025年10月18日)
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.10.26
ゲティチ1時間3分08秒で世界記録にあと16秒 男子はケジェルチャ58分02秒、アルムグレンが欧州記録/バレンシアハーフ
バレンシアハーフマラソンが10月26日、スペインの同地で行われ、女子ではA.ゲティチ(ケニア)が1時間3分08秒で2連覇した。 この記録は世界歴代2位の自己記録(1時間3分04秒)に続く、歴代パフォーマンス3位。ゲティチ […]
2025.10.26
走高跳・仲野春花が現役引退「自分と競技と向き合えた」17、18年日本選手権V、低迷期支えたジャンパー
女子走高跳の仲野春花(ニッパツ)が今季限りでの引退を表明した。 仲野は福岡県出身の29歳。母(牧子さん)は100mハードルで日本トップ選手だった。その影響もあり小1から陸上を始めた。 行橋中京中から中村学園女高へ進むと、 […]
2025.10.26
ハーフマラソン競歩は東洋大・逢坂草太朗1時間23分33秒で制覇 女子は永井優会が優勝/高畠競歩
◇第62回全日本競歩高畠大会(10月26日/山形・高畠まほろば競歩/1周1.0kmの周回) 来年秋に開催される名古屋アジア大会の代表選考会を兼ねた第62回全日本競歩高畠大会が行われ、ハーフマラソン競歩は男子が逢坂草太朗( […]
2025.10.26
最多出場校・福岡大が8位で11年ぶりシード!目標達成へ最後まで「熱いレース」やり遂げる/全日本大学女子駅伝
◇第43回全日本大学女子駅伝(10月26日/宮城・弘進ゴムアスリートパーク仙台発着6区間38.0km) 第43回全日本大学女子駅伝が行われ、城西大が2時間3分28秒で25年ぶり3度目の優勝を飾った。 白熱のシード争い。そ […]
2025.10.26
前回女王・立命大は5位「前半から出し切れなかった」98年からのトップ5継続/全日本大学女子駅伝
◇第43回全日本大学女子駅伝(10月26日/宮城・弘進ゴムアスリートパーク仙台発着6区間38.0km) 第43回全日本大学女子駅伝が行われ、城西大が2時間3分28秒で25年ぶり3度目の優勝を飾った。 連覇を狙った立命大は […]
Latest Issue
最新号
2025年11月号 (10月14日発売)
東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望