HOME 駅伝

2024.03.16

弘山勉・筑波大男子駅伝監督の後任として木路修平コーチが昇格 新体制で箱根駅伝目指す

筑波大の男子駅伝監督を務めていた弘山勉氏が今春からスターツの監督に就任するのに伴い、同大学のコーチを務めていた木路修平氏が4月1日付で男子駅伝監督(陸上競技部中長距離コーチ)に昇格することが関係者の話でわかった。

木路氏は56歳。京都・洛南高から筑波大に進み、中距離で活躍するかたわら箱根駅伝にも2度出場を果たしている。大学卒業後は1990年の大塚製薬陸上部創設時に1期生として入社。92年にチームが全日本実業団対抗駅伝に初出場を果たした際は4区を務めた。

現役を退いてからはコーチとして中野将春や岩佐敏弘、細川道隆など多くの選手の指導に携わる。その後、筑波大大学院で学んだのち、日本薬大コーチを経て、20年4月から筑波大男子駅伝コーチとして母校に戻っていた。

広告の下にコンテンツが続きます

弘山氏の退任は昨年末にチームに伝えられており、24年1月からは木路氏が中心となり選手たちを指導していたという。

筑波大は東京高等師範学校時代の1902年に陸上部を創設(当時は徒歩部)。1920年に行われた第1回箱根駅伝では早大、慶大、明大とともに出場し、優勝を飾っている。1980年代まではほぼ毎年箱根駅伝に出場を果たしていたものの、記念大会となった1994年の70回大会に出場してからは、長らく本戦からは遠ざかっていた。

しかし、2011年に「箱根駅伝 復活プロジェクト」が立ち上がると、クラウドファンディングなどで強化を進め、2020年の96回大会には26年ぶりに復活出場を遂げた。以降は予選会敗退が続いているが、新体制で箱根復権を目指していく。

筑波大の男子駅伝監督を務めていた弘山勉氏が今春からスターツの監督に就任するのに伴い、同大学のコーチを務めていた木路修平氏が4月1日付で男子駅伝監督(陸上競技部中長距離コーチ)に昇格することが関係者の話でわかった。 木路氏は56歳。京都・洛南高から筑波大に進み、中距離で活躍するかたわら箱根駅伝にも2度出場を果たしている。大学卒業後は1990年の大塚製薬陸上部創設時に1期生として入社。92年にチームが全日本実業団対抗駅伝に初出場を果たした際は4区を務めた。 現役を退いてからはコーチとして中野将春や岩佐敏弘、細川道隆など多くの選手の指導に携わる。その後、筑波大大学院で学んだのち、日本薬大コーチを経て、20年4月から筑波大男子駅伝コーチとして母校に戻っていた。 弘山氏の退任は昨年末にチームに伝えられており、24年1月からは木路氏が中心となり選手たちを指導していたという。 筑波大は東京高等師範学校時代の1902年に陸上部を創設(当時は徒歩部)。1920年に行われた第1回箱根駅伝では早大、慶大、明大とともに出場し、優勝を飾っている。1980年代まではほぼ毎年箱根駅伝に出場を果たしていたものの、記念大会となった1994年の70回大会に出場してからは、長らく本戦からは遠ざかっていた。 しかし、2011年に「箱根駅伝 復活プロジェクト」が立ち上がると、クラウドファンディングなどで強化を進め、2020年の96回大会には26年ぶりに復活出場を遂げた。以降は予選会敗退が続いているが、新体制で箱根復権を目指していく。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.18

甲佐10マイルに東京世界陸上マラソン代表・近藤亮太と小山直城がエントリー! 5000m代表・森凪也、前回覇者・玉目陸も

12月7日に熊本県甲佐町役場前をスタート・フィニッシュとする第50回熊本甲佐10マイルロードレースのエントリー選手が11月18日、発表された。 招待選手は既に発表されていたが、9月の東京世界選手権マラソンで11位に入った […]

NEWS 国内外のレースでトップアスリートたちが好記録を樹⽴! On「Cloudboom Strike」日本長距離界のホープ・篠原倖太朗がその魅力を語る
PR

2025.11.18

国内外のレースでトップアスリートたちが好記録を樹⽴! On「Cloudboom Strike」日本長距離界のホープ・篠原倖太朗がその魅力を語る

スイスのスポーツブランド「On(オン)」が昨夏に発売したマラソンレースに特化したレーシングシューズ「Cloudboom Strike(クラウドブーム ストライク)」の人気が止まらない。 抜群の履き心地、通気性、サポート力 […]

NEWS 中国全国運動会女子100mで16歳・陳妤頡が11秒10!U18世界歴代4位タイ&28年ぶりU20アジア新で大会最年少V

2025.11.18

中国全国運動会女子100mで16歳・陳妤頡が11秒10!U18世界歴代4位タイ&28年ぶりU20アジア新で大会最年少V

中国の総合スポーツ競技会の第15回全国運動会の陸上競技が11月17日、広東省広州市で行われ、女子100mでは16歳の陳妤頡が11秒10(+0.7)でこの種目大会最年少優勝を果たした。この記録はU18世界歴代4位タイ、U2 […]

NEWS クイーンズ駅伝「クマ対応」出没時間によって開催・中止を本部で決定 広瀬川沿い、1区の松島町、利府町内を警戒

2025.11.17

クイーンズ駅伝「クマ対応」出没時間によって開催・中止を本部で決定 広瀬川沿い、1区の松島町、利府町内を警戒

一般社団法人日本実業団陸上競技連合は11月17日、全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝in宮城/11月23日)における「クマ対応」を発表した。 頻発するクマによる被害を鑑みての対応。松島町の文化交流館前のスタート地点 […]

NEWS 長谷川体育施設が日本陸連のオフィシャルサポーティングカンパニーに “協働”と“共創”目指す

2025.11.17

長谷川体育施設が日本陸連のオフィシャルサポーティングカンパニーに “協働”と“共創”目指す

日本陸連は11月17日、新たな協賛企業として、スポーツ施設総合建設業の長谷川体育施設(本社・東京都世田谷区/仁ノ平俊和社長)が決定したと発表した。11月からの契約で、カテゴリーとしては「オフィシャルサポーティングカンパニ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top